ヨーロッパリーグ対戦相手プロファイル:欧州の巨人たちと歴史的因縁
新時代の幕開けとなったヨーロッパリーグの抽選は、従来の紙ボールが入った抽選箱ではなく、コンピューターによって行われました。セルタが対戦することになった欧州の巨人たちの詳細と、かつての歴史的な因縁が明らかになっています。
まずは、イタリアで最も成功を収めている名門ユヴェントスです。紙の上では今回の対戦相手の中で間違いなく最強の存在ですが、サッカーは紙の上で行うものではありません。かつてセルタは、ジダン、デル・ピエロ、ファン・デル・サールといった伝説的なスターを擁する全盛期のユヴェントスを4対0で撃破した素晴らしい歴史を誇ります。現在の彼らはセルタと同じくセリエAで6位。名将スパレッティ監督のもとでかつての輝きを取り戻そうとしており、ヴラホヴィッチやコンセイソン、そして現在負傷中ながらチーム最高と評される若き至宝ケナン・ユルドゥズらを擁しています。
続いて、1993年の欧州王者であるマルセイユです。昨年はチャンピオンズリーグを戦い、リーグアンを5位で終えた強豪。ジェネシオ監督が率いるチームには、サンダーランドが熱視線を送るパシャオ、ティム・ウェア、ティンバー、バレルディといった危険な才能が揃っています。アウェイ戦が予定されているヴェロドロームは欧州で最も熱狂的なスタジアムの一つであり、今大会で最も過酷なアウェイゲームになることは間違いありません。セルタにとっては、1999年のUEFAカップ準々決勝で敗退させられた因縁の相手でもあります。
そして、不滅の神秘性を宿すグラスゴーのセルティック。彼らの実力は現在やや不安定で、CL予選ではオーストリアのLASKを相手に初戦を3対0で飾りながら、2戦目は先制しながらも40本ものシュートを浴びて1対5で逆転負けを喫するという大失態で敗退しました。しかし、彼らの本拠地セルティック・パークの熱狂は依然として世界屈指の難所です。セルタは2002年のUEFAカップで、当時マーティン・オニール監督率いる彼らに敗退させられた歴史があり、リベンジを誓う一戦となります。
(via SPORT)
ヨーロッパリーグ対戦相手プロファイル:新興勢力から北欧・地中海の刺客まで
ヨーロッパリーグで激突する残りの5チームについても、興味深いプロフィールと詳細な戦力が判明しています。
まずは、プレミアリーグに所属して10シーズン目を迎える南イングランドの新興クラブ、ボーンマスです。近年、放映権料などによるリーグ全体の経済的躍進を最大限に活かしており、昨季は6位を記録。功労者であるイラオラ監督がリバプールに去ったものの、新指揮官に就任したドイツ人のマルコ・ローゼ監督のもとで強固な組織を維持しています。さらに元エルチェの若きFWアルバロ・ロドリゲスを2500万ユーロという破格の金額で獲得したほか、元セビージャのフアンルや実力派エヴァニウソンなどを補強しており、非常に手強い相手としてバライードスに乗り込んできます。
ベルギーのユニオン・サン=ジロワーズは、20世紀初頭に国内サッカーを席巻した古豪の復活劇を体現しています。長年の低迷を経て近年急速に力を取り戻し、昨季はリーグ2位、一昨年は王者に輝くなど、名門アンデルレヒトやブルッヘと肩を並べる存在です。CL予選ではボデ/グリムトに敗れてELに回ることになりました。
さらに、セルタにとってクラブ史上初となるキプロス遠征も決定。相手はキプロス現王者のオモニア・ニコシアです。CL予選ではアルマティにPK戦の末に敗れました。この対戦は、かつてセルタの下部組織で育ち、オモニアの最大のライバルであるAPOELで2年間プレーしたロベルト・ラゴがよく知る土地での戦いとなります。
北欧の刺客は、ノルウェーのリールストロム。昨季の国内カップ戦を制し、2部から一気に昇格して現在は1部リーグで5位につけています。ノルウェーリーグは春秋制で現在17試合を消化していますが、もし対戦が冬に組まれた場合、彼らはオフシーズン(バカンス)に入っているため、セルタにとって圧倒的に有利な展開となります。
最後に、イスラエル王者です。ガザ地区への攻撃を理由とする安全上のUEFAの制裁措置により、アウェイ戦は中立地であるルーマニアの首都ブカレストで開催されます。CL予選でアゼルバイジャンのサバフに敗退しており、セルタにとっては勝ち点3を確実に持ち帰るための最も現実的な遠征先となります。
(via SPORT)
オサスナ戦・選手交代がもたらした劇的変化とピッチ上の葛藤
