フリアン・アルバレスの移籍騒動とクラブの強硬姿勢
🕷️ フリアン・アルバレスの去就が夏の移籍市場で最大の焦点となっている。本人が退団の意思を表明したことで騒動が勃発したが、アトレティコ・マドリードのエンリケ・セレソ会長は移籍を断固として拒否する姿勢を鮮明にした。
セレソ会長はメディアに対し、『何も意見することはない。皆さん状況はよくご存知だろうが、彼はアトレティコ・マドリードの選手であり、これからもアトレティコ・マドリードの選手であり続ける。我々は不意を突かれたが、やるべきことをやった。彼はアトレティコ・マドリードの選手であり、誰からもオファーはないし、仮にオファーがあったとしても、我々は彼を売りたくないと言ったのだ。我々は彼を売る気はない、それだけだ』と語り、売却の意思が全くないことを強調した。
実際にクラブは、レアル・マドリードからの1億5000万ユーロという巨額のオファーも突き返している。さらにFCバルセロナが正式なオファーを提示したことに対し、アトレティコはバルセロナがクラブの許可なく契約中の選手(2030年まで契約)と無断で接触・交渉したとして、FIFAおよびRFEF(スペインサッカー連盟)に提訴する強硬手段に出た。バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は『アトレティコは代わりの選手がいないから売らないと言っていた。代わりが見つかったら興味があるか』と反論し、アトレティコの提訴について『嫌がらせをしたい人がいるのかもしれない』と理解に苦しむ態度を示しているが、アトレティコ側は主力をライバルクラブに強化目的で手放す気はなく、徹底抗戦の構えを崩していない。(via ElDesmarque)
アレハンドロ・グリマルドの獲得を公式発表
🇪🇸 夏の最初の補強として、アレハンドロ・グリマルドの獲得が正式に決定した。バイエル・レバークーゼンからの移籍となり、移籍金は約2200万ユーロ。現在スペイン代表としてワールドカップに参加中のグリマルドは、合宿所から2030年までの新契約にサインを済ませた。
この移籍について、代表でチームメイトであり、先日レアル・マドリードに移籍したばかりのマルク・ククレジャが反応を示した。ククレジャは『私の家の近くに家を買わないでほしいね、あまり頻繁に顔を合わせたくないから。でも彼は私の友人だから、彼が望んでいたこの移籍を果たせたことはとても嬉しいよ。近くに友人が増えたわけだし、会えることを願っているよ』と、ライバルクラブに加入した友人へ冗談交じりの歓迎メッセージを送っている。(via SPORT)
マテウ・アレマニー主導による新戦力補強の動き
👔 プロサッカーディレクターのマテウ・アレマニーが、次期シーズンのチーム編成を急ピッチで進めている。当初狙っていたベルナルドとククレジャをレアル・マドリードに奪われたものの、素早くプランBに移行し、複数のオペレーションを同時進行させている。
まず、昨季の悩みの種であった守備的ミッドフィルダー(5番)の補強として、スポルティングCPのモルテン・ヒュルマンドが最優先ターゲットとなっている。以前から狙っていたジョアン・ゴメスの獲得交渉が、代理人との関係悪化により冷え込んだためだ。すでにヒュルマンドとは個人的な合意に達しており、現在はクラブ間で3500万から4000万ユーロ付近での移籍金交渉が行われている。アトレティコとしては、この金額を可能な限り引き下げたい意向を持っている。
さらに、創造性をもたらす選手の補強として、パリ・サンジェルマンのイ・ガンインの獲得にも動いている。PSGで出場機会に恵まれなかった韓国代表MFに対し、約3000万ユーロにボーナスを加えた条件で2031年までの契約を提示しており、現在は細部の調整を待っている状況だ。
また、昨季アトレティコにレンタル移籍し、公式戦37試合で5ゴールを記録したニコ・ゴンサレスの復帰も目指している。ディエゴ・シメオネ監督が熱望しており、保有元のユベントスとは約2500万ユーロでの完全移籍、選手のトレードを含めた減額、あるいは再レンタルなど、様々な選択肢を模索しながら粘り強く交渉を続けている。(via MARCA)
キャプテンのコケが2027年まで契約延長
©️ クラブの象徴でありキャプテンのコケ(ホルヘ・レスレクシオン・34歳)が、2027年6月30日までの1年間の契約延長にサインした。MLSのアトランタ・ユナイテッドなどから関心が寄せられていたが、自身の人生のクラブでのプレー続行を決断した。
コケはアトレティコの歴代最多出場記録(740試合出場、50ゴール、122アシスト)を保持しており、シメオネ監督体制下での全8タイトル獲得に貢献してきた唯一の選手でもある。獲得タイトル内訳は、ラ・リーガ2回、コパ・デル・レイ1回、ヨーロッパリーグ2回、UEFAスーパーカップ2回、スーペルコパ・デ・エスパーニャ1回。歴代1位のアデラルドの10タイトルに迫っている。
