モロッコ代表の親善試合で先発し見事なアシストを記録するも、他選手の接触に巻き込まれ右膝を負傷交代
✅ W杯に臨むベティスの選手たち
2026年W杯に向けてクラブ史上最多となる7人の選手が各国の代表メンバーとして本大会に選出
✅ ロ・チェルソの代表でのプレーと去就問題
アルゼンチン代表でPKを獲得する活躍を見せるも、クラブの売却益確保のため放出の可能性が浮上
✅ 中盤の補強:エンソ・バレネチェアへの関心
資金調達に向けた人員整理が進む中、ベンフィカに所属するアルゼンチン人ピボーテの獲得を画策
✅ アタッカー補強:バンバ・ディエン争奪戦
ロリアンで大活躍したセネガル人FWを移籍金ゼロで狙うも、欧州複数クラブとの激しい争奪戦に発展
✅ 左サイドバック補強:サリナスとプエルタへの関心
ラシン・サンタンデールの有望株2人を狙うも、昇格による違約金高騰と会長の徹底抗戦により獲得は難航必至
✅ 期待の若手ゴンサロ・ペティットの現状と決意
ローン先で極めて高い決定力を発揮した若手FWが、ペジェグリーニ監督の下でのトップチーム定着を強く志願
✅ フェキル獲得の裏側にあった完全な機密保持
2019年のフェキル獲得時、世界中のエージェントを出し抜くために行われた極秘の交渉と招待の舞台裏が判明
アブデの負傷とモロッコ代表での活躍
🇲🇦アメリカ、メキシコ、カナダで開催されるW杯に向けたニュージャージーでの親善試合モロッコ対ノルウェー戦で、エズ・アブデが先発出場し躍動しました。前半8分、自陣左サイドから40メートル以上を単独の力強いドリブルで駆け上がり、ブラヒム・ディアスの先制ゴールを見事にアシストしました。しかし前半終了間際、ノルウェーのコーナーキックの守備時、元ベティスのチャディ・リアド(現クリスタル・パレス)と相手のアレクサンダー・セルロート(アトレティコ・マドリード)の激しい競り合いに巻き込まれ、相手に押されて倒れ込んだリアドがアブデの軸足であった右膝に激突してしまいました。
アブデは最初はプレーを続行しようとしましたが、3分後に痛みに耐えきれず自らピッチに倒れ込みました。スタッフに支えられながら足を引きずってロッカールームへ下がり、後半からソフィアン・ラヒミと交代しました。アブデは今季素晴らしい活躍を見せ、W杯という世界最大のショーケースで自らが将来の有望株ではなく、国際的なビッグタレントの一人として確立された存在であることを証明したいと意気込んでいた矢先の出来事でした。代表チームやベティスに大きな懸念が広がっており、数時間以内に行われる医療検査とモロッコサッカー連盟からの公式な医療報告が待たれる状況です。アブデはこれまで代表37試合で5アシストを記録しています。なお、この試合ではベティスのチームメイトであるソフィアン・アムラバトも後半から交代出場してプレーしました。(via Estadio Deportivo)(via SPORT)(via MARCA)
W杯に臨むベティスの選手たち
🌍2026年W杯において、レアル・ベティスからクラブ史上最多となる7人の選手が各国の代表として参加するという新記録を樹立しました。選出されたメンバーは、モロッコ代表のエズ・アブデとソフィアン・アムラバト、アルゼンチン代表のジオヴァニ・ロ・チェルソ、コロンビア代表のクチョ・エルナンデス、メキシコ代表のアルバロ・フィダルゴ、スイス代表のリカルド・ロドリゲス、そしてコンゴ民主共和国代表のセドリック・バカンブです。リカルド・ロドリゲスはスイス代表としてオーストラリアとの親善試合に74分間出場しましたが、彼は6月末で契約満了となりベティスとは契約を更新せずに退団することが確実となっています。(via Estadio Deportivo)
ロ・チェルソの代表でのプレーと去就問題
