2026-27シーズン移籍・チーム編成動向:モウリーニョ新監督就任と大型補強の全貌

⚽️ レアル・マドリードに激動の夏が到来しています。6月7日に行われた会長選挙では、フロレンティーノ・ペレスがエンリケ・リケルメを破り、得票率65%で2030年までの再選を果たしました。これにより、停滞していたスポーツ部門の計画が一気に動き出しました。シーズン途中に暫定監督として就任したものの、リーガとチャンピオンズリーグで無冠に終わったアルバロ・アルベロアは退任となりました。

👔 新監督として白羽の矢が立ったのは、2010年から2013年までチームを率いたジョゼ・モウリーニョです。6月11日に公式発表され、2029年6月までの3年契約を結びました。マドリードはベンフィカに対し、選挙後に倍増していた1500万ユーロの契約解除金を支払っています。彼の使命は、ロッカールームの火消し、放出の整理、そして必要な補強を行うことです。

👋 退団選手も相次いでいます。ダニ・カルバハルとダビド・アラバが6月30日の契約満了をもってチームを去りました。5月23日にベルナベウでお別れセレモニーが行われ、カルバハルはモドリッチの28に次ぐ27のタイトルを獲得しての退団、アラバは2023年12月の十字靭帯断裂から本来の姿に戻れず、11タイトルでの退団となりました。さらに、モウリーニョの構想外となったダニ・セバージョスは、残り1年の契約で受け取る予定だった純額500万ユーロを放棄し、フリーでの退団が許可されました。彼は長期契約を提示するベティスへの加入が有力視されています。

🛍️ 新加入選手には、モウリーニョの要望を反映したフィジカルと経験を兼ね備えた実力者が並びます。リヴァプールからフリーで加入したイブラヒマ・コナテ(2030年まで)、インテルから2000万ユーロの契約解除金で獲得したデンゼル・ダンフリース(トレントとポジション争い)、マンチェスター・シティからフリーで獲得したベルナルド・シウバ(6月17日発表、2028年まで。バルサやアトレティコを出し抜いての獲得)、そしてチェルシーから約6000万ユーロ+変動ボーナスで獲得したマルク・ククレジャ(2032年まで)の4名です。ククレジャは現在のスペイン代表で唯一のレアル・マドリード所属選手となりました。

🇧🇷 また、リヨンでのレンタル移籍でゴールと自信を取り戻した19歳のエンドリッキが復帰します。クラブは彼を残留させる決定を下しており、モウリーニョの指揮下でプレシーズンからポジションを争うことになります。(via MARCA)(via SPORT)(via ElDesmarque)

モウリーニョの更なる補強計画と選手放出の必要性

🛑 モウリーニョのチーム作りは着々と進んでいますが、クラブは現在、補強計画を一旦ストップさせています。ダンフリース、ベルナルド・シウバ、コナテ、ククレジャの獲得に7500万ユーロと契約金を費やしたため、新たな大型投資を行う前に、選手の放出と給与枠の解放を優先する方針です。モウリーニョはすでに選手たちと個別面談を行い、それぞれのプロジェクト内での役割を伝達しています。

📋 監督はまだ、強力なセンターバックと違いを生み出せるミッドフィルダーの獲得を希望しています。最終ラインの最有力候補はインテルのアレッサンドロ・バストーニ(約7000万ユーロ)です。しかし、バストーニはイタリアで児童買春の疑いで捜査を受けており、これが今後の交渉に影響を与える可能性があります。中盤の最優先ターゲットはチェルシーのエンソ・フェルナンデス(約1億2000万ユーロ以上)です。モウリーニョのお気に入りの一人であったウェストハムのマテウス・フェルナンデスは、約1億ユーロでトッテナムへ移籍したため獲得を逃しました。

🚪 放出候補の状況も複雑です。エドゥアルド・カマヴィンガは売却候補として名前が挙がっていましたが、本人はベルナベウを離れる意思がなく、スタメン争いを希望しています。カンテラ出身のラウール・アセンシオも売却候補であり、当初は退団を拒否していましたが、心変わりする可能性があり、彼が退団すればバストーニ獲得への道が開けるかもしれません。現在のDFラインはフイセン、ミリトン、リュディガー、コナテの陣容です。また、オーレリアン・チュアメニも市場で人気があり、彼を売却できればエンソ・フェルナンデス獲得の資金となりますが、まだ具体的な取引は発生していません。(via SPORT)(via ElDesmarque)

