カンテラ優先主義が生むマドリーとの圧倒的な哲学の違い
バルセロナの強さの源泉である下部組織(カンテラ)の運用について、宿敵レアル・マドリードとの間に横たわる決定的な哲学の違いが浮き彫りになっています。🔴🔵
レアル・マドリードは今夏、ニコ・パス(6000万ユーロ)やゴンサロ(4000万ユーロ)、ビクトル・ムニョス(2000万ユーロ)などのカンテラ出身者を次々と売却し、約2億ユーロ近い資金を市場で稼ぎ出しました。これはスタジアム建設のコスト超過などを埋めるための「資金調達を目的としたカンテラ」の側面が強いと言えます。
これに対し、バルセロナの哲学は「カンテラをファーストチームの第一選択肢とし、外部から無駄な補強をしない」という信念に基づいています。バルトメウ元会長時代に膨らんだ莫大な負債と、メッシの退団という未曾有の危機からバルサを救い出したのは、まさにカンテラの力でした。ラミン・ヤマルを筆頭に、マルク・ギウ、デポルへ移籍したカサドなど、カンテラから次々と主戦級が供給されています。
カンテラ選手は初期の給与も抑えられるため、巨額の移籍金と給与を必要とする外部補強に比べてクラブの財政を大きく助けます。『下部組織からラミン・ヤマルを自らの手で育てること』と、『外部からディオマンデのような選手を大金で買うこと』のどちらがクラブとして健全で、ファンを熱狂させるかは明白です。バルサのこのカンテラ優先主義こそが、現在のラ・リーガ最年少チームの強さを支えています。(via MARCA)
【本日の総括】
今夏のバルサは、ただ補強を行うだけでなく、長期的ビジョンとカンテラの融合、そして巧妙な財政コントロールを高いレベルで実践しています。残された6000万ユーロのフェアプレー枠という大きな武器を手に、ピッチ内外で更なる飛躍を遂げるための完璧な土台が整いました。