契約延長に際し、コケは『自分の人生のクラブでもう1シーズン続けられることを誇りに思う。個人的には、昨シーズンは高いレベルで競争でき、自分が一番好きなピッチ上でチームメイトを助けることができたので、とても特別なシーズンだった。ピッチの内外でチームメイトを助けられることを誇りに思っている。これがただの1年にならず、もっと長く続くことを願っているし、そのために努力するつもりだ。チームとして最も重要なことは、タイトルを獲得することだ。ここ数年タイトルから遠ざかっているが、ファンもチームもクラブも、タイトルを獲得し、我々全員が望んでいるネプトゥーノ(祝祭の場)に戻ること以外、何も考えてはいけない』と、タイトル奪還に向けた強い決意を語った。(via MARCA)
退団選手と新たなストライカー候補
👋 チームの顔であったアントワーヌ・グリーズマンのMLSへの移籍が決定した。また、クレマン・ラングレもベンフィカへ移籍することが発表されており、チームの再編が急務となっている。
新たな攻撃陣の補強候補として、クラブ・ブルッヘに所属するニコロ・トレソルディに関心を寄せている。将来有望な若手フォワードとしてシメオネ監督のオプションに加えたい考えで、すでに選手周辺との接触を図っている。市場価値は最低でも3000万ユーロと見積もられている。
また、クラブのレジェンドであるキコ・ナルバエスは、ラジオ番組「Carrusel Deportivo」にて、フリアン・アルバレスが退団した場合の理想の代役について言及した。『もしフリアン・アルバレスが退団した場合に獲得してほしいストライカーがいる。28歳で、不可能だとはわかっているがね。彼をミラノから引き抜くのは至難の業だ。ラウタロ・マルティネスだよ。でも彼をあそこから連れ出すのは誰にもできない。彼は神のように暮らし、現状に満足し、キャプテンであり、ボスだからだ。彼をそこから引き抜くのは非常に複雑だ』と語り、インテルのエースを夢の補強候補として挙げた。(via SPORT)
アレックス・バエナの代表での活躍とコメント
🇪🇸 アトレティコ・マドリードのミッドフィルダー、アレックス・バエナは現在スペイン代表としてワールドカップに参加し、ウルグアイ戦で決勝ゴールを決めるなどチームの勝利に貢献している。ラウンド32のオーストリア戦を前にメディアの取材に応じた。
ワールドカップへの意気込みについて、『最終的に我々はワールドカップで優勝するためにここに来た。それを成し遂げるだけの十分なチームが我々にはある。初日から自信はとても高い』と力強く語った。
チームのパフォーマンスに対する批判や現状については、『プレーの面でも悪くない。この数年間我々を特徴づけてきたボールスピードが今は出せていないかもしれないが、少しずつ良くなっている。各試合はそれぞれ異なる世界だ。対戦相手は我々に対する準備をどんどん進めてきており、我々の守り方を熟知している。我々も人間であり、毎日同じように良いプレーができるわけではないが、チームは良い反応を見せている。勝てばすべてが良く、負ければ批判が増える。我々は自分たちのこと、やるべきことに集中している。外では常にノイズがあるものだ』と冷静に分析した。
さらにプレッシャーについて、『我々にとっては、我々が世界最高の代表チームだ。現ヨーロッパ王者なのだから。我々に勝つのは非常に難しいし、誰もが我々に勝ちたいと思っている。それもまた美しいことだ』と誇りを口にし、個人としても『常にプレーしたいし、出場時間を増やしたいが、最も重要なのはチームだ』とフォア・ザ・チームの姿勢を強調した。
また、新たにアトレティコに加入したアレハンドロ・グリマルドについて聞かれると、『彼には私の隣にいてほしかったし、それが叶った。とても嬉しいよ』と、代表チームメイトのクラブ加入を大いに喜んだ。(via Estadio Deportivo)
元カンテラーノのハビ・モンテロの動向
🔍 アトレティコ・マドリードの下部組織出身で、かつてトップチームでのデビュー経験も持つ27歳のセンターバック、ハビ・モンテロが、UDラス・パルマスの補強候補に挙がっている。昨シーズンはマラガのプリメーラ昇格に貢献し、プレーオフを含む30試合に出場したが、出場試合数による自動契約延長オプションの条件を満たせず契約満了となった。現在はフリーエージェントとして新たな所属先を探している状況だ。(via SPORT)
【本日の総括】
フリアン・アルバレスの移籍を巡るバルセロナとの対立が激化する中、グリマルドの獲得やコケの契約延長など、来季に向けた着実なチーム作りがマテウ・アレマニー主導で進められています。