プレシーズン初戦:エウロパに4-1で勝利と若手の躍動

FCバルセロナはシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールにて、プリメーラRFEFに所属し昨季2部昇格プレーオフ決勝まで進んだCEエウロパと、今夏最初のプレシーズンマッチとなる非公開の練習試合を行い、4-1で勝利を収めました。試合はトレーニングセッションの補完として位置づけられ、メディアや観客は完全にシャットアウトされました。ハンジ・フリック監督はワールドカップ参加により多くの主力選手が休暇中であるため、Bチームやフベニールの選手を主体とした若手中心のスタメンを送り出しました。先発メンバーは、GKにシュチェスニー、ディフェンスラインは右からエクトル・フォルト、アンドレアス・クリステンセン、ジェラール・マルティン、ジョフレ・トレンツ。中盤にはギジェ・フェルナンデス、ブリアン・ファリーニャス、イブラヒム・ディアラが並び、前線はルーニー・バルドグジ、エジプト代表としてW杯に参加し敗退後わずか5日で休暇を返上して合流したハムザ・アブデルカリム、そしてシェーン・クライファートという顔ぶれでした。

試合は前半からバルサが主導権を握り、ギジェ・フェルナンデスとブリアン・ファリーニャスが中盤で攻撃の組み立てやハイプレスにおいて際立ったプレーを見せました。前半13分にイブラヒム・ディアラが先制点を挙げ、29分にはエルチェへのレンタル移籍から復帰したエクトル・フォルトが追加点を奪って2-0としました。エウロパも前半40分にフラビオのゴールで1点を返しましたが、フリック監督がハーフタイムにほぼ全選手を入れ替えた後半もバルサの優位は揺るぎませんでした。後半開始早々の48分に16歳の逸材エブリマ・トゥンカラが3点目を決め、58分にはアレックス・ゴンサレスが4点目を奪って勝利を決定づけました。後半にはアヤックスへの移籍が近づくマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンや、マルク・カサド、シャビ・エスパルト、トニ・フェルナンデス、トミー・マルケス、オリアン・ゴレンらも出場して実戦感覚を養いました。一方で、負傷からの回復途上にあるフェルミン・ロペスや、違和感を抱えるマルク・ベルナル、ロナルド・アラウホ、アレハンドロ・バルデはリスクを避けるために欠場しました。また、この試合のメンバー表には暫定的な背番号が記載されており、テア・シュテーゲンが1番、フォルトが2番、アルバロ・コルテスが5番、ギジェ・フェルナンデスが6番、ファリーニャスが8番、ハムザ・アブデルカリムが9番、トミー・マルケスが10番、シャビ・エスパルトが12番、クリステンセンが15番、ディアラが16番、カサドが17番、ジェラール・マルティンが18番、バルドグジが19番、ジョフレ・トレンツが21番、ベルナルが22番、クライファートが23番、シュチェスニーが25番を着用しました。(via SPORT / Estadio Deportivo / Esport3)

アデイェミとゴードンの合流状況とウイングの大型補強

フリック監督の就任に伴い、バルセロナのフロントは指揮官の要望であるスピードと縦への推進力、そしてハイプレスをこなせるウイングの再構築に全力を注ぎ、すでに総額1億1000万ユーロの投資を行っています。ニューカッスルから7000万ユーロで獲得したイングランド代表アンソニー・ゴードンは、W杯の3位決定戦まで戦ったため8月11日の合流が予定されています。一方、ボルシア・ドルトムントから固定費2200万ユーロと変動費700万ユーロで獲得したドイツ代表カリム・アデイェミは、契約と入団発表を終えて金曜日の午前のトレーニングから合流し、フリック監督との再会を果たしました。ドルトムントは2022年にザルツブルクからアデイェミを3000万ユーロで獲得していたため、今回の売却ではウスマン・デンベレやジュード・ベリンガムのような巨額の利益を得ることはできませんでした。アデイェミにはラッシュフォードが着用していた14番の暫定背番号が与えられ、エウロパ戦ではベンチに入ったものの、フリック監督と新たに加わったベンヤミン・クーゲル・フィジカルコーチの判断により、実戦投入は時期尚早として出場機会は見送られました。アデイェミの実戦デビューは、来週月曜日の7月27日からイングランドのセント・ジョージズ・パークで始まるプレシーズン合宿中、7月31日に開催されるバーミンガム・シティ戦になる見込みです。さらにクラブは、クラブ・ブルージュから850万ユーロに将来の売却益の20%を加えた条件でジェシー・ビシウの獲得にも合意しており、フリック監督がトップチームで直接指導する計画を立てています。(via SPORT / Mundo Deportivo)

