[CDカステリョン]「退団したやつのことなどどうでもいい」カナダ人オーナーが語る移籍市場の冷徹な現実と、一部ファンに苦言を呈したフォワードの真の価値
クラブ創設から5年目を迎えたCDカステリョン。今夏の移籍市場を終え、カナダ人オーナーのボブ・ヴルガリスが、移籍市場の裏舞台やファンとの温度差について極めて率率直な胸の内を語り、注目を集めている。
まず、リーグが定めるサラリーキャップ(年俸制限)の厳しい制限下でチームを強化することの難しさを語る中、昨季の絶対的エースであったアレックス・カラトラバの1部移籍について言及した。500万ユーロというクラブ史上最高額の売却について、彼は冷酷なビジネスライクな態度ではなく、選手への最大のリスペクトを示した。
『カラトラバの夢は常に1部でプレーすることだった。彼自身が努力で勝ち取ったチャンスだ。昨年の契約更新時にもっと高い違約金を設定して引き止めることもできたが、500万ユーロという金額が妥当だと判断した。クラブのためにすべてを尽くしてくれた彼の夢を、不必要に難しくしたくはなかった。彼には最大の敬意を抱いているし、クラブに最高の移籍金を残してくれたことに感謝している』と、かつての教え子へ心からの祝福を送った。
しかし一方で、突然の退団劇となったブリアン・シペンガに対しては、驚くほど冷淡に一蹴した。
『ブリアンについては、何が起こったのか今でもよくわからないが、それはどうでもいいことだ。彼はもうクラブの一員ではない。それよりも、私たちが築いているものを信じて、今もここに残って一緒に戦ってくれている選手たちに集中したい』と切り捨てた。
さらに、一部のサポーターが「新しい絶対的な点取り屋(ストライカー)」の獲得を要望し続けていることに対し、エースのウスマヌ・カマラの残留を例に挙げて、自身のフットボール哲学を語った。
『他クラブから200万〜300万ユーロのオファーがあったカマラを、売りに出すつもりは全くなかった。プロフットボールにおいて、フォワードというポジションは最も誤解され、過小評価されている。ファンはゴールばかりに目が行くが、チームを機能させるために彼がどれほどハードワークし、仲間のために献身的に動いているかという仕事は見落とされがちだ。彼は素晴らしいメンタリティと労働倫理を備えており、代替不可能な存在だ』と語り、ゴールの数字だけで判断するライトなファンへ苦言を呈している。 (via SPORT)