歴史的スタート!クラブ史上最高記録に並ぶ勝点7を達成

ビジャレアルとの激闘を1-0で制したことで、今シーズンの勝ち点を3試合で7に伸ばし、クラブの歴史における最高となる開幕スタート記録に並びました。この輝かしい勝ち点7(2勝1分)により、『他のチームの試合結果を待つ間、暫定的にリーグの首位に君臨する』という極めて有利な状況を作り出しています。

過去にこれと同等の驚異的な開幕ダッシュを見せたのは、歴史上わずか2回しかありません。

まずは、失点ゼロを維持したままテネリフェとレアル・ソシエダを撃破し、マジョルカと引き分けて勝点7を稼ぎ出した2001-2002シーズン。

そしてもう一つは、アレーナス・デ・ゲチョとエスパニョールを破り、レアル・ソシエダと引き分けた1930-1931シーズンです。当時は勝利に与えられる勝ち点が2だったため合計勝点こそ5ですが、2勝1分という成績の価値は今シーズンと全く同じです。

この数数十年に数えるほどしかない伝説的なシーズンに比肩する、完璧な滑り出しを見せています。 (via Mundo Deportivo)

中盤を完全支配したアントニオ・ブランコがMVP級の大活躍

移籍市場の閉幕が迫る中で去就が激しく取り沙汰されているアントニオ・ブランコですが、ピッチ上ではその雑音を完全にシャットアウトする圧倒的なパフォーマンスを見せ、この試合の最優秀選手に選出されました。

キケ・サンチェス・フローレス監督率いるチームにおいて、ブランコは中盤の底で『抜群のボール回収力を発揮し、攻撃の組み立ての局面でも極めて明晰だった』と評されるほどの輝きを放ち、守備と攻撃の双方でリーダーシップを執りました。

特に前半30分には、中盤から逆サイドのアンヘル・ペレスへと送る、芸術的なロングレンジのサイドチェンジを配給。これが決勝点となる先制ゴールの起点となりました。試合を通じて中盤を完全に支配した姿は、まさにチームの絶対的な大黒柱そのものです。 (via Mundo Deportivo)

アンヘル・ペレスとアブデ・レバシュが両サイドからビジャレアル守備陣を圧倒

この試合における最大の勝因は、両サイドのアタッカー陣が相手守備陣を完全に圧倒したことです。

右サイドでは、アンヘル・ペレスが圧巻のパフォーマンスを継続。前半30分にはアントニオ・ブランコからのロングパスをエリア内で収めて完璧なアシストを供給し、相手守備陣に対して『サイドから多大なダメージを与え、アンヘル・ペレスがゴールの場面で完全に勝負を制した』と評価されました。さらに後半70分には、ペレス自身が放ったシュートが惜しくもポストを直撃するなど、相手守備網をズタズタに切り裂きました。

一方、左サイドではアブデ・レバシュが猛威を振るいました。その鋭いスピードと執拗な仕掛けにより、対面したディフェンダーのサンティ・ムリーニョを徹底的に追い詰めました。ムリーニョは『守備を統率する本来の支配的な姿を見せることはできず、レバシュの果敢な突破に苦しめられて最後は疲労困憊となった』と酷評され、交代を余意なくされました。この左右の両翼による猛攻が、試合の主導権を握り続ける原動力となりました。 (via SPORT)

ストライカーの真骨頂!ルーカス・ボジェが奪った値千金の決勝ゴール

前戦に続きチームを救う殊勲のヒーローとなったのが、アルゼンチン人FWのルーカス・ボジェです。

前半30分、右サイドを突破したアンヘル・ペレスからの正確なクロスが供給された瞬間、ボジェは相手ディフェンダーの一瞬の隙を突いて完璧なポジショニングを取りました。ペナルティスポット付近で完全にノーマークとなるフリーの状況を作り出し、流れてきたボールを落ち着いてゴールネットに押し込みました。

相手のディフェンダーは『ボールのビルドアップは悪くなかったものの、先制ゴールの場面ではルーカス・ボジェを完全にフリーにしてしまった』と守備の乱れを指摘されており、ボジェはそのわずかなマークミスを絶対に見逃さず、一撃で仕留めました。ストライカーとしての嗅覚が詰まったこの先制弾が、そのまま勝利を決定づけました。 (via SPORT, Mundo Deportivo)

神がかりセーブの守護神シベラとゴールポストがもたらした奇跡の無失点

2試合連続での無失点勝利を達成した背景には、守護神シベラの驚異的なセーブと、信じられないほどの幸運の女神の加護がありました。

ビジャレアルは試合開始直後からジェラール・モレノ、ゲイ、ペペを中心に猛攻を仕掛け、アラベスを自陣に押し込みました。しかし、『モレノが放った決定的なシュートをシベラが阻止した』のを皮切りに、コートジボワール代表FWニコラ・ペペの強烈なシュートに対しても『シベラがペペのゴールを完璧に防いだ』と賛辞を送られるセーブを連発。さらに、後半投入されたアヨセが放った『危険を生み出し、シベラを強襲する決定的なシュート』に対しても見事なセービングでシャットアウトしました。

さらに、後半は相手チームも焦りを見せて交代カードを切ったものの、『指揮官イニゴによる交代カードの投入も期待されたほどの効果をもたらさなかった』と戦術的にも優位に立ち続けました。

そして、極めつけは後半85分の奇跡的なシーンです。ビジャレアルのフォイスが同点ゴールを狙って放った決定的なシュートはポストを叩きました。さらに、その強烈なはね返りがもう一方のポストに当たり、そこから跳ね返ったボールがさらにポストに当たるなど、合計3回もポストに直撃するという『ビジャレアルにとってはこれ以上ないほど不運であり、アラベスにとっては極めて幸運なアクシデント』が起き、奇跡的にボールはゴールに入りませんでした。この驚異の粘りとツキが、クリーンシートでの勝ち点3を確固たるものにしました。 (via Mundo Deportivo, SPORT)

【本日の総括】

幸運をも味方につけたデポルティーボ・アラベスが、盤石の守備と効率的なオフェンス、そしてクラブの歴史に刻まれる最高の開幕スタートを切り、暫定首位へ躍り出ました。この素晴らしい流れを維持し、次節以降も驚きを提供し続けるか注目です。