フリック監督の若手主体構想とプレシーズンスケジュール

FCバルセロナは現在、極めて平均年齢の若いチーム編成を進めています。ペドリ、ガビ、ラミン・ヤマル、パウ・クバルシ、フェルミン・ロペス、アレハンドロ・バルデ、ジェラール・マルティン、エリック・ガルシア、マルク・ベルナルといった中核選手たちは平均年齢が20歳をわずかに超える程度であり、2025/2026シーズンには1930年以来最も若い平均年齢23.34歳のスタメンを組むこともありました。フリック監督は選手の年齢を気にすることなく、実績あるベテランとラ・マシアの若手を融合させています。今季はエリック・ガルシアが昨季のパフォーマンス低下が目立ったジュール・クンデを抑えて右サイドバックのレギュラーを務める可能性が高く、センターバックはクバルシとジェラール・マルティンのコンビが有力視されています。プレシーズンのスケジュールについては、7月27日から8月3日までイングランドのセント・ジョージズ・パークで合宿を行い、7月31日にチャンピオンシップに所属するバーミンガム・シティと対戦します。その後、8月8日にはイタリアのウディネで開催されるフリウリ・ベネツィア・ジュリア・カップに参加し、45分ハーフの変則マッチでウディネーゼおよびノッティンガム・フォレストと対戦します。8月19日にはSpotifyカンプ・ノウでの第61回ジョアン・ガンペール杯でエジプトのアル・アハリと対戦することが決定しました。アフリカのクラブがガンペール杯に招待されるのは史上初であり、アル・アハリはハムザ・アブデルカリムの古巣でもあります。ワールドカップで優勝したスペイン代表の8選手(ジョアン・ガルシア、エリック・ガルシア、クバルシ、ガビ、ペドリ、ダニ・オルモ、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレス)は、AFEの規定による21日間の休暇を経て8月12日に合流する予定であり、フランス代表のクンデとイングランド代表のゴードンは8月11日に合流します。ワールドカップ参加選手の大半がプレシーズン合宿を欠席するため、フリック監督は若手や構想外の選手を合宿に帯同させる方針であり、過激なリストラ措置は取らない意向を示しています。バルセロナのラ・リーガ開幕戦は、ワールドカップで準決勝以上に進出した選手を抱えるチームの救済措置として延期され、8月23日(日)21時30分キックオフの第2節エルチェ戦(マルティネス・バレーロ)が公式戦初戦となります。(via AS / Esport3 / Mundo Deportivo / SPORT)