ヴィニシウスの契約延長問題:残り6ヶ月のタイムリミットとメガクラブの影

⏳ ヴィニシウス・ジュニオールとの契約延長問題が、クラブにとって極めて緊急性の高い課題となっています。彼の契約は2027年までですが、延長交渉は経済的条件の不一致により長期にわたり停滞しています。もし1月1日までに契約を更新できなければ、2027年夏のフリー移籍に向けて他クラブと自由に事前合意ができる状態となり、選手側は多額の移籍金ボーナスを得られる有利な立場になります。現在、彼がW杯で素晴らしい活躍を見せていることも、クラブへのプレッシャーとなり彼の交渉力を高めています。

🗣️ 選手側はW杯終了後に契約更新に取り組むと主張していますが、フロレンティーノ・ペレス会長は過去にも戦略的選手が解決策なしに契約満了に近づくことを避ける確固たる姿勢を見せており、現在は一歩引いた立場で次のように述べています。『もしマドリードにいたくなくて、他のチームと契約したいなら、彼は自由にそうできる。私は彼に何も強制しない。お金が最も重要になることはないし、これまでもそうだったことはない』

⚔️ さらにペレス会長は、キリアン・エムバペをチーム最高の選手と称賛し、彼が本来の左ウイング(ヴィニシウスの定位置)で継続的にプレーできていないため、まだ全力を発揮できていないと指摘しました。

💰 クラブは契約更新を絶対的な優先事項としていますが、1ユーロも得られずに選手を失うリスクが高まれば、今夏の売却も検討する可能性があります。PSG、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、リヴァプールがこの状況を注視しており、現在の市場価値は1億4000万ユーロですが、マドリードが値下げして売却に応じる可能性もあります。現状、ヴィニシウス自身はマドリードで歴史を作り続けたいと繰り返し述べており、クラブも彼をエムバペ、ベリンガムと並ぶプロジェクトの柱と考えていますが、クラブはW杯終了後を交渉の最終決着の時期に設定しています。(via SPORT)

超大型補強の噂:オリーズへの史上最高額オファー準備

🔥 フロレンティーノ・ペレス会長が、会長選挙での『欧州のクラブに対するマドリード史上最高額のオファーをする』という公約を実現すべく動いています。その最大のターゲットが、バイエルン・ミュンヘンに所属する24歳のフランス人アタッカー、マイケル・オリーズです。

💶 バイエルンのヘルベルト・ハイナー会長は『売却する気はない。マドリードとは全く接触していない。メディアでの絶え間ない憶測は望んでいない』と牽制していますが、オリーズ本人はクラブに対し、自身の状況と移籍金額について話し合う会談を要求しています。これを受け、ペレス会長は公約の1億5000万ユーロを大きく上回る、基本金1億9000万ユーロ+ボーナス3300万ユーロの総額2億2300万ユーロという、ネイマールの記録(2億2200万ユーロ)を破る驚異的なオファーを準備していると報じられています。

🎯 マドリードはヴィニシウスの不確実性に備える意味でも攻撃陣のリストアップを進めており、オリーズの他にもフリアン・アルバレス(1億5000万ユーロのオファーを出したことが確認されています)、アーリング・ハーランド、ウスマン・ディオマンデなどがリストに名を連ねています。(via SPORT)

カンテラ・若手選手の動向:ニコ・パスらの売却とピタルチのレンタル

💸 資金確保とチーム整理の一環として、カンテラ(下部組織)選手の売却が積極的に行われ、約8000万ユーロの収入をもたらしました。

🌟 最も注目を集めたのがニコ・パスの売却です。彼はセリエAのコモへ、権利の残り50%が6000万ユーロで売却されました。これはアルバロ・モラタに次ぐカンテラ史上2番目の高額移籍となります。選手があと1年イタリアに残留することを希望したための措置ですが、マドリードは2027年に行使可能な約8000万ユーロの単独買い戻しオプションを保持しています。

