マルティネス・バレロの改修とアウェイ席の大幅削減
🏟️ エルチェCFは、本拠地マルティネス・バレロのアウェイサポーター用スタンドを現在の半分以下に縮小する計画を進めている。対象となるのは、北側ゴール裏(フォンド・ノルテ)のリングとトリブナ上層リングの間に位置するセクター。これまでは1500席がアウェイ用に確保されており、昨季開幕戦のレアル・ベティス戦をはじめ、バレンシアやレバンテ戦ではこのエリアが満席となっていた。
しかし、1部昇格以降ソシオの待機リストが増え続けており、先ごろ終了した25/26シーズンで1部残留を確定させたことで、その需要はさらに高まっている。クラブはこの待機リストの解消と新規ソシオの受け入れスペースを確保するため、今夏に行われるスタジアム改修工事に合わせてアウェイ席を700席に制限し、浮いた分の座席をソシオ向けに転用する方針だ。
この夏に実施される改修工事では、下層リングの座席が全面的に新しくなるほか、両ゴール裏およびプレフェレンシアのスタンドにもトリブナと同じモデルの最新座席が導入される。さらに、スタジアムの支持構造の改善や最適化も行われる予定となっている。
なお、この改修工事は日曜日に一時中断を余儀なくされた。目前に迫った2026年ワールドカップに向けた偽造品対策として、ユーロポール、インターポール、欧州不正対策局(OLAF)の支援を受けた200人以上の警官が周辺で大規模な強制捜査を行ったあおりを受けた形だ。
(via Estadio Deportivo)
ハビ・ロダGKコーチの退団と新監督人事の噂
👋 エデル・サラビア監督のコーチングスタッフとして、エルチェの1部昇格(24/25シーズン)と直近の25/26シーズンの見事な1部残留に大きく貢献したアラゴン出身のハビ・ロダGKコーチが、クラブを去ることが決定した。
エルチェは彼に対して契約延長のオファーを提示していたものの、ロダは自身の故郷であるレアル・サラゴサへの復帰を優先した。サラゴサではトップチームのGK指導を主軸としながら、育成部門も含めたゴールキーパー部門全体の再構築プロジェクトを担うことになる。
一方、エルチェのトップチームの指揮官の座は現在空席となっており、オサスナやラージョ・バジェカーノなどとともに、ハゴバ・アラサテが新監督の有力な候補の一人として挙がっている。彼はラ・リーガのクラブでの指揮に復帰する可能性が高いと見られている。
(via SPORT)
U-12がラ・リーガ FC Futuresで歴史的な初優勝!
🏆 エルチェのU-12(アレビン)チームが、ビジャレアルのシウダ・デポルティーバ・パメサで開催された第33回ラ・リーガ FC Futures(旧プロミセス大会)で、クラブ史上初となる歴史的な優勝を飾った。
今大会のエルチェはまさに台風の目だった。グループステージでアトレティコ・マドリード、セビージャ、ビジャレアルといった強豪と同組になりながらも突破。堅守と効果的なダイレクトプレーを武器に、大会を通じてチームとして大きな成長を遂げた。
決勝トーナメントの道のりも劇的だった。ベスト16では優勝候補の一角だったFCバルセロナを相手にスコアレスドローで耐え抜き、PK戦の末に撃破。続く準々決勝のラージョ・バジェカーノ戦では先制を許すも、マリオ・ガルシアのヘディングシュートで1-1に追いつき、再びPK戦を制した。この2つのPK戦で驚異的なセーブを連発したのが、4歳からエルチェの下部組織に在籍するルーマニア出身の守護神、デニス・アンドレイだった。彼はこの活躍が評価され、大会の最優秀ゴールキーパー賞を受賞している。
準決勝のセビージャ戦でも先制点を奪われる苦しい展開となったが、マリオ・ガルシアとハビエル・ベニートのゴールで見事2-1の逆転勝利を収め、決勝への切符を手にした。
そして迎えたレアル・マドリードとの決勝戦。スタンドがまるで小さなマルティネス・バレロと化し、熱狂的な声援が響く中、試合は開始2分でマドリードのウゴ・マテオに先制される波乱の幕開けとなった。しかし、エルチェの選手たちは決して下を向かなかった。
マリオ・ガルシアがペナルティエリア内で見事なオーバーヘッドキックを放ち、これが相手DFのハンドを誘発。このPKをキャプテンのダビド・マルティネスが冷静に沈めて同点に追いつき、前半を折り返した。
後半開始直後、ジェラール・リナレスが信じられないような鮮やかなハーフボレーをゴール上隅に突き刺し、ついに逆転に成功。さらにその後、完璧なトランジションからダビド・マルティネスが強烈な左足のミドルシュートを右上隅に叩き込み、リードを3-1に広げた。残り2分でマドリードに1点を返されたものの、最後まで集中力を切らさずに3-2で逃げ切り、タイムアップの笛とともに歓喜を爆発させた。
チーム最多の4ゴールを挙げた生粋のストライカー、マリオ・ガルシアや、大会を通じて2ゴールを記録したソイロ・メノールなど、個性豊かな才能が噛み合い、リアクティブなチームから「何でもできる」と信じられるチームへと進化を遂げた結果の戴冠だった。
この歴史的快挙の副賞として、エルチェU-12は今年10月にオーランド(アメリカ)で開催される国際大会への招待状も手にしている。デニス・アンドレイ、ダビド・マルティネス、ジェラール・リナレスらが牽引したこの世代は、エルチェの歴史に永遠にその名を刻むことになった。
(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)
【本日の総括】
トップチームはスタジアム改修やアウェイ席縮小によるソシオ優遇策を進め、新監督探しに奔走する一方、U-12チームが全国大会で歴史的な初優勝を飾るという、クラブの明るい未来を感じさせる一日となりました。