移籍市場の最終収支報告と約6000万ユーロの超戦略的使い道

今夏のバルサは、デコSD、ボヤン・キルキッチ、そしてハンジ・フリック監督が完全に連携し、ジョアン・ラポルタ会長の全面的な信頼のもとで動きました。ついに1:1ルールに復帰したものの、プレミアリーグの資金力に対抗するため、極秘かつ効果的なアプローチが取られました。💸

今夏の総投資額は、固定1億7400万ユーロ(最大4450万ユーロの変動出来高)。これはレアル・マドリード(2億2500万ユーロ)に次ぐラ・リーガ2位ですが、チェルシーなどのプレミア勢からは程遠い規模です。

獲得選手のフェアプレー枠(FPF)消費額は計1億3250万ユーロ。内訳は、ロドリが4620万ユーロ、ゴードンが3000万ユーロ、アデエミが2000万ユーロ、ジェズスが1800万ユーロ、カンセロが1200万ユーロ、ビシウが370万ユーロ、リヴァコヴィッチが250万ユーロ。さらに、アンドレアス・クリステンセンの契約更新に900万ユーロ、カンテラのシャビ・エスパルトとブライアン・ファリニャスのトップ登録に各75万ユーロが消費されました。

一方、放出によるFPF創出・節約は計1億3380万ユーロ。フェラン・トーレスのPSG完全移籍で4850万ユーロの移籍金を獲得し、FPFでは計6300万ユーロを節約。これはマンチェスター・シティへの更新ボーナス800万ユーロの免除や、PSGへの5500万ユーロ以上での売却に伴うボーナス1000万ユーロを含みます。また、ロナルド・アラウホのリヴァプールへのレンタル移籍(100%の給与をリヴァプールが負担)で1600万ユーロを創出、トミー・マルケスのスポルティング・ブラガへの売却で1100万ユーロ、テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍(アヤックスの給与負担は10%のみだが放出)、ククレジャ(130万ユーロ)、グリマルド(80万ユーロ)、ニコ・ゴンサレス(190万ユーロ)などの育成権利による売却益、さらにマルク・カサドのデポルティーボへのレンタル移籍(給与の極一部をデポルが負担)が含まれます。

この結果、バルサの手元には現在約6000万ユーロの利用可能なFPF枠が残っています。デコSDはこの余裕を把握しており、1月の市場で動くためのカードとなります。

また、この枠を1月に使わなかった場合、ラ・リーガに対して来季の総年俸上限(LMS)にスライド(75%分が上限引き上げとしてカウント)させる申請も可能です。バルサは来季の開幕数ヶ月、Spotifyカンプ・ノウの屋根設置工事のためにモンジュイック・スタジアムへ一時移転するため、入場料収入の減少に伴いLMSが引き下げられる予定です。そのため、今回の余剰枠を来季のLMS上乗せにスライドさせるという極めて戦略的な選択肢も検討されています。(via SPORT, Mundo Deportivo)