会長選挙動向

エンリケ・リケルメがレアル・マドリードの会長選挙に立候補する意思を選挙管理委員会に正式に通知した。フロレンティーノ・ペレスにとって2004年以来となる実質的な対抗馬の出現となる。リケルメはすでに予算の15%にあたる1億8700万ユーロ超の保証金を確保しており、土曜日の深夜の期限までに正式に立候補を届ける。選挙は2026年6月7日に行われる見通しで、ソシオは5月14日から18日までに選挙人名簿を確認できる。リケルメは、『もちろん保証金はある。そうでなければこんな話はしていない。2、3日中にニュースがあるだろう』と自信を見せている。また、第7回国際フォーラムExpansiónでは、『我々と同行する人々は、レアル・マドリードで一歩を踏み出す道徳的かつ倫理的な義務がある』と強調した。さらに、『民営化がやってくるという発表があり、これがレアル・マドリードの歴史上最後の選挙になるかもしれない。我々はその民営化に同意していない。クラブはソシオのものであるべきだ』と、現体制下でのクラブの子会社株式売却の噂に強い懸念を示した。フロレンティーノ・ペレスは過去に『クラブの価値が100億でソシオが10万人なら、一人当たり10万ユーロになる。なぜならマドリードは彼らのものだからだ』『子会社は例えば5%、決して10%を超えない少数株を、非常に長期的にコミットし自己資金を提供する用意のある投資家に組み込むことができる』と発言していた。リケルメの掲げるプロジェクトの最大の目玉は、現在レッドブルのグローバル・サッカー・ディレクターを務めるユルゲン・クロップと、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドの獲得である。すでにハーランドの代理人とは接触しており、ペップ・グアルディオラのシティ退任が新たな道を開く可能性がある。理事会メンバーには、ダビド・メソネロやアンヘル・マルティンが副会長候補として挙がり、ビセンテ・ボルダの息子、フェルナンド・フェルナンデス・タピアスの息子、ロサウロ・バロ、ダマソ・キンタナなどの実業家が名を連ねている。一方で、リケルメが後援するE1シリーズのチームオーナーであるラファ・ナダルは、『レアル・マドリードの会長選の候補者に関係しているという情報を読んだが、これは事実ではないと明確にしたい。フロレンティーノ・ペレスはレアル・マドリード史上最高の会長だと思う』と、プロジェクトへの関与を完全に否定した。リケルメはナダルについて、『彼はスペイン史上最高のアスリートだ』と称賛している (via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)

レアル・マドリードTVとフロレンティーノへの告発

スペインサッカー審判協会(AESAF)が、国家反暴力委員会に対して2つの独立した告発を正式に提出した。1つ目の告発はフロレンティーノ・ペレス会長に対し、5月12日の記者会見およびその後のインタビューで審判団に対して組織的な腐敗、タイトルの強奪、不当な蓄財を非難した発言を対象としている。AESAFは、これらの発言が審判団への敵意と脅迫の環境を生み出し、個人的な尊厳と道徳的誠実さを損なうと主張。制裁手続きの開始とともに、新たな発言の即時停止を求める仮処分を要求している。2つ目の告発は、レアル・マドリードTVとクラブ本体に対するもので、過去4シーズンにわたって組織的に放送されてきた審判への非難動画が対象である。審判の指名が公式に発表された数時間後に、その審判の過去の判定を非難する動画を放送することで、試合前に意図的に公共のプレッシャーを生み出していると指摘。制裁金に加え、動画放送の即時中止、名指しされた各審判への慰謝料、そして審判団の尊厳を守るプログラムへの資金提供としての賠償を求めている (via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via Mundo Deportivo)