⚡ ビクトル・ムニョスはリヴァプールへと移籍しました。契約解除金4000万ユーロが支払われ、そのうち2000万ユーロがマドリードに入ります。こちらには買い戻しオプションはなく、優先交渉権のみが残されています。また、マリオ・マルティンはヘタフェが350万ユーロで権利の50%を獲得し、マドリードが残り50%と優先交渉権を保持する形となりました。

🇪🇸 U-19スペイン代表として欧州選手権に参加し、ウェールズ戦でアシストのハットトリックを記録したティアゴ・ピタルチについても動きがあります。シャビ・アロンソ監督の下でシーズンを始め、アルベロア監督の下でチャンスを掴んだ彼は、今季トップチーム登録ではないものの16試合(先発11試合)で815分間プレーしました。ポジションが飽和状態にあるため、マラガCFが彼をレンタルで獲得するために接触しています。マドリードは彼とトップチーム契約を結んだ上で、出場機会を求めてレンタル移籍させる計画です。(via MARCA)(via SPORT)

フェルラン・メンディの飼い犬噛みつき事件で裁判へ

🐕‍🦺 フェルラン・メンディが、飼い犬の噛みつき事故により裁判に直面しています。彼の飼っているトルコ原産のカンガル犬が、散歩中だった他の犬を噛み殺し(その犬は安楽死処置となりました)、さらに止めに入った17歳の少年の左ふくらはぎに外科治療を要する噛み傷を負わせるという痛ましい事件が発生しました。もう1匹の犬も怪我を負っています。

⚖️ 問題を重くしているのは、メンディの飼っている4匹の犬がすべて、マイクロチップの装着、狂犬病の予防接種、そして義務付けられている賠償責任保険のいずれも未加入だったことです。検察はメンディに対して1200ユーロの罰金と、少年及び獣医費用として5700ユーロの賠償金を要求しています。一方、私訴側は懲役6ヶ月と2万2500ユーロの罰金を求めています。裁判の具体的な日程はまだ決定していません。(via ElDesmarque)

2026-27シーズン公式カレンダー決定:クラシコとダービーの日程

🗓️ 2026-27シーズンのLaLiga EA Sportsの公式カレンダーが発表されました。開幕は8月15日および16日の週末で、レアル・マドリードは第1節を本拠地サンティアゴ・ベルナベウでレアル・ソシエダと戦います。ただし、W杯で準決勝に進出する選手が多い場合、休暇とプレシーズンの規定を満たすため、この第1節は8月25日、26日、27日に延期される可能性があります。

⚔️ 注目のクラシコは、第10節(10月25日の週末)にカンプ・ノウで、第35節(5月9日の週末)にベルナベウで開催されます。これはジョゼ・モウリーニョが2013年に退任して以来、復帰後初めてのクラシコとなります。フロレンティーノ・ペレス会長が彼を呼び戻した大きな理由の一つが、バルサに対抗するためです。

🔥 アトレティコ・マドリードとのマドリードダービーは、第7節(9月20日の週末)にメトロポリターノで、第30節(4月4日の週末)にベルナベウで予定されています。リーグの最終第38節は5月30日の週末となります。また、スーペルコパ・デ・エスパーニャは2月2日から7日にかけて開催され、マドリード、バルサ、アトレティコ、レアル・ソシエダが参加しますが、開催地はサウジアラビアではなくカタールが有力視されています。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)

W杯の影響とモウリーニョへの朗報

🌍 現在開催中のW杯において、いくつかの強豪国が早期敗退したことは、レアル・マドリードのモウリーニョ監督にとって思わぬ朗報となっています。アルダ・ギュレル、フェデ・バルベルデ、アントニオ・リュディガー、デンゼル・ダンフリースが所属する代表チームが敗退したため、彼らは怪我もなく予定より早く休暇に入ることができ、7月13日にスタートするプレシーズンにより早く合流できる見込みです。

