欧州アウェイ遠征の難易度とチケット数
ヨーロッパリーグのリーグフェーズ組み合わせ抽選会が8月28日に実施され、セルタがアウェイで対戦するスタジアムと割り当てられるチケット枠が判明しました。悔しいリーグ戦の直後において、欧州遠征への機運はサポーターの間で非常に高まっていますが、各アウェイ遠征先にはそれぞれ異なる魅力と実務的な課題が待ち受けています。
スコットランドのグラスゴーに位置するセルティック・パークは、60,832人収容を誇る英国フットボール屈指の聖地です。通常の5%のビジター枠が適用された場合、約3,000席がセルタサポーターに提供されます。ここでは有名なアンセムである「You'll Never Walk Alone」を現地で体感できる、非常に魅力的な遠征先となります。
フランスのスタッド・ヴェロドロームは、2016年のユーロに向けて改修された67,394人収容の巨大スタジアムです。約3,300席のビジター枠が確保され、飛行機や列車のアクセスも良好なため大遠征が予想されますが、現地の過激なウルトラスは欧州内でも危険な存在として知られており、安全上の警戒が求められます。
キプロスのGSPスタジアムは、収容人数が22,859人であり、チケット枠は約1,000席程度にとどまります。この島国への遠征は距離や交通の接続面で最も難易度が高くなるとされています。
最も不確実なのが、イスラエルのハポエル・ベエルシェバとのアウェイ戦です。中東の紛争の影響により、試合はルーマニアのブカレストにあるジュレシュティ・アレーナ(約14,050人収容)で代替開催されます。本来のビジター席枠は約700席ですが、安全上の理由からアウェイサポーターや中立の観客の入場が許可されるかはいまだ不透明です。
試合の日程枠は、2026年9月16日〜17日、10月15日、10月22日、11月5日、11月26日、12月10日、2027年1月21日、1月28日に予定されています。詳細な日程と時間は、遅くとも8月30日(日)までにUEFAから公式に発表される見通しです。前例を踏まえると、29日(土)の20時頃にはSNS等で事前アナウンスがされるとみられており、 celtismo たちは一斉に航空券やホテルの手配を始めることになりそうです。 (via SPORT)
ヨーロッパリーグ価格上限ルールと本拠地対応
欧州でのアウェイ戦にかかるサポーターの移動や金銭的負担を軽減するため、UEFAが定めるチケットの価格上限ルールが適用されます。UEFAは2024年9月に、欧州クラブ協会(ECA)および欧州サポーターズ(FSE)との広範な協議を経て、ヨーロッパリーグにおけるアウェイサポーター向けチケットの最高価格を35ユーロ(チャンピオンズリーグは50ユーロ、カンファレンスリーグは20ユーロ)に設定しました。
ただし、各クラブの判断により、この上限よりもさらに安価な価格でビジター席を販売することも認められています。過去の対戦例では、ルドゴレツ戦が10ユーロ、レッドスター・ベオグラード戦が22ユーロでチケットが提供された実績があります。
また、このビジター席の配分制度は相互適用となるため、セルタの本拠地バライードスでも、全体の収容人数の5%をアウェイサポーター用に割り当てて販売する義務が発生します。セルタはこの要件を満たし、年間を通じて座席数のバランスをとるため、昨夏のオフシーズン中にバライードスの収容人数を拡張する改修工事を行いました。
なお、過去のアウェイ戦におけるチケット配分について、クラブはソシオの継続年数(75%)と抽選(25%)を組み合わせた選考方法を採用してきました。しかし、かつてのリヨン遠征の際には用意された席数が圧倒的に不足し、ビジターエリアを飛び越えて一般席にもセルタサポーターが溢れ、現地に3,000人以上が押し寄せる事態となったこともあります。 (via SPORT)
会長のロマンチックなファーストデート秘話