テバス会長の批判

ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、第7回ISDEスポーツコンベンションにて、フロレンティーノ・ペレスとレアル・マドリードの現状について痛烈な批判を展開した。会長選挙について、『フロレンティーノが選挙を招集したことには驚いた。リケルメについては知っているかどうか言うと悪く解釈されるから意見は言わない。彼には立候補する権利があり、もしそれを成し遂げ、素晴らしいプロジェクトを持っているなら、それを提示すべきだ』と述べた。さらに、『私はレアル・マドリードから冬眠状態にある』と冗談を交えつつ、『フロレンティーノがやりたいプロジェクトが分からない。5%、10%の売却について話されているが、具体的なことは何もない。リケルメは少しから始まって多くで終わることを心配しているのだろう。マドリードにとって代案が出るのは悪いことではない』と、民営化の動きを牽制した。また、フロレンティーノが7つのリーグ戦を盗まれたと発言したことに対しては、『いや、それは違う、真実ではない。私はその500ページの報告書を見たい。毎日ページが増えている。すべて見たい。我々にも報告書があるが500ページではない。あるクラブが審判の指名に影響を与えようとしたのは事実だが、だからと言ってマドリードが盗まれたというのは真実ではない。人々を騙してはいけない。レアル・マドリードTVやスポークスマンから物語が構築されており、サッカーや審判団、そしてレアル・マドリード自身にも大きなダメージを与えている。マドリードのファンに生み出してはいけない被害者意識だ』と強く反論。審判の告発に関しても、『普通の市民が言うのではなく、レアル・マドリードの会長が言うのだから、審判団に対して一定の緊張を生む可能性がある。法的に非常に重要な意味を持っている』と指摘した (via SPORT)

モウリーニョ復帰とスタッフ人事

来季の新監督としてホセ・モウリーニョの復帰が有力視されている。モウリーニョは復帰に際し、自身のメソッドである規律と準備を徹底する構えだが、クラブ内部の粛清は計画していない。モウリーニョの側近は、『彼はクラブに来て大掃除をするつもりはない。誰も敵視したり、遠ざけたり、解雇したりするつもりはない。彼はまとめ役になりたいのだ』と明言している。すでに2人の第2監督と専門スタッフを帯同させることが決定しているが、GKコーチのルイス・ジョピスやフィジカルコーチのアントニオ・ピントゥスは脇に追いやられる可能性が高く、代わりにヌーノ・サントスがGKコーチとして加わる見込みだ。さらにモウリーニョは、ロッカールームと理事会の架け橋となるクラブOBの入閣を復帰の条件として提示している。その候補としてアルバロ・アルベロアやトニ・クロースの名前がテーブルに載っている。ホルヘ・バルダーノはこの復帰の噂について、『モウリーニョはレアル・マドリードが抱えるすべての問題を解決する人物にはならないだろう。重要なポジションに選手を補強する必要がある。これまでの状況を見ると、ロッカールーム内でリーダーシップの革命も必要だ』と分析している。またバルダーノはファンに対し、『耐えてほしい。私は対立があってもレアル・マドリードのファンであり続ける。耐えろ、耐えろ。人生には良い時も悪い時も悲劇的な時もある』とアドバイスを送った (via MARCA)(via ElDesmarque)(via SPORT)

モルテン・ヒュルマンドへの関心

ホセ・モウリーニョが来季の補強リストの筆頭にスポルティングCPのMFモルテン・ヒュルマンドを登録した。クロースとモドリッチの退団により失われた、ゲームメイクとテンポをコントロールできる能力を持つ選手として、ヒュルマンドのプロフィールが完全に合致している。ヒュルマンドは今季スポルティングのキャプテンとしてほぼ全試合に出場し、身長1.85mの体格と的確な配球力でチームの中軸を担った。現在の市場価値は4500万ユーロだが、契約が2年残っているためスポルティングは5000万ユーロ以下では放出しない構えである。エドゥアルド・カマヴィンガのパフォーマンスが低下しており、クラブは彼を残す意向だが将来は不透明であるため、ヒュルマンドはオーレリアン・チュアメニの理想的な補完役として期待されている。モウリーニョは監督就任の条件として、補強に関して発言権を持つことを求めている。ヒュルマンドの他には、マンチェスター・シティのロドリやラインデルスの名前も挙がっている。一方、契約が残り1年のダニ・セバージョスは退団が濃厚で、クラブはチアゴのトップチーム昇格を検討している (via SPORT)

