レアル・ソシエダ&アスレティック・ビルバオ
11月1日に行われたバスクダービー(アスレティックが2-1で勝利)の後半終了直前に訪れたPK判定について、スペインサッカー連盟(RFEF)および審判委員会(CTA)は2日夜、Kinexon社による技術解析レポートの完了を受けて異例の公式声明を発表しました。(via Estadio Deportivo)
試合前半、ソシエダのDFヨン・ミケル・アラムブルがニコ・ウィリアムズを倒したとして主審がPKを指示し、VARチェックを経ても判定は維持されました。しかし、ボール内部に搭載された「Connected Ball」のデータをKinexon社が詳細分析したところ、ボールのセンサー信号とVAR用ビデオ映像の間に「1〜2フレーム(約20〜40ミリ秒)」の同期のズレ(desfase de sincronización)が発生していたことが明らかになりました。(via DiarioVasco)
映像とセンサー信号のタイムコードを正確に再同期させた結果、アラムブルがニコ・ウィリアムズとの接触前に明確にボールへ触れてクリアしていた事実が実証され、CTAは『アラムブルが最後にボールに触れており、PK判定は正しくなかった可能性がある』と公式に認めました。(via NoticiasDeGipuzkoa)
レアル・ソシエダ&アスレティック・ビルバオ
誤審の事実を認めたものの、CTAは『当時VARを担当したカルロス・デル・セロ・グランデ審判員は、手元の画面に表示されていたデータ指標(アスレティック側の接触のみを示すグラフ)に基づきプロトコル通り正しく判断しており、VAR側の人的ミスではない』と釈明しました。(via ElDesmarque)
この発表は、試合直後から不当さを訴えていたソシエダ側の主張が全面的に正しかったことを証明する形となりました。アラムブル本人は『ボールに触れたのにPKにされるなんて信じられない不公正だ』と怒りをぶちまけ、ミケル・オヤルサバル主将も『テクノロジーが増えるほど混乱と誤審が増している』と猛批判を展開していました。(via Mundo Deportivo)
また、アスレティックの エディン・テルジッチ 監督も試合後に『判定で自分たちが得をした感覚がある』と正直に明かしていましたが、確定した結果や勝ち点3が覆ることはなく、サン・マメスでの3試合連続となる審判トラブルにソシエダ側の憤りは収まっていません。(via MARCA)