クラブ売却問題

🏢 セルヒオ・ラモスと投資グループ「Five Eleven Capital」によるセビージャFCの買収交渉は、完全に破談へと向かっています。

ラモスは記者会見を開き、交渉決裂について弁明を行いました。彼は、大株主側との『差額はわずか500万ユーロだ』と主張し、『クラブの将来の実行可能性のために必要』な合意に向け、引き続き交渉を行う用意があると語りました。しかし、カストロ家、アレス家、カリオン家、ギハロ家、そしてデル・ニド・ベナベンテ氏ら大株主側は強硬な姿勢を崩していません。

破談の最大の理由は、ラモス側が土壇場でメキシコの投資家(DMIグループ)を引き入れ、条件を大きく変更したことにあります。当初の合意では、3億7630万ユーロで株式の85%を取得し、8000万ユーロの増資を行う予定でしたが、新提案では買収額を2億2200万〜2億6200万ユーロに減額しつつ、即座に1億2000万ユーロの融資(後に株式転換可能)を行い、ラモス陣営が60〜67%の支配権を握る内容になっていました。これにより、現株主の持ち分は大幅に希薄化されることになります。ラモスは1億2000万ユーロへの増資について『ラ・リーガの推奨によるものだ』と説明しましたが、ラ・リーガの経済管理規則(ファイナンシャル・フェアプレー)上、6000万ユーロを超える増資は選手登録枠の拡大において無意味であり、この主張は事実と異なると指摘されています。

大株主側はすでに別の投資家グループ(7件のオファー)との交渉を進めており、ラモス側との再交渉は不可能と見られています。さらに大株主側は、クラブの機密情報を漏洩したとしてラモス側に対する法的措置も辞さない構えです。

また、小株主連合である「Accionistas Unidos」もこの状況に激怒しています。彼らは、ラモスが新投資家(不動産事業に強いDMIグループ)の計画について質問された際、サンチェス・ピスフアン・スタジアムやシウダ・デポルティーバの不動産投機や売却の可能性を明確に否定せず、沈黙を貫いたことを『非常に疑わしい』と批判しました。同時に、自己利益のみを追求する大株主側に対しても『全てはお金のためだ』と糾弾し、現理事会の辞任、救済委員会の設立、そしてファンが参加できる形での株式増資を強く求めています。 (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, ElDesmarque)