新監督就任と大型補強
シャビ・アロンソ前監督が1月に解任され、ベンフィカに1500万ユーロの違約金を支払ってホセ・モウリーニョが新監督に就任した👔。6月11日に公式発表されて以来、モウリーニョは市場でのオペレーションに直接関与している。「神聖なる」と位置づける4-2-3-1システムを想定しており、GKティボー・クルトワ、右サイドバックにトレント・アレクサンダー=アーノルド、左にマルク・ククレジャ、センターバックにイブラヒマ・コナテとアントニオ・リュディガー(ハイセンは控え)を配置🧱。中盤にはフェデ・バルベルデとオーレリアン・チュアメニ、両翼にベルナルド・シウバとヴィニシウス・ジュニオール、トップ下にジュード・ベリンガム、最前線にキリアン・エムバペを据える計画である🔥。
クラブは2回の夏で合計約3億4000万ユーロを費やしている💰。昨夏はシャビ・アロンソ(1200万~1500万ユーロ)、アーノルド(移籍金1000万ユーロ+契約金2000万ユーロ)、アルバロ・カレラス(5000万ユーロ)、ハイセン(6200万ユーロ)、フランコ・マスタントゥオーノ(6300万ユーロ)を獲得したが、これらは期待外れに終わった。今夏はモウリーニョ(1500万ユーロ)に加え、フリーで加入するコナテ(契約金約2000万ユーロ)とベルナルド・シウバ(契約金1000万ユーロ)、ククレジャ(5500万~6000万ユーロ)、そしてデンゼル・ダンフリース(2000万ユーロ)を獲得している✍️。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
エムバペの現状と批判
フランス代表のキリアン・エムバペは、W杯パラグアイ戦(1-0)でPKを決めて今大会7得点目を記録し、メッシと並んで得点ランキングのトップに立っている👑。荒れ模様となった同試合についてエムバペは『彼らは我々がタキシードを着て美しいプレーをするためだけに来たと思っていたのだろうが、我々もクソみたいなサッカーができることを証明した(言葉が悪くて申し訳ないが)。手を汚さなければならないなら、そうする。我々は勝ったし、彼らよりも優れていた』と激しく語り、試合後にはGKオルランド・ジルとの握手を拒否し、インスタグラムで「ある仕事の日...」と投稿した📱。
しかし、このW杯での献身的な姿(4試合で2アシスト、58分に1得点)とは対照的に、レアル・マドリードでは44試合で42得点(90分に1得点)、5アシスト(9試合に1アシスト)という数字を残し2度のピチーチ賞とゴールデンブーツを獲得したものの、9つのコンペティションで無冠に終わっている📉。利己的なプレーやリーガで60回もオフサイドにかかる集中力の欠如が目立ち、「レアル・マドリードのソシオのお金を使ってフランス代表のために1年間準備していた」「マドリードを笑っている」とマドリディスタから強い非難を浴びている😡。(via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)
放出・売却候補と見極め
人員整理と収支のバランスを取るため、ラウル・アセンシオ、エドゥアルド・カマヴィンガ、そして左サイドバックのフラン・ガルシアかアルバロ・カレラスの売却が計画されている👋。特にカレラスは、パフォーマンスやピッチ外での素行に対する不満から、4500万ユーロに近いオファーがあれば放出される見込みである💶。
また、モウリーニョ監督はプレシーズンを通じて若手選手を見極める予定で、フランコ・マスタントゥオーノ、エンドリッキ、ゴンサロ・ガルシアがその対象となる🔍。マスタントゥオーノにはアルゼンチンへのレンタル移籍の可能性があり、トップチームに残らないFWは買い戻しオプション付きで売却される🔄。(via OK Diario / MARCA / Mundo Deportivo)
移籍市場のターゲット
フロレンティーノ・ペレス会長のナンバーワンターゲットは、バイエルン・ミュンヘンに所属するミカエル・オリーズである🎯。市場記録を塗り替える2億2300万ユーロのオファーを準備し、エムバペも彼の加入を望んでいるが、バイエルンは彼を非売品としており2031年までの契約延長を提示する構えである。チームメイトのダヨ・ウパメカノも『彼は残る、残る』と断言している🗣️。
マンチェスター・シティのルーベン・ディアスについても問い合わせを行ったが、シティ側は完全に非売品として拒否した🚫。
一方で、チェルシーのエンソ・フェルナンデス獲得の噂については、『チェルシーへの敬意と誠実な関係から、根拠のない憶測を断固として否定する』との公式声明を発表し、獲得の意図がないことを明確にした📄。
新たなターゲットとして、リールの18歳のMFアユーブ・ブアディが浮上している。マンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナル、バイエルンも注目しており、獲得には8000万〜1億ユーロが必要とされている💎。(via SPORT / MARCA / Sky Sports / RMC Sports)
カンテラ・元所属選手の移籍金収入と去就
過去にカンテラから放出した選手たちの移籍により、巨額の副収入を得る見込みとなっている🤑。アルメリアのセルヒオ・アリバスがベンフィカへ移籍する交渉が進んでおり、アルメリアの要求2500万ユーロに対しベンフィカが2000万ユーロを提示。エルチェのアルバロ・ロドリゲスにはボーンマスやハル・シティが約2200万ユーロのオファーを出しており、ラツィオのマリオ・ヒラも2500万〜3000万ユーロでミランへの移籍が迫っている。レアル・マドリードはこれら3選手全員の将来の売却益の50%を保持しているため、多額の資金が転がり込む💸。
