プレシーズンマッチ対ラシン戦 決定力不足を露呈するも3-0の快勝劇

⚽ アスレティック・ビルバオは、プレシーズン5試合目となるラシン・サンタンデールとの親善試合をラレドのサン・ロレンソ・スタジアムで行い、0-3の大勝を収めました。1部リーグの雰囲気に包まれた会場で、アスレティックは序盤から主導権を握りました。

試合開始直後の7分、ロベルト・ナバーロのシュートがポストを直撃して相手の脅威となると、続く9分には相手のビルドアップのミスを突き、ペイオ・カナレスのヒールパスを受けたゴルカ・グルセタが先制ゴールを奪いました。15分にはラシンが同点を狙う場面がありましたが、GKパディージャがしっかりセーブして難を逃れています。

アスレティックは忍耐強くボールを支配し、ラシンにボールを追いかけさせる展開を続けました。30分過ぎにはグルセタの2点目となるシュートが決まったものの、これはオフサイドの判定で取り消しとなりました。前半の終了間際となる38分には、ラシンのセルヒオ・カナレスのフリーキックからのこぼれ球をスレイマンがシュートし、クロスバーを直撃するピンチがありましたが、アスレティックはフィジカルの優位性を活かして前半を圧倒的な支配感の中で終えました。

後半に入り、ラシンはスタメンを総入れ替えして臨みました。49分にラシンのアラナがペナルティエリア手前からシュートを放ち、これが再びクロスバーを直撃する冷や汗をかく場面がありました。アスレティックはすぐに反撃に転じ、ロベルト・ナバーロがシュートを放ちますが、これは後半から出場した相手GKラロの正面を突きました。

その後、試合はやや落ち着いた展開となりましたが、エディン・テルジッチ監督が60分を過ぎたところで大幅なローテーションを敢行したことで、再びアスレティックが牙を剥きます。プラドスとハウレギサルが中盤の肺として機能し、攻撃の形を次々と作り出しました。そして78分、左サイドからマロアンが見事な個人技で切り込み、グラウンダーのクロスを供給。これを途中出場のオイアン・サンセが冷静にネットへ流し込み、リードを広げました。

さらにそのわずか4分後の82分には、カンテラ出身の若手ヨハネコがダメ押しとなる3点目を決め、試合を決定づけました。全体を通して、前線からのハイプレスが機能して相手を窒息させる時間帯が長く続いた一方で、前半にユーリ、ベレンゲル、グルセタ、ロベルト・ナバーロらに訪れた決定機を活かしきれなかった点に課題が残る試合となりました。

スターティングメンバーは以下の通りです。

パディージャ、リンコン、ジェライ、パレデス、ユーリ、ルイス・デ・ガラレタ、ヘレナバレナ、ペイオ・カナレス、ベレンゲル、ロベルト・ナバーロ、グルセタ。

ハーフタイムにはジェライ、ユーリ、ベレンゲルなどのベテランが退き、モンレアル、アダマ、ヨハネコら若手が投入されました。その他、アレソ、ハウレギサル、プラドス、サンセ、サンナディ、セラーノが途中出場を果たしています。

この勝利により、エディン・テルジッチ新監督体制でのプレシーズン成績は4勝1分(あるいは3勝1分とも)の無敗を維持しており、次戦は土曜日にブルゴスとの対戦が控えています。

(via MARCA)

(via Mundo Deportivo)

(via Estadio Deportivo)

エディン・テルジッチ監督コメント 前線からのプレスの改善とチームの成長に満足感

🗣️ 試合後、エディン・テルジッチ監督はチームのパフォーマンスについて確かな手応えを語りました。前回のエイバル戦からの成長を高く評価し、戦術の浸透に自信を深めています。

『とても良いテストになりました。エイバル戦と比べて、チームの改善は非常に重要なものでした。攻撃面で素晴らしい才能を発揮し、守備面では選手たちがお互いのためにハードワークしてくれました。今日の出来には非常に満足しています』

『前線からのプレスという点で大きく改善しました。唯一足りなかったのは、ボールを奪った後に確実にゴールを決める決定力だけです。それでも、プレスの連動性において非常に重要な一歩を踏み出すことができました』

『我々にとって重要なのは、相手が1部リーグのチームかどうかではなく、自分たちのパフォーマンスです。今日は多くの面で改善が見られました。3ゴールを決めましたが、もっと決めることもできたはずですし、何より無失点に抑えたことが素晴らしい。相手のことはそれほど気にしていません。私たちが勝ちたいという強い意志を持ち、実際に大きな改善を見せたからです』

(via Mundo Deportivo)

絶好調ゴルカ・グルセタ 今夏のプレシーズンで早くも5ゴール目を記録

🔥 アスレティックのストライカー、ゴルカ・グルセタが止まりません。9月に30歳の誕生日を迎えるベテランFWは、エルネスト・バルベルデ前監督からエディン・テルジッチ新監督への交代の影響を全く感じさせていません。

今回のラシン・サンタンデール戦での先制ゴールにより、今夏のプレシーズンマッチでの得点数を5に伸ばしました。最初の親善試合こそ無得点だったものの、その後のエイバル戦、セスタオ・リーベル戦、そしてハットトリックを達成したレイオア戦に続き、全試合でゴールネットを揺らしています。

