[FCバルセロナ] イニエスタの故郷の恩師が明かす少年時代の感動秘話と特例措置
数々のタイトルを獲得し世界王者となったアンドレス・イニエスタの原点は、人口約2000人の小さな町フルエンテアルビジャにある。12歳でバルセロナのラ・マシアへ旅立つまで、彼はこの地で育ち、サッカーボールを蹴っていた。
当時、公立校クリスト・デル・バジェでイニエスタの担任を務めていたフェルナンド・ガルシア・サンズ先生は、当時のイニエスタを『おとなしく真面目で、目標を問題なく達成する素晴らしい生徒だった』と振り返る。クラスでの様子について恩師は『彼が怒っている姿を見るのは難しく、クラスメートに対して意地悪をすることなど一度もなかった。それどころか非常に礼儀正しく協力的で、彼が持っていたものはみんなのものだった』と語っている。
さらに学校側も、少年イニエスタがアルバセテの練習に通えるよう特別な時間割を編成していた。毎週火曜日と木曜日の午前最後の授業を体育に割り当て、イニエスタがスムーズに練習場へ移動して学校へ戻れるよう手配していた。これに対しイニエスタ自身も後に『町全体が自分がサッカー選手になるのを手助けしてくれたと感じている。時間割の配慮はその象徴であり、自分と家族に寄せてくれた大きな愛と敬意に感謝している』と回想している。
地元でのサッカー体験も規格外で、わずか8歳の時に地元の祭りで行われた大人たちの試合に出場。当時ゴールキーパーを務めていた人物によると、8歳のイニエスタは大人たちを軽々と抜き去ってゴールを決めたという。また、イニエスタ家は故郷への恩返しとして、当初は代表チームのサインボールを販売して資金を集める計画だったものを変更し、最終的に町へグランドピアノを寄贈したエピソードも残されている。(via SPORT)