ジュリアン・アルバレスのバルサ移籍希望と緊迫する練習合流の全貌
バルセロナへの移籍を熱望するジュリアン・アルバレスを巡る状況が緊迫しています。月曜日にマドリードへと戻りメディカルチェックを済ませたアルバレスですが、練習場にディエゴ・シメオネ監督やCEOのミゲル・アンヘル・ヒル・マリーンが不在だったことに不満を抱いています。実は10日ほど前にヒル・マリーン氏へ面会を求めていたものの、取り合ってもらえず『話すことは何もない。10日に会おう』とだけ返答されていました。アルバレスはすでにロッカールームのチームメイトたちに向けて『僕のことは当てにしないでほしい』と退団の意思を吐露しており、月曜日午後には代理人のフェルナンド・イダルゴ氏と今後の動きについての緊急ミーティングを行いました。
火曜日には、代理人イダルゴ氏の運転する車で他のインターナショナル選手とは異なる時間帯にマハダオンダの練習場へ到着。午前中の個別トレーニングを経て、午後にはイ・ガンインや他の代表組と共にジムでのトレーニングセッションに合流しました。練習場にはフットボールディレクターのマテウ・アレマニー氏も姿を見せましたが、代理人とはすれ違いとなり対話はありませんでした。アレマニー氏はこれまでアルバレスのバルサ売却交渉を公に否定しており、バルサ側も交渉の難航を見据えて代替案としてラウタロ・マルティネスの獲得を視野に入れ始めています。
チームメイトたちはアルバレスが残留してチームを助けることを望んでおり、『一度周囲の人々に対して公に謝罪し、もう一度信頼を取り戻してゼロからスタートするべきだ』とアドバイスを送っています。また、かつてバルサやアトレティコで活躍したルイス・スアレスもアドバイスを送っており、自身が2013年にリヴァプールからアーセナルへの移籍を志願した際、キャプテンのジェラードに『今年はここに残って素晴らしいシーズンにしよう。そうすれば来年はバルサでもマドリーでも好きな場所に行ける』と説得されて残留し、サポーターから愛される最高のシーズンを送った経験を回想。『シメオネ監督やクラブがジュリアンを説得し、今年はアトレティコが勝つ年だと信じ込ませることができれば状況を変えられるかもしれない』と語っています。水曜日にはシメオネ監督がイビサ島から復帰して全体練習に戻るため、ついに指揮官とアルバレスによる直接会談が行われる予定です。(via ElDesmarque / via Mundo Deportivo / via MARCA)
W杯決勝組の合流とリーグ開幕を目前に控えたシメオネ監督の深い懸念
W杯を戦い抜いた代表選手たちの合流はチームの底上げを約束する一方で、指揮官にとっては大きな頭痛の種となっています。シメオネ監督は、決勝や準決勝を戦った国際的代表選手が10名もチームにいたことを誇りに思うと同時に、必要な休暇を与えた結果としてプレシーズン期間中に主力の大部分を欠いたまま調整せざるを得なかった状況を非常に深刻に捉えています。
シメオネ監督は『10人もの国際的な代表選手がW杯の最終盤まで戦い抜いたことは素晴らしく名誉なことだ。しかし、彼らに必要な休暇を与えたため合流が遅れてしまった。リーグ開幕まで残り9日しかないというのに、まだチーム全体でのトレーニングすらできておらず、チームとして一度も実戦を戦えていない。この状況には正直なところ非常に大きな危機感を抱いており、今後直面するであろう困難を今のうちから見つけ出して事前に対処していかなければならない』と語り、チーム作りの大幅な遅れを認めました。
それでも、マルコス・ジョレンテ、マルク・プビル、アレハンドロ・グリマルドといった主力陣がトレーニングを再開しており、グリマルドやジュリアーノ・シメオネ、アレックス・バエナらは予定よりも前倒しで練習に戻って調整を急いでいます。さらに新加入のイ・ガンインは、プレシーズンで遅れた分を1秒でも早く取り戻すため、マハダオンダのジムセッションに自主的に加わるなど熱意をみせており、水曜日からはシメオネ監督のもとでグループ練習に完全合流します。チームは来週水曜日に本拠地メトロポリターノで行われるマレーガとの開幕戦、そしてその前に予定されている金曜日のマルセイユとのプレシーズン最終戦に向けて時間との戦いに挑んでいます。(via MARCA / via Mundo Deportivo)
シメオネ監督が明かす今季の野望とプレースタイル論争への鋭い反論
シメオネ監督はフランスのサッカー専門誌「France Football」のインタビューに応じ、チーム再生への自信と、アトレティコにまとわりつくプレースタイルへの批判に対して皮肉を交えた反論を展開しました。シメオネ監督は『クラブは私に戦術を実行し、高い競争力を維持するための十分なツールを与えてくれると確信している』とフロント陣への信頼を口にしました。
長年議論されている「攻撃的サッカーか守備的サッカーか」というテーマについて、監督は『本質的にすべての指揮官は勝ちたいという共通の目的を持っている。ただ攻撃か守備かという議論が過熱しているだけだ。私個人としては、攻撃的サッカーを信奉しているとされる監督たちが、もし失点を増やすことなく別のチームを指揮した際、これまでと同じように攻撃的なサッカーを展開できるのか、あるいは守備的に戦わざるを得なくなるのかをぜひとも見てみたい』と切り込みました。