昨シーズン、グルセタはリーグ戦で10ゴール、チャンピオンズリーグのリーグフェーズで5ゴールを記録し、ニコ・ウィリアムズらを抑えてチームのトップスコアラーとして活躍しました。このプレシーズンの圧倒的なパフォーマンスを維持すれば、セビージャとのリーグ開幕戦でもスタメンの座は揺るがない状況です。テルジッチ監督にとって、グルセタの存在そのものが最高の「新戦力」として機能しています。

(via Estadio Deportivo)

(via Mundo Deportivo)

トップチーム初ゴール 期待の若手ヨハネコが試合を決定づける活躍

⭐ テルジッチ監督がプレシーズンに帯同させている若手選手の一人、ヨハネコがラシン戦で結果を残しました。試合終了間際の82分にチームの3点目を奪い、見事にトップチームでの初ゴールを記録しています。

フランスのバイヨンヌ出身である彼は、2年前にフランスのジロンダン・ボルドーからレサマへと加入しました。着実にステップアップを続けており、後半からの出場で与えられたチャンスをしっかりと活かして監督に強烈なアピールを行いました。

(via Estadio Deportivo)

(via Mundo Deportivo)

レンタル復帰組の躍動 ウゴ・リンコンやペイオ・カナレスらがスタメンでアピール

🔄 アスレティック・ビルバオは今夏の移籍市場において、現時点で外部からの新たな選手の獲得を行っていません。クラブの特殊な補強哲学によりターゲットが限定されており、他クラブも足元を見て高額な移籍金を要求してくるためです。しかし、レンタル移籍から復帰した選手たちがチームに新鮮な力をもたらしています。

ラシン戦では、昨季ジローナにレンタルされていたウゴ・リンコン、カステジョンにレンタルされていたヘレナバレナ、そしてラシン・サンタンデールにレンタルされていたペイオ・カナレスの3名がスターティングメンバーに名を連ねました。特にカナレスは、古巣を相手にヒールパスでグルセタの先制点をアシストする見事な活躍を見せました。

他にも、フレン・アギレサバラ、アルバロ・ジャロ、ウナイ・ベンセドールといった選手たちがレンタル復帰組としてチームに合流しており、既存の戦力に厚みをもたらしています。

(via Estadio Deportivo)

(via Mundo Deportivo)

将来への投資 マンチェスター・ユナイテッドから17歳GKダーリントン・オシュクウを獲得

🧤 スポーツディレクターのミケル・ゴンサレスは、トップチームの編成を進めると同時に、将来を見据えた若手発掘でも大きな仕事を成し遂げました。マンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属していた17歳の有望なゴールキーパー、ダーリントン・チチョロ・オシュクウの獲得に成功し、2029年までの3年契約を結びました。

オシュクウはスペインのムルシア生まれで、ナイジェリア人の両親を持ちます。5歳の時にパンプローナへ移住し、ナバラ州のガステ・ベリアクで育成され、オサスナで1年間練習を積みました。その後、両親の仕事の都合で2020年、彼が13歳の時にイギリスへ渡り、マンチェスター・ユナイテッドのスカウトの目に留まってレッドデビルズの一員としてプレーしていました。

U-17スペイン代表にも選出されているこの逸材には、ボルシア・ドルトムント、リール、アンデルレヒト、FCコペンハーゲンといった、若手育成に定評のあるヨーロッパの強豪クラブが獲得に乗り出していました。しかし、アスレティックのゴールキーパー育成のメソッドや将来のプロジェクトがオシュクウとその陣営を納得させ、ビルバオへの移籍を決断させるに至りました。アスレティックの「哲学」の枠内に収まる才能の確保は、クラブにとって大きな勝利と言えます。

オシュクウ本人は自身のInstagramを通じて、次のように喜びを語っています。

『伝統と価値観に満ちたクラブであるアスレティック・クラブで、この新たなステージをスタートできることを深く光栄に思い、そして誇りに思います。この道のりを通して、常に愛とサポートを与えてくれた家族に感謝したいです。彼らの存在なしには、今の自分はあり得ませんでした。これはまだ始まりにすぎません。アウパ、アスレティック』

(via SPORT)

(via ElDesmarque)

ニコ・ウィリアムズ ピッチ外の話題、恋人との破局報道

💔 スペイン代表として2度目のワールドカップ優勝に大きく貢献したニコ・ウィリアムズですが、プライベートで悲しいニュースが報じられました。人工知能(AI)のエンジニアとして働く恋人のアインヒ・ガルシアと、2年間の交際の末に破局したことが明らかになりました。

ジャーナリストのハビ・デ・オヨスのSNSでの発信によると、二人は2024年のEUROでスペインが優勝した時期から交際をスタートさせていました。アインヒは今回のワールドカップでも、ニコが出場した全試合を現地で応援する姿が確認されていたため、多くのファンに驚きを与えています。

関係者の話として、別れは友好的なものであり、浮気や第三者の介入といったトラブルは一切なく、「愛が終わってしまっただけ」と説明されています。現在も二人の間には強い愛情とリスペクトが残っているとのことです。しかし、この報道の直後、ニコが別の女性と一緒に海で過ごしている写真がSNS上に出回り、一部で憶測を呼ぶ事態となっています。

(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

エディン・テルジッチ新監督率いるアスレティックは、ラシン相手に圧倒的なプレッシングと支配力を見せつけ、プレシーズン無敗をキープ。グルセタの得点量産や若手の台頭に加え、マンチェスター・Uからの有望株GK獲得など、新シーズンに向けてポジティブな要素が揃い踏みの一日となりました。