デ・ヨングの重傷とオランダ代表医療陣への激怒

バルセロナのフロントとコーチングスタッフは、オランダ代表の医療チームのずさんな対応に対して激しい怒りを露わにしています。フレンキー・デ・ヨングはワールドカップ期間中に右膝に強い違和感を抱えていましたが、オランダ代表の医師団から『軽傷であり、プレーを続けても悪化するリスクはない』と説明され、鎮痛剤の注射を打ちながら複数試合に強行出場しました。しかし、休暇を利用してバルセロナのシウタ・エスポルティバで精密検査を受けた結果、右膝の内側側副靭帯断裂という非常に深刻な診断が下されました。デ・ヨング自身も声明を発表し、『ワールドカップ中に膝を負傷したが、医師からは軽傷でありプレーを続けても悪化しないと言われた。休暇中にバルセロナに戻ってさらなる検査を受けた結果、当初の診断よりもはるかに深刻な状態であることが判明した。誤った情報によって、私がクラブに対する愛情やコミットメントを疑われるのは耐え難い』と怒りを滲ませました。理学療法士のリュイス・プッチ氏の解説によれば、内側側副靭帯の損傷箇所が遠位であれば保存治療での自然治癒が見込めますが、近位や半月板に影響が及ぶ箇所であれば慢性的な不安定性を引き起こす危険があり、最悪の場合は手術が不可避となります。クラブとデ・ヨングは現在、完全な修復を保証するものの約6ヶ月の長期離脱となる手術を選択するか、手術を避けて経過を観察しながら約3〜4ヶ月での復帰を目指す保存治療を選択するか、二つの選択肢の間で苦慮しており、数時間以内に最終的な決断を下す予定です。フリック監督は中盤の要を長期にわたって失うことになり、深刻なプラン変更を余儀なくされています。(via ElDesmarque / SPORT)

マルク・ベルナルへのメガクラブからの強烈な関心

バルセロナの新たな中盤の要として台頭した19歳のマルク・ベルナルに対し、プレミアリーグを中心としたメガクラブからの関心が沸騰しています。フリック監督に見出されてトップチームに定着し、膝の重傷から見事に復活したベルナルは、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督からも将来のロドリの後継者として高く評価されています。マンチェスター・シティは、退団の可能性が浮上しているロドリやニコ・ゴンサレスの代役として、さらにベテランのコヴァチッチの放出を見据えた中盤の再構築の目玉としてベルナルの獲得を本気で画策しています。シティのスポーツディレクターであるウーゴ・ヴィアナとエンツォ・マレスカ新監督は、リールのアイユブ・ブアディ、バイエルン・ミュンヘンのパブロヴィッチと共にベルナルをトップターゲットに据え、獲得に向けた打診を始めています。さらに、アーセナルやチェルシー、アトレティコ・マドリードもその動向を注視しています。バルセロナはベルナルと2029年までの契約を結び、5億ユーロという天文学的な契約解除金を設定しているため、流出の危険性は低いと見られています。しかし、トップチームでの活躍に反してベルナルの給与は非常に低い水準に留まっており、クラブは市場の騒音を封じるために、当初9月以降に予定していた契約の改善と年俸の引き上げ交渉を急遽前倒しで行う必要に迫られています。ベルナル自身はバルセロナを我が家と感じ、フリック監督の信頼に深く感謝しており、残留を最優先に考えています。(via SPORT / ElDesmarque)

来季向けの新アウェイユニフォーム発表:コービーとのコラボ

FCバルセロナは、2026/2027シーズンに向けた新しいアウェイユニフォームを公式に発表しました。ナイキおよび故コービー・ブライアントのブランドとの画期的なコラボレーションの第2章となるこのユニフォームは、黒と紫のグラデーションを基調としたデザインが採用されています。黒はバルセロナとコービー・ブライアントに共通する決意や競争に対する厳しさを象徴し、下部に向かってグラデーションで変化する紫色はコービーのロサンゼルス・レイカーズでの輝かしいキャリアへの敬意を表しています。ユニフォームには、コービーの愛称であるブラック・マンバにちなんだヘビ皮のテクスチャーがプリントされており、胸には玉虫色の輝きを放つバルセロナのエンブレムとコービーのロゴが配置されています。さらに、襟の内側にはコービーの座右の銘である「Leave the game better than you found it」というメッセージが密かに刻まれています。このユニフォームのプロモーションキャンペーンには、アレハンドロ・バルデ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ、マルク・ベルナル、ペドリらが起用され、プレシーズンマッチから実戦で着用される予定です。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

