イニゴ・ペレス前監督の栄誉と退任
今シーズン、ラージョ・バジェカーノに計り知れない成功をもたらしたイニゴ・ペレス前監督は、ビジャレアルの新監督に就任するためクラブを去りました。彼がマドリードの地で残した素晴らしい功績は高く評価されており、6月6日にマドリードのホテル・メリア・カスティージャで開催される式典にて、スペインサッカー連盟(RFEF)の監督委員会から「バンキージョ・デ・オロ(黄金のベンチ賞)」を授与されることが決定しています。
イニゴ・ペレス前監督は、2024年2月にトップチームの監督に就任して以来、2シーズン半にわたってチームを指揮しました。今季(2025-26シーズン)はチームをUEFAヨーロッパカンファレンスリーグの決勝へと導く最大の偉業を成し遂げ、ラ・リーガ EA SPORTS でも堂々の8位という好成績でシーズンを締めくくっています。
(via SPORT)
イニゴ・ペレス前監督のコメント
ビジャレアルの就任会見に臨んだイニゴ・ペレス前監督は、ラージョ・バジェカーノでの濃密な時間を振り返り、自身の成長とチームに植え付けた哲学について以下のように語りました。
『ラージョで経験したことすべてを大いに楽しみました。この2年半で、シーズン途中にチームを引き継ぎ、通常のリーグ戦を戦い、さらにヨーロッパの大会とリーグ戦を両立させる時間がありました。その経験が、ビジャレアルのような新たな挑戦に立ち向かうためのバックボーンを与えてくれました』
『ラージョ・バジェカーノでは水曜日と日曜日に試合をすることを成し遂げました。それは大会の性質を取り払い、どんな大会であっても、どのスタジアムであっても、どんな相手であっても同じように立ち向かうことです。選手がどのような大会であってもフラットな思考を持つこと、それこそが11ヶ月間にわたる安定したパフォーマンスを促進するのです』
(via SPORT / ElDesmarque)
今シーズンの歴史的な大躍進
今シーズンのラージョ・バジェカーノは、クラブ史に残る記憶すべき1年を過ごしました。カンファレンスリーグで決勝に進出するという素晴らしい快進撃を見せ、イベリア半島のみならずヨーロッパ全土に並外れたインパクトを与えています。
さらに特筆すべきは、今シーズンのチャンピオンズリーグとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の両大会において、あのFCバルセロナを敗退させるという歴史的なジャイアントキリングを成し遂げたことです。首都マドリードの他のビッグクラブとは異なる独自のアイデンティティと熱気を持つバジェカス地区のクラブは、近い将来に向けて不確実性を抱えながらも、最高に幸福な瞬間を謳歌しています。
(via SPORT)
移籍市場でのターゲット
来シーズンに向けた補強の動きもすでに見られています。クラブは現在、UDラス・パルマスに所属するDFミカ・マルモルに強い関心を示しています。テラッサ出身のこのディフェンダーは、ラス・パルマスがプレーオフを経て1部昇格を果たすかどうかにかかわらず、6月30日で満了となる契約を更新せず退団することが決定しています。
契約フリーとなる優良物件であるため、ラージョ・バジェカーノだけでなく、セルタ・デ・ビーゴやヘタフェといった国内の複数クラブも獲得を狙っており、激しい争奪戦が予想されています。
(via ElDesmarque)
新監督人事の動向
イニゴ・ペレス前監督の退任に伴い、新たな指揮官探しが急務となっている中、先週にはエイバルを率いるベニャト・サン・ホセ監督の引き抜きが噂されていました。オサスナとともにラージョ・バジェカーノが新天地の候補として浮上していましたが、最終的に同監督はエイバルとの契約を2027年まで延長することで合意に達しました。これにより、彼がバジェカスのベンチに座るという選択肢は完全に消滅しています。
(via MARCA)
ワールドカップ出場選手
6月11日に開幕する2026年ワールドカップ(アメリカ、カナダ、メキシコ共同開催)において、ラージョ・バジェカーノからは2名の選手が母国を代表して大舞台に立ちます。ガーナ代表としてアブドゥル・ムミンが、セネガル代表としてパテ・シスがそれぞれ選出されており、クラブでの活躍を世界に向けて証明する機会を得ています。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
イニゴ・ペレス前監督の下、バルセロナ撃破やカンファレンスリーグ決勝進出という歴史的シーズンを終えたラージョ。指揮官の退任という大きな転換期を迎え、新監督探しやミカ・マルモル獲得に向けた動きなど、来季に向けた再建がすでに始まっています。W杯へ向かうムミンとシスの活躍にも期待がかかります。