[レアル・ベティス]「ドキュメンタリーを見たけど、彼は話をそらすのが好きだね」モウリーニョ監督をバッサリ!バルトラの痛快カウンターと、深夜の「空中侵入ルール」大炎上

レアル・ベティスがレアル・マドリードを1−0で破った激闘の直後、ピッチ外ではジョゼ・モウリーニョ監督による審判批判と、それに対するベティス側の強烈なカウンターが炸裂している。

試合自体は、ミスから相手にPKを与えてしまったものの世界最強の攻撃陣を相手に終始素晴らしい守備を見せたナタンや、胸でボールをブロックしてムバッペの得点を阻止したマーク・バルトラらの活躍、そして前節のつまずきから這い上がろうとするチームの気迫が実を結んだ形となった。

試合後、敗戦の言い訳として審判の判定に不満をぶちまけたマドリードのモウリーニョ監督に対し、バルトラが試合後のインタビューで完璧な切り返しを見せた。

『モウリーニョ監督のドキュメンタリーを見たことがあるけれど、彼は時々、別の話題を持ち出して世間の注目をそらすのが好きみたいだね。偉大な指揮官としてはリスペクトしているけれど、私は彼のことよりもベティスの素晴らしい勝利について話したい。マドリードも素晴らしい試合をしたが、今回は女神が私たちに微笑んでくれた。それに、彼らはベティスのホームでここ5年間一度も勝っていないはずだしね』と冷静かつ痛烈に言い放った。

また、試合終了間際にキリアン・ムバッペのPKをセーブしたGKアルバロ・バジェスの活躍と、そのこぼれ球をバルトラがクリアしたシーンを巡り、ルール解釈の大炎上が巻き起こっている。ムバッペが蹴る瞬間に、バルトラの足がペナルティエリア内に侵入していたため「PKをやり直すべきだった」という意見に対し、審判技術委員会(CTA)は「バルトラの片足は空中を浮いており、もう片方の足はエリア外の地面に接地していた。接地していない以上、侵入とはみなさない」という奇妙な画像付き解説を公開。

これに対し、元審判のイトゥラルデ・ゴンサレスやエストラーダ・フェルナンデスらは猛反発。

『IFABの公式ルールブックには「選手が空中にある場合、足の投影位置が地面に落ちる場所で判定する」と明記されている。したがってバルトラは明らかに侵入しており、ルールをそのまま適用すればやり直すべきだった。解釈の余地などない』と批判。ジャーナリストのペドロ・マルティンも、

『このPKやり直しのルールはもはやサーカスだ。彼らが勝手にルールをねじ曲げ、独自の解釈によって踏んでいなければ侵入ではないなどというめちゃくちゃなことになっている』と激しく非難した。

ベティス側はナタンのヴィニシウスに対する極めて軽微な接触で与えられたPKに不満を示すだけでなく、マドリードのアルダ・ギュレルのマーク・ロカへの激しい遅れタックルや、ディーン・ヒュイセンのハンドと相手を踏みつけた後にアントニー・ドス・サントスと汚い言葉で罵り合った小競り合い、さらにはヴィニシウスのベジェリンに対する後ろからの報復キックなど、相手側に「3枚のレッドカードが出されるべきだった」と主張し、怒りは深夜に及んでも収まる気配を見せていない。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

今回のピッチ外のトピックは、25年前の一通の電子メールから誕生したブエルタの過酷な激坂誕生秘話という心温まるロマンから、ラ・リーガを揺るがすルール解釈の「サーカス」議論、さらにはオーナーと監督のピッチ外の激しい心理戦まで多岐にわたるものでした。ピッチ上の戦い以上に、それを巡る人間模様や組織のドタバタ劇こそが、スペインフットボールの尽きない魅力であることを再確認させる一日となりました。