ストライカーとウイングの補強における苦難と新たな展開

バルセロナのデコ・スポーツディレクターは、ロベルト・レヴァンドフスキの後継者となるセンターフォワードの獲得に奔走しています。第一希望であるフリアン・アルバレスの獲得を目指し、アトレティコ・マドリードに対して1億ユーロのオファーを提示しましたが、ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは『1億ユーロでも、1億5000万ユーロでも、2億ユーロでも彼を売却することはない。バルサのオファーは拒否した』と公言し、完全な交渉拒否の姿勢を貫いています。この状況に乗じて、アーセナルのミケル・アルテタ監督がアルバレス獲得に向けて、移籍金に加えてヴィクトル・ギョケレスをトレードに含める大型オファーを準備しています。これに対し、ジャーナリストのゴンサロ・ミロ氏は『バルサのフリアン・アルバレスへのオファーは滑稽で惨めだ。選手は、バルサがもっと高いオファーを出すと騙されていた』と痛烈に批判しました。バルサは代替案としてボーンマスに所属する20歳のエリ・ジュニオール・クルピの獲得を打診しましたが、ボーンマス側は1億ユーロを積まれても売却しないとして非売品に指定しました。さらに、バルサはドゥシャン・ヴラホヴィッチ、ジョアン・ペドロ、ダルウィン・ヌニェス、ヴィクター・オシムヘンらの動向も探っています。

また、ウイングの補強に関しても過去の逸話が明らかになりました。RBライプツィヒからレアル・マドリードへ1億2000万ユーロで移籍することが決定的となった19歳のコートジボワール代表ヤン・ディオマンデについて、バルサは5月の時点で1億ユーロでの獲得のチャンスがありました。デコSDは代理人と会談し、ディオマンデ自身もバルサの攻撃的なスタイルが自分に合っていると考えて移籍に非常に乗り気でした。しかし、当時のバルサはマーカス・ラッシュフォードの将来を決定する段階にあり、1億ユーロの移籍金と手取り700万ユーロの年俸が高すぎると判断して獲得を見送りました。その後、バルサはディオマンデ側に一切連絡をせず、結果としてアンソニー・ゴードンの獲得に資金を投じることになりました。(via SPORT / MARCA / ElDesmarque)

センターバック補強の動き:C・ロメロとラポルテへの関心

FCバルセロナは、最終ラインを統率しイニゴ・マルティネスのようなリーダーシップを発揮できる国際経験豊かなセンターバックの補強を諦めていません。第一候補はトッテナムのクリスティアン・ロメロとアスレティック・クラブのアイメリク・ラポルテです。しかし、クリスティアン・ロメロについては、トッテナムが5000万ユーロの移籍金を要求しており、バルサは放出が進まない限りこの金額の捻出は困難と判断しています。その隙を突き、インテル・ミラノがロメロの代理人チロ・パレルモ氏とミラノで交渉を開始し、買い取り義務付きのレンタル移籍などを模索しています。一方、ワールドカップでスペイン代表の優勝に貢献したラポルテに対しても、バルサは代理人と接触を図り状況を確認しています。アスレティック・クラブ側はラポルテの退団を阻止する構えを見せており、契約解除金については1500万ユーロという見方とそれを否定する見方が交錯しています。バルサはセンターバック市場の動向を慎重に探っており、今後の人員整理次第で本格的なオファーに踏み切るか検討中です。(via SPORT / ElDesmarque)

テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍が目前に

バルセロナで12シーズンを過ごし、数々のタイトルを獲得してきたマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(32歳)のアヤックスへのレンタル移籍が決定的な状況となっています。テア・シュテーゲンは昨シーズン、背中の負傷による離脱期間を巡ってクラブと対立し、一時的にキャプテンマークを剥奪される事態に発展しました。ジョアン・ラポルタ会長の介入により事態は収束したものの、その間に台頭したジョアン・ガルシアに正GKの座を奪われました。フリック監督の構想でもジョアン・ガルシアが絶対的なレギュラーとして扱われています。負傷から復帰後にコパ・デル・レイの1試合に出場した後、出場機会を求めてジローナにレンタル移籍しましたが、そこでもハムストリングの断裂で手術を受け、わずか2試合の出場に終わりました。今回のアヤックスへの移籍は、かつてジローナで彼を指導したミチェル監督の強い要望によるものです。バルセロナとアヤックスの間で合意に達しており、バルサが給与の80%以上を負担する条件となっています。税務上の問題で手続きが遅れていましたが、クラブから新たな提案を受けたテア・シュテーゲンの弁護士がこれに合意したことで障害はクリアされました。テア・シュテーゲンは来週月曜日から始まるイングランドでのプレシーズン合宿には帯同せず、アムステルダムへ向かいメディカルチェックを受ける予定です。金曜日に行われたエウロパとの非公開の練習試合で後半からプレーしたのが、バルセロナでの最後の姿になる可能性が高いです。(via SPORT / Mundo Deportivo)