ホーム開幕戦となったオサスナ戦のピッチ上で起こった個々の選手のパフォーマンスについて、非常に詳細な分析が行われています。前半はプラン通りに見事なゲームコントロールを見せたものの、後半に大失態(大崩壊)を喫することになりました。
特に苦しい戦いを強いられたのが、両ウイングバックの「2人のハビ」でした。左のハビ・ガランは、ハンドによる不運なPK判定を宣告されただけでなく、前線でウィリオット・スウェドベリが展開する「複雑なサッカースタイル」と全く息が合わず、左サイドでの連携が完全に機能不全に陥っていました。
右のハビ・ルエダも、ノッティンガム・フォレストへの移籍騒動に揺れた直後だった影響からか、明らかにゲームへの参加度が低く、ボール循環での不注意なミスが目立ちました。パブロ・ドゥランのランニングとも同期できず、守備では同点ゴールを許したキケ・バルハへの対応でマークを奪われるなど、不安定さを露呈しました。
その一方で、前半立ち上がりに素晴らしい輝きを放ったのが新星ミゲル・ロマンです。中盤の底で、まるで『見えない指揮棒』を振るうかのようにパスを散らし、ゲームに極上のリズムを与えていました。しかし、両サイドが機能しなかったことで、この中盤の支配力を攻撃の形に結びつけることができませんでした。
後半、アロンソの退場後に守備の安定を図るため、イアゴ・アスパスに代えてスターフェルトが投入されましたが、その直後に失点。しかし、後半25分以降に行われた選手交代は状況を劇的に改善させました。
ガランに代わって左に入ったセルヒオ・カレイラは、ガランの不安定さを完全に払拭し、守備の信頼性と攻撃への献身性を100%引き上げました。ルエダに代わったジョーンズも、はるかに高いインテンシティで右サイドを活性化。そしてパブロ・ドゥランに代わって入ったユトグラは、それまでドゥランが全く作り出せなかった『創造的なスペース』を瞬時に創出し、相手ディフェンスラインを大いに脅かしました。
(via SPORT)
主審Sesma Lópezの「不可解な判定」とアスレティック戦への雪辱の誓い
地元の伝統的な音楽グループ「A Roda」の民俗歌(フォリアーダ)の一節、
『いつも来年は、と言いながら、また1年が過ぎていく』
というフレーズのように、またしてもバライードスでの開幕戦のジンクス(魔術)を打ち破ることができなかったセルタ。この痛恨の敗戦を決定づけた、主審セスマ・ロペス(Sesma López)のレフェリングに対して大きな不満と議論が巻き起こっています。
最も波紋を呼んでいるのが、後半51分のマルコス・アロンソの退場処分です。それまでセルタはわずか2回しかファウルを犯していなかった(オサスナは12回以上)にもかかわらず、VARの過剰かつ厳格な介入により、本来であればイエローカードにすぎなかったはずの接触がレッドカードへと変更されました。コラムニストは『あのタックルは全く他愛のないものであり、VARはセルタに対してあまりにも酷だった』と判定を痛烈に批判。この判定を機に、チームはわずか12分間で逆転を許すという崩壊劇に直面しました。
さらに、主審のセスマ・ロペスは後半アディショナルタイム8分、オサスナのゴールを一度認めながらも、その直後に一転して取り消すなど、一貫性を欠く「優柔不断の極み」ともいえる態度を露呈しました。
しかし、このような不可解なジャッジによって失った勝ち点3は、日曜日に行われるアスレティック・ビルバオとの大一番に向けて、選手たちにとってこの上ない強力な刺激(薬)となるはずです。第3節にして、アスレティックもセルタと同じく勝利を渇望している状態。激しい戦いが予想されます。
最後に、セルタのファンにとって、今年は「2つのチーム」を楽しめる素晴らしい年であることも強調されています。トップチームが不条理な判定に泣いたとしても、フレディ監督率いるBチーム(セルタ・フォルトゥナ)がアンドラ戦で勝利を飾ったように、下部組織の躍進と若手の奮闘がセルタらしさ(celtismo)に明るい希望を与え続けています。
(via SPORT)
【本日の総括】
ヨーロッパリーグの抽選によってユヴェントスやマルセイユ、セルティックら強豪との歴史的な因縁対決が決定しました。国内リーグでは、オサスナ戦で主審セスマ・ロペスの不可解な判定やウイングバックの機能不全に泣きましたが、後半の交代選手たちの活躍は次戦アスレティック戦へ大きな希望を残しています。