👑 一方で、大会に勝ち残っている選手も多数います。ベリンガム、ヴィニシウス、エンドリッキ、エムバペ、チュアメニ、コナテ、ククレジャ、ブラヒム、クルトワ、ベルナルド・シウバはまだ各国の代表としてプレーを続けています。特にキリアン・エムバペは絶好調で、W杯のパワーランキングをリードしており、メッシと並ぶ今大会6ゴールを記録。W杯通算18ゴールに到達し、歴代最多タイ記録に並んでいます。メキシコ代表の17歳の新星、ヒルベルト・モラもレアル・マドリードでのプレーを夢見ていると報じられています。(via ElDesmarque)(via MARCA)(via Estadio Deportivo)

元マドリード選手の動向とレジェンドやファンのコメント

🎙️ フロレンティーノ・ペレス会長の親友であり、元レアル・マドリードのディフェンダーであるオスカル・ルジェリがコメントを残しています。彼は会長選挙について『ペレス会長が負ける心配は全くしなかった。メッセージを送り、「彼はレアル・マドリード史上最高の会長であり、疑いの余地はない。ペレスのいないマドリードは存在しない」と伝えた。会長からは感謝の返信があった』と明かしました。

さらに、新戦力のククレジャとコナテについては『とても気に入っている』と評価し、中盤の補強としてエンソ・フェルナンデスとクティ・ロメロを強く推薦しました。『トニ・クロースが去ってから、マドリードは中盤で苦労している。エンソはクロースがもたらしていたもの、つまり到達力、試合を整理するMF、良いキックを与えてくれる。彼はマドリードにふさわしい選手だ。そして彼自身が「マドリードはなんて美しいんだ!」と言っていた』と語っています。また、若手のマスタントゥオーノについては『新しい監督の下で、彼を少し待つべきだ。将来クラックになる可能性がある』とし、ヤマルとメッシの比較には『ヤマルは素晴らしい選手だが、メッシやマラドーナのような天才はめったに現れない。ヤマルはまだその領域には達していない』と持論を展開しました。

🗣️ ジャーナリストでありレアル・マドリードファンのフアンマ・ロドリゲスは、エムバペに対して厳しい批判の言葉を向けています。『大会が進むにつれて、私はどんどん腹が立ってくる。怒りが収まることはない。彼がフランス代表でプレーするのを見るたびに、さらに腹が立つ』『フランス代表でのエムバペとマドリードでのエムバペの差に満足しているマドリードファンをよく見かけるが、私は全く逆の立場だ』と語りました。さらに『すべてはマドリードがひどいチームで、フランスでは彼が素晴らしい選手たちに囲まれていると言いたがる傾向がある。マドリードには結局のところ、クルトワ、ベリンガム、ヴィニシウス、フェデ・バルベルデといった、つまり「ガラクタ」がいるんだ。彼らは1部残留を争わなければならないようなチームだ』と痛烈な皮肉を込めています。彼はエムバペがクラブより代表を優先していると確信し、『彼はフランス代表でプレーするために1年間ずっと準備してきた。彼の執着はマドリードでチャンピオンズリーグに勝つことではなく、フランスで2つ目の小さな星を獲得することだ』『彼がフランスで良いプレーをするたびに、マドリードで良いプレーをしないのになぜ我々が喜ばなければならないのか。みんなのことが全く理解できない。私は別のマドリードファンを代表している』と不満を爆発させました。

⚖️ また、チェルシーから電撃移籍で加入したマルク・ククレジャは、インタビュー内の二者択一ゲームで、エムバペよりもヤマルを、ハフィーニャよりもヴィニシウスを即答で選び、ベリンガムよりフェデ・バルベルデ、デンベレよりオリーズ、ケインよりハーランドを選択しました。しかし、メッシとモドリッチの選択では迷いを見せ、ためらいながらも最終的にメッシを選んだという小ネタも話題になっています。(via Mundo Deportivo)(via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)

【本日の総括】

モウリーニョ新監督の就任と共に大型補強が進行する一方、ヴィニシウスの契約延長問題やオリーズへの巨額オファー準備など、ピッチ外でも激しい動きが続くレアル・マドリード。W杯の影響も交錯する中、来シーズンに向けたチーム編成から目が離せません。