アジズ・イサの完全移籍とトップチーム合流

バルセロナは、過去2シーズンにわたりガーナのドリームズFCからレンタルで加入していたウイングのアジズ・イサの完全移籍を決断しました。加入初年度は存在感を示せなかったものの、昨シーズンの終盤にフリアーノ・ベレッチ監督率いるチームでウイングに故障者が続出した際にチャンスを掴み、4ゴールを挙げるなど目覚ましい活躍を見せました。ジョアン・ラポルタ会長はアメリカから、アジズ・イサがトップチームのダイナミクスに加わることを公言しました。イサの代理人であるオハド・コーエン氏が金曜日にバルセロナのフロントと会談を行い、完全移籍の契約締結に向けた詰めの作業を行っています。イサはすでにバルセロナに到着していますが、公式発表が済んでいないためトレーニングへの参加は許可されていません。数時間以内に入団が公式発表される見込みであり、その後はトップチームの練習に合流するか、あるいはフベニールやBチームの合宿に参加した後に、他クラブへ武者修行のレンタルに出される可能性も検討されています。(via SPORT)

ラミン・ヤマル、市場価値世界一タイへ到達と著名人の評価

ワールドカップでスペイン代表を牽引した19歳のラミン・ヤマルの市場価値が爆発的な上昇を見せています。専門サイト「Transfermarkt」の最新の更新により、ヤマルの市場価値は大会前から2000万ユーロ上昇し、2億2000万ユーロに到達しました。これにより、彼はアーリング・ハーランドと並んで世界のサッカー史上最も市場価値の高い選手となりました。19歳という若さで、これまでキリアン・ムバッペやヴィニシウス・ジュニオールが共有していた2億ユーロの壁を打ち破る歴史的な快挙です。

ピッチ外でもヤマルの存在感は増しており、アウダックス・レノバブレスの社長でありラ・シレナのオーナーでもある実業家ホセ・エリアス氏はポッドキャスト番組の中でヤマルについて言及しました。『バルサのラ・マシアの構造は若手を守るために非常に優れている。2年前に少し不安定な時期があり、人々は「彼は道を踏み外すのではないか」と心配したが、今はとても落ち着いている。新しい恋人ができたことでさらに精神的に安定しているようだ』と語り、バルサの育成環境と本人の成熟を称賛しました。さらに、『彼はスペイン代表よりもバルサでの方が、お互いをよく知っている分だけ縦への推進力が生きる。ワールドカップでは皆が彼に過剰な期待を寄せすぎていたが、彼は悪い大会を過ごしたわけではない。クバルシに対する期待とは種類が違っていただけだ』と分析しました。

そのパウ・クバルシ(19歳)もワールドカップでアイメリク・ラポルテとのコンビで最高のセンターバックとして評価され、市場価値を1億ユーロに乗せています。心理学者のララ・フェレイロ氏は雑誌のインタビューで、クバルシの強心臓について『彼は緊張を感じていないわけではないが、緊張が自分の決断を支配するのを許さない術を身につけている。彼の冷静さは日々の準備と安定した家庭環境という土台から来るものであり、インポスター症候群に陥ることなく、自分のコントロールできることにのみ集中できている』と高く評価しました。(via ElDesmarque / SPORT)

