シーズン総括とEL出場権獲得
ラ・リーガ最終戦でセビージャに1-0で勝利し、2シーズン連続となるヨーロッパリーグ出場権を獲得しました。イライクス・モリバのミドルシュートによる得点が決勝点となりました。セルタにとって2季連続の欧州大会出場は、ビクトル・フェルナンデス監督時代以来となる約30年ぶりの快挙です。55試合という過酷なシーズンを戦い抜いた疲労困憊のチームでしたが、一部で指摘されていたような気の弱さはなく、想像以上のキャラクターを証明してリーグ順位を向上させました。セビージャ戦の最後の給水タイムで、クラウディオ・ヒラルデス監督は選手たちに対し『あと20分でシーズンが終わるぞ』と声をかけました。これは1年前のヘタフェ戦で、アスパスが欧州復帰を決めるゴールを挙げる直前にかけた言葉と同じでした。試合後、バライードスのピッチで選手とファンが喜びを分かち合いましたが、予定されていたプラサ・アメリカでのパレードは気象庁の悪天候警報のため中止となり、選手たちはバカンスへ向かうため少し慌ただしい祝祭で幕を閉じました。数ヶ月前にフライブルクに敗れて欧州でやり残した仕事を、来季のELで完了させることが期待されています。(via SPORT)
クラウディオ・ヒラルデス監督とイアゴ・アスパスの契約延長
マリアン・モウリーニョ会長は祝賀会で、カンテラ中心のプロジェクトを牽引するクラウディオ・ヒラルデス監督とコーチングスタッフが2028年まで契約延長したことに深い感謝を示しました。『クラウディオと彼のチームに対し、このプロジェクトを信じ、契約を更新し、そして私たちの選手、私たちのカンテラに賭けてくれたことに感謝します』と述べ、スポーツ面・経済面でより強力なチームと互角に戦えることを証明した手腕を称えました。また、キャプテンのイアゴ・アスパスの契約延長にも言及し、『プロジェクトを信じ、契約を更新し、私たちに付き添ってくれておめでとう。私たちがどれだけあなたを愛しているか、そしてあなたがどんな意味を持っているか知っているでしょう。ありがとうキャプテン、この贈り物を与えてくれてありがとう』と語りかけました。8月に39歳を迎えるアスパスは引退を1年延期し、セルタでもう1年プレーすることを決断しています。アスパス自身も『素晴らしいシーズンが終わった。チームメイト一人ひとりの接し方に感謝したい。それが僕に、もう1シーズン契約を更新しようという考えと、力を与えてくれたんだ。僕の方からは、もう一度ヨーロッパに戻り、そしておそらくダービーがある素晴らしい最後のシーズンになるだろうね』と喜びを口にしました。さらにモウリーニョ会長はファンに向け、『今年はヨーロッパの各スタジアムで皆さんを見ることができ、全試合でバライードスを満員にし、私たち全員を感動させ、団結させ、さらに私たちの言語、文化、アイデンティティをスペイン、ガリシア、そしてヨーロッパ全土に教えてくれるあのアンセムを聞くことができて、本当に美しかったです』と語り、スタジアムを盛り上げました。(via ElDesmarque)
マルコス・アロンソの去就とCB陣の動向
35歳のベテラン、マルコス・アロンソは今季フィールドプレーヤーで最も多い43試合3,579分に出場し、カンテラ中心のチームにおいてロッカールームのリーダーであり、ヒラルデス監督のキーマンとなっています。クラブはアスパスと同様に1年間の契約延長オファーを数ヶ月前から提示しています。ヒラルデス監督はセビージャ戦後、『真っ先に彼に聞いたんだけど、あの野郎、一言も漏らさないんだよ』と冗談めかして語りましたが、クラブ側は彼が残留すると楽観視しています。本人はInstagramで契約更新を匂わせるメッセージを投稿し、『このグループの一員となり、水色の歴史を作れていることは非常に大きな誇りだ。シーズンを通してのサポート、そして特にチームメイトとコーチングスタッフに感謝している。僕たちは文字通り真のチームだったからね。みんなおめでとう。今は休んでバッテリーを充電しよう』と綴気を語りました。12月に36歳になるアロンソは数日中にオファーに返答する見込みです。マルコ・ガルセスSDとヒラルデス監督は火曜日に夏のプランを練る会談を行いますが、クラブはアロンソを休ませることができる左利きのセンターバック兼サイドバックを市場で探しています。今季その役割を担ったカルロス・ドミンゲスはレンタルか完全移籍で退団の可能性があり、ミハイロ・リスティッチは契約満了でビーゴでの3年間に終止符を打ちます。(via ElDesmarque)
オスカル・ミンゲサの退団
オスカル・ミンゲサがセルタからの契約延長オファーを拒否し、6月の契約満了に伴いフリーで退団することが確実となりました。数日中に公式発表される見込みです。代理人を変更したことで彼の未来はビーゴから遠ざかっていました。クラブ側はチーム最高給クラスとなる年俸総額約400万ユーロのオファーを提示していましたが、ユベントスやプレミアリーグのクラブからのオファーには遠く及びませんでした。バルセロナから移籍して4シーズンで147試合に出場し7ゴール15アシストを記録、ヒラルデス監督のもとでスペイン代表デビューも果たしたミンゲサは、プリメーラで完全に定着しました。セビージャとの最終戦では、監督の配慮でアディショナルタイムに1分間だけ途中出場し、バライードスのファンからお別れのオベーションを受けました。アイドゥーやセルビ、リスティッチではなく彼を起用したのは明確な別れのメッセージでした。なお、バルセロナは彼の経済的権利の50%を保有していましたが、フリー退団により完全にコントロールを失い利益を得られなくなりました。(via ElDesmarque / SPORT)