ヨーロッパリーグの組み合わせでユヴェントスとのホーム対戦が決まったことは、マリアン・モウリーニョ会長にとって単なるフットボールの枠を超えた特別な意味を持っています。対戦相手の決定を受けて、会長は26年前の出来事を極めてパーソナルな視点で明かしました。
バライードスでユヴェントスと最後に対戦したのは2000年3月9日。当時ヴィクトル・フェルナンデス監督が率いたセルタが4-0で大勝した伝説的なゲームですが、この試合こそが、マリアン・モウリーニョ会長と、夫であり現在はクラブの理事を務めるミゲル・アルバレス氏が初めてデートをした記念すべき一日だったのです。
この奇妙でエモーショナルな巡り合わせについて、モウリーニョ会長は興奮を隠さずに次のように思いを語りました。
『私個人の思い出として、ミゲルとの初めてのデートは、バライードスで行われたあのユヴェントスとの試合でした。それから何十年もの時を経て、また同じ対戦を同じ場所で追体験できるなんて、本当に特別で感動的です。あの試合は私たちの人生を決定づけるものになりました。そして今、会長という重い責任と役職を担いながら、再びこの対戦を迎えられることは感慨深いです。美しく、エキサイティングで、どこかロマンチックな夜になってほしいと願っています』
2年連続でヨーロッパの舞台に立てる喜びについても、会長は以下のように感謝の気持ちを表現しています。
『再びこの場所に立てることへの興奮と、大きな誇りを感じています。ヨーロッパで少しずつ認知され、周囲から祝福され、欧州の舞台に定着しつつあるクラブとして見てもらえるようになることは、この上ない誇りであり、大きな喜びです』
クラブはこれからの複雑な欧州遠征スケジュールに向けて、分析と入念なトラベルプランの作成に入る予定です。 (via Estadio Deportivo)
グラスゴーでの絆と遠征ファンへの感謝
もう一つの対戦相手であるグラスゴーのセルティックも、マリアン・モウリーニョ会長、そしてセルタサポーターにとって強い情熱を呼び起こす相手です。両クラブおよびそのファンコミュニティには強い友情と伝統的な結びつきが存在します。
かつてクラブの100周年記念イベントの際にも、音楽や独自の文化を通じて交流を深める対戦が模索された経緯がありました。モウリーニョ会長は、アウェイでの開催になるものの、この一戦への期待を次のように語っています。
『セルティックとの対戦は、非常に美しいものになると確信しています。かつて100周年イベントの際にも、音楽や伝統を通じてお互いのサポーターを結びつけようと企画したことがありました。本当に素晴らしい試合になるでしょう。本音を言えばホームで戦いたかったですが、アウェイであっても、きっと私たちの心に残り続ける感動的な瞬間になるはずです』
さらに会長は、アウェイの地まで旅をしてチームを支えるすべてのサポーターへ向けて、多大な敬意とメッセージを送りました。
『昨年のヨーロッパ遠征は、クラブ全員にとってこれまでで最も美しい記憶の一つとなりました。遠く離れたアウェイスタジアムで、ビジターエリアをセルタブルーで染め上げ、信じられないほどの声援を送ってくれた姿は今も鮮明に覚えています。ファンの方々が遠征のために払ってくれる努力は、金銭面だけではありません。数日間のスケジュール調整、不眠不休での長距離移動、空港や駅、バスでの待ち時間など、肉体的にも大きな負担を伴うものであることを私たちは深く理解し、心から感謝しています。今年もぜひあの熱いサポートを再び見せてほしいです。みんなで団結して進んでいくことこそが、欧州の舞台で戦い続け、何度もヨーロッパへと帰ってくるための絶対的な鍵なのです』 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ヨーロッパリーグのグループフェーズ対戦相手決定に伴い、アウェイ遠征の具体的なチケット枚数やスタジアムの特徴、価格上限などの情報が判明しました。さらに、ユヴェントスとの26年ぶりの再戦を控え、マリアン・モウリーニョ会長と夫のアルバレス理事のロマンチックな初デート秘話が明かされ、会長から過酷な遠征に挑むサポーターへの心温まる感謝のメッセージが届けられています。