フェラン・トーレス、W杯優勝の反響とガバでの充実した生活

ワールドカップ決勝の延長106分にスペインを優勝に導く劇的な決勝ゴールを挙げたフェラン・トーレスは、マドリードでの祝勝パレードの際に「Make Spain Great Again」と書かれた帽子を着用し、大きな話題を呼びました。この行動に対し、アメリカのドナルド・トランプ前大統領がホワイトハウスでの会見で『彼は素晴らしい選手であり、実質的に「Make America Great Again」の帽子を被っていたようなものだ。非常に美しいオマージュであり、彼が善意で行ってくれたと信じている。私たちはそれに深く感謝している』と賛辞を贈りました。

さらに、バレンシアにある水族館「オセアノグラフィック」は、海洋保護やサメの保護活動への啓発に尽力しているフェラン・トーレスの功績を称え、全長2メートルのオスのメジロザメに「フェラン・トーレス」と命名したと発表しました。

プライベートにおいて、フェランはバルセロナの中心部から車で約20分の距離にあるバッシ・リョブレガト郡のガバ(Gavà)に居を構えています。ガバは新石器時代の遺跡やエランプニャ城などの歴史的遺産を有し、ガラフ自然公園などの豊かな自然に囲まれながらも、地中海の美しいビーチを堪能できる高級住宅地です。シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールからも15キロ未満という好立地にあり、激戦を終えた彼にとって完璧な休息の場となっています。(via ElDesmarque / MARCA / SPORT)

Spotifyカンプ・ノウ改修工事での痛ましい死亡事故

FCバルセロナの本拠地であるSpotifyカンプ・ノウの改修工事現場で、金曜日の15時30分頃、54歳の作業員が死亡する痛ましい労働災害が発生しました。被害者は高所作業車に乗って塗装作業を行っていた際、頭部に強い打撃を受けたということです。カタルーニャ州警察(モス・ダスクアドラ)のレス・コルツ署のパトロール隊、捜査部隊、および救急医療システム(SEM)の救急車が直ちに現場に駆けつけましたが、作業員の命を救うことはできませんでした。2023年6月1日に大規模な改修工事が開始されて以来、乱闘騒ぎや近隣住民からの苦情、労働環境に対する不満などはあったものの、死亡事故が発生したのは今回が初めてです。警察は規定の手順に従い、当直の予審裁判所およびカタルーニャ州政府の企業・労働省にこの事故を報告し、原因の究明が進められています。(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)

ジョアン・ラポルタ会長の詐欺疑惑に対する告訴が棄却

バルセロナの第22予審裁判所のマルタ・ボ・ハネ裁判官は、ジョアン・ラポルタ会長らが詐欺罪に問われていた事件について、証拠不十分を理由に審理の打ち切りを決定しました。この事件は、2016年にラポルタ会長、ラファ・ユステ副会長、シャビエル・サラ・イ・マルティン元理事、ジョアン・オリベル元CEOが関与する2つの企業(Core StoreおよびCSSB Limited)に対し、一人の女性投資家が総額10万4000ユーロ(Core Storeへの年利6%の融資として5万ユーロ、CSSB Limitedの株式として5万4000ユーロ)を投資したことに端を発します。これらのプロジェクトはレウス・デポルティウの2部昇格支援や中国でのラ・マシアをモデルとしたサッカースクールの設立を目的としていましたが、女性は『被告らの社会的な名声に騙された』として告訴していました。しかし裁判官は、『原告が提出した契約書などの文書を精査した結果、犯罪を構成するような要素は認められず、単に非常に利益率の高い投資を求めた結果として起きた失敗である。これは刑事事件ではなく、民事上の契約不履行の問題として処理されるべき事案である』と結論づけ、刑事告発を退けました。(via SPORT)

【本日の総括】

プレシーズン初戦を快勝で飾り、若手の台頭と新戦力の合流で新体制が本格始動。一方でデ・ヨングの重傷という痛手や、FW補強における困難、他クラブからの引き抜き工作など、クラブはピッチ内外で多くの課題と向き合っています。