セルヒオ・カメジョ
スペイン代表がワールドカップ準決勝フランス戦を控える中、セルヒオ・カメジョがラジオ番組「La Tribu」に出演し、現在の心境やクラブへの思いを語っている。カメジョといえば、オリンピック決勝のフランス戦で延長戦に2ゴールを決め、スペインに金メダルをもたらした絶対的なヒーローである。彼はこの大一番を前に、『神経がすり減るような感覚に襲われ、1000通りものシナリオを想像してしまう。でも、ピッチに足を踏み入れた瞬間にすべてが消え去り、素晴らしいことだけを思い描けるようになるんだ』と、大舞台特有の緊張感とプロとしてのメンタリティを表現している。
フランス代表の圧倒的な攻撃力、特にマイケル・オリセとキリアン・エンバペの連携や、ウスマン・デンベレのインスピレーションがもたらす脅威を認めつつも、『フランスが最高のチームとして恐怖や威圧感を与えるのは事実だが、彼らに何らかのダメージを与えられる唯一のチームがスペインだ』と断言した。さらに、オリンピック決勝でフランスを下した経験から、『彼らがワールドカップでプレーしているのを見ると驚かされるし、私たちが成し遂げたことへの賞賛の念がさらに深まる』と誇りを口にしている。その決勝で対戦したオリセについては、『当時から彼らがボールを持てば危険を生み出すという感覚は全く同じだった』と振り返り、さらに『パウ・クバルシやアレックス・バエナといった顔なじみにタイトルを奪われた記憶がオリセの頭にも残っているはずで、彼も私たちに対して大きなリスペクトを持ってプレーするだろう』と分析した。
ルイス・デ・ラ・フエンテ監督率いる現在のスペイン代表については、『非常に完成されたチーム』と評価しつつ、『私たちはこの世代の選手たちを過小評価しているような気がする。勝つことに慣れすぎてしまったからかもしれない』と、周囲の評価に対する複雑な心境も明かした。さらに、ラミン・ヤマルに対しては『彼がボールを持ち、すぐに3、4人の選手を引きつけるのを見ると恐怖すら覚える。彼にフランス戦の素晴らしい記憶が蘇り、インスピレーションが湧くことを願っている』と絶賛し、ミケル・オヤルサバルについては『彼には恋をしている。イアゴ・アスパスやジェラール・モレノ、アントワーヌ・グリーズマンのような、ゲームの読みと頭の回転の速さに恵まれたフォワードのプレースタイルに魅了されている』と手放しで称賛した。
そして話題はラージョ・バジェカーノでの日常へと移った。バカンスを終えてすでにチームのトレーニングに合流しているカメジョは、成長を続けるクラブをさらに後押ししたいという強い熱意に満ち溢れている。『ラージョでも、私たちは常に上を目指して成長し続けることに慣れつつある。その流れから絶対に降りたくないんだ』と力強く宣言。さらに、熱狂的なサポーターが集うバジェカスという街の特異性についても触れ、『あんなにも謙虚で、そしてとてつもなく楽しい地区と深いつながりを持てると、本当に心が揺さぶられるし感動するんだ』と、クラブと街への深い愛情を言葉にしている。(via MARCA)