運命のアスレティック・クルブ戦とヨーロッパリーグ出場権の行方

🇪🇺 セルタは今週末、サン・マメスにてアスレティック・クルブと対戦する。この試合は両チームのヨーロッパの大会への出場権を懸けた極めて重要な一戦となる。セルタの目標は5位の座を確固たるものにし、2年連続となるヨーロッパリーグ出場を決めることである。前節、ホームでレバンテに敗れたことでチャンピオンズリーグ出場権獲得(4位)の夢は完全に断たれてしまったものの、自力でヨーロッパリーグ出場を決められる有利な状況にある。

このアスレティック戦で勝利を収め、同時にヘタフェがエルチェ戦で勝利を逃せば、今節でセルタのヨーロッパリーグ出場が数学的に確定する。また、仮に引き分けに終わったとしても、カンファレンスリーグなどを含めた大陸大会への切符は確保できる計算だ。過去にセルタを2年連続でヨーロッパの大会へ導いたのはビクトル・フェルナンデス監督のみであり、歴史的な快挙が目前に迫っている。

チームを率いるクラウディオ・ヒラルデス監督は、エルネスト・バルベルデ監督への敬意を口にしつつも、勝利への強い執念を燃やして次のように語っている。

『私は試合には勝つために臨む。それ以外のやり方は知らない。残りの試合で6ポイントを獲得することが我々の目標であり、そのためにはサン・マメスで勝たなければならない』

(via SPORT)

驚異のアウェイ成績と対照的なバライードスでの苦戦

✈️ 今シーズンのセルタの最大の特徴は、内弁慶ならぬ「外弁慶」とも言える極端な成績の偏りである。アウェイ戦ではラ・リーガ全体で3番目に良い成績を収めており、54ポイント中30ポイントを獲得している。オサスナ(2-3)、レバンテ(1-2)、アラベス(0-1)、レアル・マドリード(0-2)、セビージャ(0-1)、ジローナ(1-2)、バレンシア(2-3)、アトレティコ・マドリード(0-1)といった難攻不落のスタジアムで実に8勝を記録。さらにマジョルカ、ラージョ、オビエド、ヘタフェ、エスパニョール、ベティスと6つの引き分けをもぎ取っている。敗戦はエルチェ、レアル・ソシエダ、ビジャレアル、バルセロナの4試合のみという驚異的な強さだ。もし今回のサン・マメスでの試合に勝利すればアウェイ9勝目となり、トップリーグにおけるクラブ史上初の新記録を樹立することになる。

🏠 その一方で、ホームのバライードスでの成績は悲惨な状態が続いている。ホームでの獲得ポイントはわずか19ポイントにとどまり、これは最下位で既に降格が決定しているオビエドの18ポイントに次ぐ、リーグワースト2位の成績である。前節のレバンテ戦でも、2-1でリードしていながら最終的に2-3で逆転負けを喫し、ホームでの脆さを再び露呈してしまった。

(via Mundo Deportivo)

負傷者・復帰選手の状況と遠征メンバー

🏥 シーズン大詰めのこの試合に向けて、チームの台所事情には変化がある。ミゲル・ロマンとカール・スタルフェルトは負傷のため引き続き欠場となる。しかし、中盤には心強い戦力が戻ってくる。マティアス・ベシーノが右内転筋の負傷から回復し、4試合ぶりにチームに復帰した。さらに、前節のレバンテ戦を筋肉の違和感で欠場していたイライクス・モリバも完全に回復し、戦列に戻っている。

📋 クラウディオ・ヒラルデス監督は、起用可能な26名の選手全員をビルバオへの遠征メンバーに招集した。そのため、試合当日にはベンチ入りメンバーから3名を除外する決断を下すことになる。

(via SPORT)

予想スタメンとミンゲサの去就問題

⚽ 先発メンバーにはいくつかのアプローチが予想される。中盤の軸には、復帰したイライクス・モリバがフェル・ロペスとコンビを組む見込みであり、ウゴ・ソテロはベンチスタートが濃厚となっている。

🛡️ ディフェンス陣はカール・スタルフェルトが不在のため、過去5試合で採用されているハビ・ロドリゲス、ジョエル・ラゴ、マルコス・アロンソの3バックが引き続き起用される見通しだ。そして右サイドには、オスカル・ミンゲサが復帰する可能性がある。彼はクラブからの契約延長オファーを数ヶ月間保留しており、今シーズン限りでの退団が濃厚と見られているため、これがセルタの選手としてプレーする最後の試合の一つになるかもしれない。カルレイラとハビ・ルエダが両サイドに起用される場合は状況が変わるが、指揮官の采配が注目される。

⚔️ 攻撃陣では、大黒柱のイアゴ・アスパスは今季の起用法通り、ジョーカーとしてベンチで待機する見込みだ。前節のレバンテ戦で2ゴールを挙げ、現在最も好調なフェラン・ジュグラが右サイドに入り、センターフォワードにはボルハ・イグレシアスが先発復帰すると予想されている。左サイドはウィリオット・スウェドベリか、ウゴ・アルバレスのどちらかが起用される激しいポジション争いとなっている。

【予想スタメン】

GK:ラドゥ

DF:ハビ・ロドリゲス、ジョエル・ラゴ、マルコス・アロンソ

MF:ミンゲサ、フェル・ロペス、モリバ、カルレイラ

FW:ジュグラ、ウィリオット・スウェドベリ、ボルハ・イグレシアス

(via Estadio Deportivo)

セルタ・フォルトゥナ(Bチーム)の昇格プレーオフ争い

🌱 トップチームがヨーロッパの舞台を目指す一方で、リザーブチームであるセルタ・フォルトゥナもプリメーラRFEF(3部相当)で奮闘している。現在グループ1で2位につけており、サモラCFと勝ち点3差で昇格プレーオフにおけるホームアドバンテージ(上位シード権)を激しく争っている。5月1日にバライードスで行われたオサスナ・プロメサス戦では痛恨の敗戦を喫してしまったが、セグンダ・ディビシオン(2部)昇格に向けた若手たちの重要な戦いが最後まで続く。

(via SPORT)

最終節と今後の展望

📅 アスレティック・クルブ戦を終えた後、セルタはホームのバライードスに戻り、セビージャとのリーグ最終戦を迎える。セビージャは降格圏との勝ち点差を広げ、1部残留を確定させるために必死でポイントを奪いに来る相手となる。セルタはヨーロッパリーグ出場権を確実なものにするため、そして何より今季苦しみ抜いたホームのファンの前で有終の美を飾るために、最後の一瞬まで気を抜くことは許されない。

(via MARCA)

【本日の総括】

サン・マメスでの決戦は、セルタにとってクラブ史上初のアウェイ9勝目とヨーロッパリーグ出場権獲得が懸かる歴史的な一戦。内弁慶ならぬ「外弁慶」の強さを発揮し、去就が注目されるミンゲサや絶好調のジュグラらの活躍で勝利を掴み取れるか。