🇦🇷テキサスで開催されたアルゼンチン対ホンジュラスの親善試合において、ジオヴァニ・ロ・チェルソはインサイドハーフとして先発出場し、61分間プレーした後にアレクシス・マック・アリスターと交代しました。ペナルティエリア外から放った強烈な左足のシュートがクロスバーを直撃し、そのこぼれ球の競り合いからPKを獲得してラウタロ・マルティネスの先制点に繋がるなど、攻撃面で危険な場面を作り出しました。その一方で、簡単なプレーでの動きの遅さやパスミス、シュートミスも散見され、ティアゴ・アルマダからのラストパスを打つのが遅れて相手ディフェンダーにブロックされる場面もありました。
クラブは彼がW杯で活躍し、現在800万ユーロまで低下している市場価値を回復させることを期待しています。ベティスはヨーロッパリーグに参戦する強みを持っていますが、6月30日までに2000万から3000万ユーロの売却益を計上する必要があり、ロ・チェルソも高額な給与を空けるための放出候補となっています。リーベル・プレートのエドゥアルド・コウデ監督(ロザリオ・セントラル時代に彼をプロデビューさせた恩師)が獲得を熱望しているほか、アル・カディシヤなどのサウジアラビアの複数クラブからも関心を持たれていますが、本人はヨーロッパでのプレー継続を優先しています。今季の成績は32試合出場で1777分間プレーし、3ゴール3アシストでした。チームにはパブロ・フォルナルスやイスコ・アラルコンがいるため、彼の放出は戦力的に致命的ではないと考えられています。(via Estadio Deportivo)
中盤の補強:エンソ・バレネチェアへの関心
🇦🇷クラブが6月30日までにキャピタルゲインを創出するため、セルジ・アルティミラやネルソン・デオッサといった守備的ミッドフィルダーが放出の対象に挙がっています。一方でマヌエル・ペジェグリーニ監督にとって不可欠なナタン・デ・ソウザや契約解除金が6000万ユーロに設定されているアブデは、市場価格を大幅に超えるオファーがない限り売却しない方針です。ラージョ・バジェカーノによるノーベル・メンディの買い取りや、アサン・ディアオらが所属するコモ1907のCL出場ボーナスなどが売却益の目標額にカウントされる見込みです。
中盤の再編に向けて、ソフィアン・アムラバトの去就が不透明なため、ベティスは少なくとも2人の新戦力を探しています。そのターゲットとなっているのが、ベンフィカに所属するアルゼンチン人ピボーテのエンソ・バレネチェアです。彼は昨夏アムラバトを獲得する前にもリストアップしていたお気に入りの選手であり、ベンフィカのジョゼ・モウリーニョ監督退任によって彼の立場が好転する可能性もありますが、ベンフィカ側は完全移籍、または買い取り義務やオプション付きのローン移籍であれば有利な条件で交渉に応じる構えを見せています。今季は43試合に出場して約3000分プレーし、2ゴールを記録しています。(via Estadio Deportivo)
アタッカー補強:バンバ・ディエン争奪戦
🇸🇳セドリック・バカンブとチミー・アビラが退団したことを受け、ベティスはクチョ・エルナンデスの相棒となるハイレベルなアタッカーを探しています。ターゲットはロリアンで今季リーグ戦26試合に出場し16ゴール1アシストと大爆発したセネガル人FWのバンバ・ディエン(26歳・178cm)です。彼はロリアンとの契約延長を拒否しており、移籍金ゼロのフリーで獲得できる可能性があります。
フランスでの年俸は100万ユーロ以下であり、ベティスの財政事情にも合致します。しかし、ラツィオ、フライブルク、ザンパウリ、さらにはレスター、ブラックバーン、ポーツマスなどイングランドの複数クラブが争奪戦に加わっており、契約時のボーナス金が高騰することが予想されています。事実上の移籍金のような形になる見込みで、現在の市場価値は1500万ユーロとされています。本人はW杯終了後に自身の将来に向けた重要な決断を下す見込みです。(via Estadio Deportivo)
左サイドバック補強:サリナスとプエルタへの関心