さらに、チームの堅実さを取り戻すという明確な目標を掲げ、『昨シーズンは特にチャンピオンズリーグで非常に悪い守備スタッツを記録してしまったため、失われてしまった守備の安定感を取り戻したい。あれほど守備が不安定だったにもかかわらず、チャンピオンズリーグで準決勝まで進出できたのだから、我々がいかに素晴らしい攻撃を仕掛けていたかという点を、誰もまともに評価してくれないのは不思議なことだ。なぜ評価されないのか。それは我々がアトレティコだからであり、そうした守備的なチームという固定観念が世間の評判として定着しているからだ。また、今シーズンは中盤の選手たちにもっと多くの得点を求めている』と率直な思いを述べています。(via Mundo Deportivo)
トッテナムDFクティ・ロメロ獲得合意と複数クラブとの争奪戦の裏側
ディフェンスラインの再建を図るアトレティコが、アルゼンチン代表DFクリスティアン・「クティ」・ロメロ(トッテナム所属、28歳)の獲得に関して合意を取り付けました。ロメロにはアトレティコのほか、バルセロナ、インテル、アーセナルといった欧州のビッグクラブからオファーが届いていましたが、最終的にアトレティコの提案を受け入れることを決断しました。その決定的な理由は、シメオネ監督が過去3回の移籍市場すべてにおいて熱烈にアプローチし続けた誠意にありました。
ロメロはトッテナムと2029年までの契約を結んでおり、ロンドン側は放出の条件として最低4000万ユーロを要求していました。アトレティコによる最初の提示額は3000万ユーロで、インテルも3500万ユーロを提示していましたが、最終的にアトレティコとトッテナムは4500万ユーロ前後での移籍金で詳細を詰める段階に入っており、現在は給与やボーナスの最終確認が行われています。ロメロ自身はすでにアトレティコ入りを最優先としており、現在はコルドバで休暇を過ごしながら移籍手続きの完了を待っている状態で、早ければ火曜日、遅くとも水曜日にはマドリードへ到着する見通しです。(via SPORT / via ElDesmarque)
DFルッジェーリのアストン・ヴィラ移籍と後釜候補サリナス獲得の行方
左サイドバックのマッテオ・ルッジェーリ(24歳)が、イングランドのアストン・ヴィラへの移籍に向けてマドリードを離れる最終段階に入っています。ルッジェーリの親しい友人がインスタグラムに「素晴らしい旅の最終ページ、さようならマドリード」というメッセージと共に練習場や引っ越し用の荷物の写真を投稿し、これにルッジェーリ本人が『偉大なる兄弟』と愛情を込めて返信したことで、退団が確実となりました。移籍金は固定1800万ユーロ、さらに変動ボーナスを含めて最大2000万〜2500万ユーロ程度になるとされており、アストン・ヴィラがPSGと対戦するUEFAスーパーカップ終了後に正式発表される見込みです。
ルッジェーリの売却が成立し次第、アトレティコはラシン・サンタンデールの19歳の有望なディフェンダー、ホル Jorge・サリナスの獲得に本腰を入れます。ラシン側はサリナスの契約解除金である1600万ユーロの満額支払いを求めており、ディレクターのチェマ・アラゴン氏は『アトレティコからレンタル選手などを絡めたトレードの提案で移籍金を下げるつもりはない。ラシンとしては9月2日の市場閉幕までサリナスをチームに留めたい』と強気の姿勢を崩していません。しかしラシンはアトレティコとの直接交渉には応じる姿勢を見せており、アトレティコ側は移籍金1600万ユーロの支払いに加え、アルナウ・オルティスやオベド・バルガスといった若手選手をラシンへローン移籍させる方向で交渉を進めています。(via Mundo Deportivo / via ElDesmarque)
DFナウエル・モリーナのローマ移籍決定とニコ・ゴンサレス獲得の冷え込み
人員の刷新が進む右サイドバックでは、アルゼンチン代表DFナウエル・モリーナのローマ移籍が秒読みとなっています。モリーナは月曜日にすでにローマの空港へ到着しており、出迎えた大勢のローマのファンから英雄のような熱烈な歓迎を受けました。メディカルチェックを通過した後、固定と変動を合わせて約1700万ユーロに達する移籍金で正式発表が行われる見通しです。
一方で、昨シーズン終了時点では獲得リストの最優先に挙げられていたユヴェントスのニコ・ゴンサレスに関する交渉は、ここ数日の間で急速に冷え込んでいます。現時点でアトレティコとユヴェントスとの話し合いは停滞しており、かつてのようなスムーズな合意は難しい状況ですが、完全に破談したわけではないため、今後の市場の動き次第で再び交渉が活性化する余地は残されています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
バルサ移籍を強硬に志願するジュリアン・アルバレスの去就やチームメイトからの和解の忠告、そして水曜日に復帰するシメオネ監督との直接対決を控え、アトレティコは緊迫した空気に包まれています。一方でクティ・ロメロ獲得の秒読み段階やルッジェーリ、モリーナの放出など、ディフェンスラインの抜本的な刷新が進んでおり、来週水曜日のマレーガ戦に向けた新生アトレティコの骨組みが急ピッチで形成されています。