また、6月26日に契約を解消してフリーとなったダニ・セバージョスにはベティス、アトレティコ・マドリード、アヤックスが関心を示しており、マドリード時代の年俸500万ユーロ(手取り)を大幅に譲歩する姿勢を見せている🤝。
ニコ・パスはコモ(イタリア)に残留することが公式に発表された。これは選手の希望によるもので、マドリードは2027-28シーズンに向けた一方的な買い戻しオプションを保持している🔙。
下部組織の補強として、アトレティコ・マドリードCを契約満了で退団した19歳のDF兼MFアイマル・ガルシアを2030年までの契約で獲得し、カスティージャに合流させる📝。
カスティージャの19歳DFビクトル・バルデペーニャスにはボローニャ、フランクフルト、アーセナル、ローマ、ドルトムントが関心を寄せている👀。また、かつてマドリードの下部組織に10年以上在籍したエリアス・ジダン(元ベティス)は、フランス2部のレッドスターへ移籍した🇫🇷。(via Abola / MARCA / SPORT / Mundo Deportivo / Gianluca Di Marzio / Fabrizio Romano / Telemadrid)
各国代表メンバーの状況
モウリーニョは全試合をフルタイムで視聴し、選手の状況を分析している📺。早期にW杯を敗退したフェデ・バルベルデについては、昨季の不調からの回復のためにセラピーと役割の再適応を行う予定であり、年功序列の基準が満たされれば彼が第1キャプテンとなる©️。
ブラジル代表のエンドリッキは、オリンピック・リヨンへのレンタル移籍で調子を取り戻し、精神的にも大きく成長している🌱。彼は『監督はエンドリッキにとってのベストではなく、ブラジルにとってのベストを尽くす。私は出番が来た時のために準備するだけだ。神と話をして落ち着いている。赤子のようにぐっすり眠るよ』と語っている。ヴィニシウス・ジュニオールはこれまでに4ゴール1アシストを記録している🇧🇷。
モロッコ代表のブラヒム・ディアスは、カナダ戦(3-0)で2アシストを記録し、大会合計で4アシストに到達した🇲🇦。『モウリーニョ監督と共に新シーズンをスタートするのが本当に楽しみだ。勝って次へ進めて嬉しいし、チームメイトのゴールを助けられて幸せだ。もし自分が準々決勝に出場しなくてもチームが通過できれば素晴らしいことだ』と喜びを語っている💬。
スペイン代表のマルク・ククレジャは素晴らしい大会を過ごしており、レアル・マドリードに関する公の場での発言もバルデベバスで高く評価されている🇪🇸。
フランス代表のオーレリアン・チュアメニは、パラグアイ戦の直前に練習から離脱し、欠場を余儀なくされた🤕。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
モウリーニョ新体制が本格始動し、過去2年で3.4億ユーロを投じた陣容の整理が進められています。エムバペのW杯での献身とマドリードでの利己的な姿勢の落差に批判が殺到する一方、ブラヒムやエンドリッキなど代表で輝く選手たちには新シーズンへの期待が高まっています。カンテラ出身者の移籍による思わぬ巨額収入も、今後の補強戦略を後押ししそうです。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
モウリーニョ監督が掲げる4-2-3-1は、個の能力に依存しがちだった近年の陣容を、規律と役割分担で再構築しようとする意図が見えます。特にベリンガムをトップ下に据え、両翼にベルナルド・シウバとヴィニシウスを配置する構成は、攻守の切り替えと中央の密度を重視した設計でしょう。ただ、アーノルドやククレジャといった攻撃的なサイドバックを並べる以上、中盤のチュアメニやバルベルデにかかる守備負担は相当なものになります。戦術の浸透には、個々の献身的な立ち位置の修正が不可欠であり、プレシーズンでの落とし込みが鍵を握るはずです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
新監督就任は、クラブが現状の停滞を打破しようとする強い意志の表れです。特にエムバペに対するサポーターの厳しい視線は、単なる成績不振を超え、クラブへの忠誠心や姿勢に対する不信感にまで発展しています。モウリーニョという強烈なリーダーを招聘したことは、規律を重んじるフロントの姿勢を示すと同時に、選手たちに「結果と献身」を強く求めるメッセージでもあります。クラブ全体が再び結束を取り戻せるか、この夏のプレシーズンは単なる準備期間以上の意味を持つでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
過去2年で3.4億ユーロを投じながら期待外れに終わった補強の反省から、今夏は「実力と即戦力」への回帰が鮮明です。一方で、カマヴィンガやカレラスらの放出検討は、収支バランスの適正化と、モウリーニョ監督の構想に合致しない選手を整理する冷徹な判断と言えます。注目すべきはカンテラ出身者の売却益による資金回収です。将来の売却益50%保持という契約条項を巧みに活用し、補強資金を捻出する手法は、現在の厳しい市場環境下で非常に理にかなった編成戦略と言えるでしょう。