🇪🇸マヌ・ファハルドSDは、リカルド・ロドリゲスが退団し、フニオル・フィルポの去就も不透明であるため、左サイドバックの刷新を計画しています。一人は経験豊富な選手、もう一人は有望な若手の獲得を狙っており、そのターゲットとしてラシン・サンタンデールの19歳DFホルヘ・サリナスが浮上しています。サイドとセンターバックの両方を高いレベルでこなすサリナスは、今季33試合で7アシストを記録しました。
当初は契約解除金が400万ユーロとされていましたが、ラシンが1部昇格を決めたことで、契約解除金は1600万ユーロ前後に跳ね上がりました。ラシンのマノロ・イゲラ会長は『彼らを売りたくはない。我々から獲得したいのであれば、解除金を支払って奪い取るしかない』と徹底抗戦の姿勢を強調し、獲得してからのレンタルバックという条件すら示唆しています。サリナスにはベティスの他、バルセロナ、アトレティコ、PSG、ボローニャ、レヴァークーゼン、フランクフルト、ポルト、ベンフィカ、スポルティングなど欧州の強豪がこぞって関心を示しており、獲得は困難を極めます。さらに、ベティスは同じくラシンに所属し、コロンビア代表としてW杯に出場する22歳のMFグスタボ・プエルタ(今季33試合3ゴール)にも関心を示していますが、ラシンはこちらに対しても1600万ユーロの解除金を要求しています。(via Estadio Deportivo)
期待の若手ゴンサロ・ペティットの現状と決意
🇺🇾ウルグアイでの休暇中、ゴンサロ・ペティットが12歳から所属していた古巣ナシオナル・モンテビデオを訪問し、背番号9のユニフォームを着て笑顔でポーズをとる写真が公開され、地元ファンから『家にいる君を見られて嬉しいよ』と復帰を望む愛情に満ちた声が殺到しました。
昨夏、ベティスは固定400万ユーロと変動250万ユーロを支払い、彼の保有権の92.5%を獲得しました。今季はミランデスとグラナダへローン移籍し、控えの立場ながらも37試合で8ゴールを記録しました。リーグ戦では枠内シュート11本、総シュート33本で7ゴール、シュート4.7本につき1ゴールという極めて高い決定力を示しました。彼の代理人にはすでに他クラブからのローン移籍のオファーが複数届いていますが、ペティット本人はマヌエル・ペジェグリーニ監督の下でプレシーズンに参加し、2026-27シーズンのトップチームでの居場所を勝ち取れると証明することを強く希望しており、オファーの検討はその後にする決意を固めています。ベティスとは2031年まで契約を結んでいます。(via Estadio Deportivo)
フェキル獲得の裏側にあった完全な機密保持
🇫🇷2019年にナビル・フェキルがベティスへ移籍した際の裏側が、代理人のジョアン・アルネジャによって明かされました。彼は当時の状況について『世界王者であり、リヨンに在籍し、リヴァプールからのオファーがあって、天文学的な金額が動く選手でした。完全な機密保持が何よりも鍵でした』と詳しく語りました。
契約の前にフェキルと弟のヤシンを誰にも知られずにセビージャへ招き、街を案内して納得させました。契約がまとまったその日にマスコミに情報が漏れ、世界中のエージェントから電話が殺到しましたが、すでに手遅れであり見事に獲得を成功させました。ベティスは移籍金1975万ユーロとボーナス1000万ユーロで彼を獲得し、6シーズンで165試合に出場して29ゴール29アシストを記録し、2022年の国王杯優勝という大きな成功をもたらしました。2024年にアル・ジャジーラへ500万ユーロで売却したことで、1400万ユーロという巨額の給与負担も削減することに成功しました。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
W杯開幕を前にアブデの負傷という悲報が飛び込んできましたが、クラブは史上最多7人の選手を大会に送り出します。一方で6月30日に向けた資金調達のための人員整理や、エンソ・バレネチェア、バンバ・ディエン、ホルヘ・サリナスら国内外の有望株を巡る激しい補強戦線が本格化しており、フロントは非常に多忙な夏を迎えています。