カルバハルの退団とアルベロアとの確執

今季限りでレアル・マドリードを退団するダニ・カルバハルのお別れ夕食会が水曜日に開催され、チームメイトやスタッフ、関係者が集まったが、現在の指揮官であるアルバロ・アルベロアは招待されなかった。アルベロアがトレント・アレクサンダー=アーノルドを重用した結果、カルバハルがスペイン代表としてワールドカップに出場する機会を失ったことが原因で、両者の関係は完全に破綻している。カルバハルは怪我がないにもかかわらず11試合連続で出番を与えられず、今季のスタメン出場は14試合中わずか5試合にとどまった。カルバハルは土曜日にサンティアゴ・ベルナベウで行われるアスレティック・クラブとの最終戦でスタメン出場し、マドリディスタに別れを告げる予定であり、クラブもこのレジェンドに対して感動的なトリビュートを準備している (via Esport3)(via MARCA)

最終戦アスレティック戦の欠場者・復帰者

今週土曜日のアスレティック・クラブ戦に向けたバルデベバスでのトレーニングが行われたが、複数の主力選手が欠席している。ヴィニシウス・ジュニオールはクラブの許可を得て個人的な理由で練習を欠席した。前節のセビージャ戦を終えて違和感を感じており、ワールドカップを控えているためリスクを冒さず、最終戦は欠場する見通しである。トレント・アレクサンダー=アーノルドもディーン・フイセンやアンドリー・ルニンと同じウイルス性疾患のため練習を欠席し、最終戦を欠場する。負傷中のエデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、ロドリゴ・ゴエスは引き続きリハビリを行っている。オーレリアン・チュアメニは右脛の不快感により室内で調整を行った。一方で、フェデ・バルベルデはチュアメニとの衝突による頭部外傷から回復し、通常練習に復帰。アスレティック戦でプレーする予定である。なお、アンドリー・ルニンは控えGKとしての残留を希望しているが、新監督と理事会との会談を経て将来が決定される。ティボー・クルトワの残留は確実であり、彼が新たなキャプテンに就任する可能性もある。なお、アスレティック・クラブはこの試合でナバラ州を含むエウスカル・エリアの地図が描かれた新ユニフォームを着用する予定であり、これに対してVoxが試合前に抗議行動を計画している (via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)

エンドリッキの帰還

オリンピック・リヨンへのレンタル移籍を終えたエンドリッキがバルデベバスに戻ってきた。彼はリヨンで21試合に出場し、1633分間のプレーで8ゴール8アシストという素晴らしい結果を残した。この活躍により、カルロ・アンチェロッティ率いるブラジル代表のワールドカップメンバーにも選出された。エンドリッキは木曜日に練習場を訪れてチームメイトと再会し、金曜日からは代表合流に向けてマドリードの施設で個別トレーニングを開始する (via SPORT)(via ElDesmarque)

ニコ・パスの買い戻しオプション

レアル・マドリードが買い戻しオプションを保有しているコモのMFニコ・パスに対し、インテル・ミラノが強い関心を寄せている。ニコ・パスは今季のセリエAで13ゴール7アシストを記録し、大ブレイクを果たした。インテルの副会長であるハビエル・サネッティはラジオ番組で、『彼のプレースタイルと彼の人柄がとても好きだ。幸運なことに彼のお父さんを知っていて、1998年のワールドカップでルームメイトだったんだ。2年間のイタリアサッカーで質を示し、素晴らしい選手になる道を歩んでいる。ビッグクラブが切望するのは間違いない』と彼を絶賛している (via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)

ユースのチャンピオンズカップ決勝

レアル・マドリードのフベニールAがチャンピオンズカップの決勝に進出した。グラナダとの準決勝では、相手が8人になる波乱の展開の中、延長戦の110分にハイメ・バロッソがPKを沈めて勝利を収めた。決勝は日曜日11時にアルカラ・デ・エナーレスのエル・バル市立競技場で行われ、UDラス・パルマスを下したFCバルセロナとのミニ・クラシコとなる。レアル・マドリードはこれまでに8回の優勝を誇る大会最多優勝クラブであり、今季のヨーロッパ・ユースリーグ王者として国内タイトル獲得を目指す (via SPORT)(via MARCA)

【本日の総括】

会長選挙に向けたリケルメの正式な立候補と、モウリーニョの復帰とスタッフ再編の話題でクラブ内外が大きく揺れ動いています。審判団からの告発やテバス会長の批判などピッチ外での緊張が高まる中、土曜日の最終戦ではカルバハルの退団試合が予定されており、欠場者も多数出るなど波乱のシーズン締めくくりとなりそうです。