夏の補強失敗組の放出計画:ダンジュマら3選手の現状とクラブの思惑

昨季前半戦、チームが降格圏に沈みカルロス・コルベラン監督の解任危機にまで発展した大きな要因の一つが、夏の移籍市場での補強の失敗だった。重傷を負うまで活躍したホセ・コペテや、コンスタントに出場機会を得たフィリップ・ウグリニッチは例外として、ダニ・ラバ、バティスト・サンタマリア、そしてスター候補として迎えられたアルナウト・ダンジュマの3選手は完全に期待を裏切る結果となった。クラブはコルベラン監督の構想外となったこの3選手を市場に出し、プレシーズンが始まる前にチームから切り離す方針を固めている。

ダニ・ラバは8月と9月にそれぞれ1度ずつ先発出場しただけで、その後は完全に監督の構想から外れた。契約を1年残しており、本人は自身の置かれた厳しい状況を理解しているものの、より条件の良いオファーが届かない限り急いで退団する意志はないため、クラブとの間で膠着状態が続いている。

ピボットとして期待されて加入したバティスト・サンタマリアの状況も厳しい。1月にギド・ロドリゲスが加入して以降、わずか2分間しかピッチに立っていない。コパ・デル・レイでの出場がメインとなっていたが、不条理な退場処分を受けてからはその機会すら失ってしまった。彼もまた契約を1年残しているが、戦力外であることを自覚しており、クラブはプレシーズン前の放出を強く望んでいる。

最も解決が難しいのがアルナウト・ダンジュマのケースである。チームの絶対的なスターとして加入したナイジェリア生まれのウインガーだが、9月30日にメスタージャで行われたオビエド戦でペペルが蹴るはずのPKを奪って失敗し、1-2の敗戦を招いて以来、実に9ヶ月間もゴールから遠ざかっている。移籍金ゼロで獲得した選手ではあるものの、クラブは彼の高額な給与負担をなくし、他の選手の登録枠を確保するために他クラブへの放出を画策している。しかし、ダンジュマ本人は残留を希望しており、クラブの思惑通りに事態が進むかは不透明な状況だ。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

レンタル復帰組や高年俸の構想外選手の放出による財政整理を進める一方、スペイン人選手を中心としたカンテラ重視の堅実なチーム作りが急務となっています。代表デビューを果たしたハビ・ゲラの言葉通り、一貫したパフォーマンスで再び欧州の舞台へ返り咲くことが、現メスタージャ最終年の至上命題です。