クラブの財政状況と売却候補
セルタは現在、厳しい夏に直面しています。現在の会計年度で赤字を出さないために、6月30日までに選手の売却で約1800万ユーロの移籍金収入を得る義務があります。ヨーロッパリーグによる大幅な収入増があったにもかかわらず、当初予定されていた3200万ユーロの赤字は1400万ユーロしか削減されていません。そのため、イライクス・モリバやウィリオット・スウェドベリといった、若さとパフォーマンスから最も評価の高い選手が売却候補に挙がっています。イライクスは昨年夏に600万ユーロで獲得し、魅力的なオファーがあれば売却するという約束がありました。小規模な取引で資金を捻出できなければ、彼らのどちらかが移籍する可能性が高い状況です。(via ElDesmarque)
ボルハ・イグレシアスのW杯スペイン代表選出
ボルハ・イグレシアスがルイス・デ・ラ・フエンテ監督により、スペイン代表の2026年W杯メンバー26人に選出されました。監督は彼の背中でのポストプレーや、ボールを持たない時のインテリジェンスを高く評価しています。ミケル・オヤルサバルが理論上のスタメン9番ですが、ボルハには2010年W杯でスペインが優勝した際のフェルナンド・ジョレンテのような役割が期待されています。シーズン終盤の1ヶ月で3ゴールを挙げて復調し、今季は公式戦合計18ゴール(リーグ戦14、EL2、コパ2)と3アシストを記録。自身の得点記録まであと3ゴールに迫りました。13ゴール中4ゴールがベンチスタートからと、途中出場からの活躍も評価材料となりました。セルタのカンテラ出身選手としては、2018年のイアゴ・アスパス、1994年のホルヘ・オテロに続くW杯代表選手となります。(via SPORT)
フェラン・ジュグラのコメント
今季44試合で11ゴールを記録し、チーム第2の得点源となったフェラン・ジュグラが、セビージャ戦後にミックスゾーンでコメントしました。EL出場権獲得について『とても幸せで満足している。僕たちは一致団結したグループだ。みんなで一つになって、一緒にお祝いしたいね。僕たちはファンをこの状況に甘えさせてしまっているね』と笑いながら喜びを表現しました。しかし同時に、『この結果は評価されるべきで、とても幸せだし、何年も続けられればいいけど、地に足をつけて謙虚になり、他のチームより自分たちが上だと思い込まないようにしなければならない。来シーズンは再び非常に厳しいものになるだろうから、たくさん努力して期待に応えなければならない。僕たちは高い目標を掲げているけど、地に足をつけて、今まで通りに努力を続ける必要があるね。夢と野心を持ちつつも、地に足をつけてね』と謙虚な姿勢の重要性を説きました。また自身のシーズンについては『ヒラルデス監督のシステムに適応するのは想像以上に時間がかかったけど、最終的にはとても上手くいった。精神的にも肉体的にも最高の状態にある。シーズンが終わってしまうのが悲しいよ。調子がいいからね。来シーズンに向けてどう準備すべきか分かっている。僕のシーズンは尻上がりだった。とても良い形で終われたから、もう少しシーズンが長ければ僕にとってはもっと良かったんだけどね』と冗談交じりに振り返りました。(via ElDesmarque)
デポルティーボの昇格とダービー復活
デポルティーボ・ラ・コルーニャがバジャドリードを下して8年ぶりにプリメーラ・ディビシオンへの昇格を決めました。これにより、来季は8シーズンぶりにスペイン屈指のライバル対決である「オ・ノソ・デルビ(ガリシアダービー)」が復活します。これまで公式戦で125回行われ、両者48勝ずつ、29引き分けという完全に互角の成績を残しています。セルタは公式SNSで『オ・ノソ・デルビがプリメーラ・ディビシオンに帰ってくる!この復帰への道を完了させたこと、おめでとう、デポルティーボ。ラ・リーガで会おう』といち早く祝福のメッセージを送りました。(via ElDesmarque)
小ネタ: アンス・ファティの観戦
バルセロナからモナコにレンタル移籍中のアンス・ファティが、バライードスのスタンドでセルタ対セビージャ戦を観戦しました。アンスはセルタの100周年記念黒ユニフォーム「Oliveira dos Cen Anos」を着用し、トリブナ・バハにあるイライクス・モリバのボックス席に座っていました。これはバルセロナのカンテラ時代からの親友であるイライクスを応援するための訪問で、自身のInstagramにも試合を見ている短い動画を投稿しています。アンス・ファティは過去にセルタへの移籍が噂されたこともありましたが、彼の高額な給与はセルタには到底手が届かないものであり、さらにモナコが約1100万ユーロで買い取る見込みです。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
過酷なシーズンを戦い抜き、約30年ぶりとなる2季連続のEL出場権獲得で幕を閉じたセルタ。ヒラルデス監督と主将アスパスの契約延長という朗報の一方で、財政難による主力売却の必要性やミンゲサの退団確実など、来季に向けた変革の波が押し寄せています。B・イグレシアスのW杯選出やガリシアダービーの復活など、ピッチ外の話題も尽きない熱い夏が始まります。