新監督人事

セグンダ・ディビシオンへの降格を受け、1部復帰を至上命題とする新プロジェクトを率いる予定だったマルティン・デミチェリス監督の退団が確実となった。スポーツディレクターのパブロ・オルテルスは、この退団による影響を最小限に食い止めるべく、時間との戦いの中で新たな指揮官探しに奔走している。

複数の監督が売り込まれる中、クラブが求めるプロフィールに絞り込まれた候補リストには、ルビ、ガルシア・ピミエンタ、ルイス・ガルシアといった名前が並んだ。そして現在、新監督の最有力候補となっているのがルイス・ガルシアである。過去にマジョルカの監督候補としてハビ・カジェハの名前も挙がっていたが、クラブはルイス・ガルシアに白羽の矢を立てた。

ルイス・ガルシアは2004-05シーズンにマジョルカで選手としてプレーした経験を持つ。今季はUDラス・パルマスを指揮し、勝ち点73を獲得してチームを5位に導く好成績を残した。6月30日で契約満了を迎えるにあたり、3月からラス・パルマスと契約更新の交渉を行っていたが、条件面に納得せず回答を先延ばしにし、密かにマジョルカとも並行して交渉を進めていた。ジローナとマジョルカのプロジェクトに惹かれていた中、最終的にマジョルカのプロジェクトを最も魅力的に感じている。

パブロ・オルテルスSDも、ルイス・ガルシアがカテゴリーとクラブを取り巻く環境を熟知している点を高く評価している。さらに、試合を支配するプレースタイルを好む点も、デミチェリスや他の候補者に求めていたスタイルと合致しており、クラブの意向に沿う指揮官として期待が寄せられている。

(via SPORT)

(via MARCA)

スカッドの再構築

マルティン・デミチェリスの退団により一時的にストップしていたチームの再構築だが、クラブは1部昇格に向けて大幅なスカッドの刷新を計画している。その資金源となるのが、ヴェダト・ムリキ、パブロ・マフェオ、カイル・ラリンの売却である。

この3選手の放出により、クラブの金庫には多額の資金がもたらされる予定であり、パブロ・オルテルスSDはこの資金を活用して必要な補強を行う。来季のマジョルカは、同じく降格組であるジローナやオビエドと共にセグンダ・ディビシオンで昇格を争う最大のライバルとなるため、それにふさわしい競争力のあるチーム作りが進められている。

(via SPORT)

ヴェダト・ムリキ退団

RCDマジョルカとフェネルバフチェSKは、ヴェダト・ムリキの移籍で正式に合意に達した。残念ながらチームはセグンダ・ディビシオンへ降格してしまったが、コソボ代表ストライカーはバレアレス諸島での輝かしい時代に終止符を打ち、ファンからの惜しみない称賛と共にクラブを去ることになった。

ムリキは2021/22シーズンの冬の移籍市場でローンで加入し、すぐに絶大なインパクトを与えた。そのシーズンは5ゴール3アシストを記録して1部残留に大きく貢献し、ファンの心を掴んだことで2022年の夏に完全移籍を果たした。

翌2022/23シーズンには、リーグ戦とコパ・デル・レイ合わせて16ゴールをマークし、チームの9位躍進の鍵となった。その後の2シーズンでもそれぞれ7ゴールを挙げ、2024年のコパ・デル・レイ決勝や2025年のスーペルコパ準決勝といった、クラブの歴史に残る重要な試合でスタメンとして活躍した。

そして、終了したばかりの2025/26シーズン、ムリキは1部リーグでのクラブ史上最多得点記録を更新する57ゴールに到達し、サミュエル・エトーが保持していた記録を塗り替えてその名を黄金の文字で刻んだ。さらに今季は23ゴールを挙げ、リーグの得点ランキングで2位に入るという素晴らしい成績を残した。

マジョルカでの通算成績は155試合出場、58ゴール、12アシスト。クラブは公式声明の中で『ムリキはピッチ内外でのパフォーマンスにより、クラブのレジェンドであり、全ファンから最も愛された選手の一人となった。クラブでの彼の活躍に深く感謝し、今後の幸運を祈る』と最大限の敬意と感謝を表した。移籍発表後、SNS上はファンからの彼に対する愛情と感謝のメッセージで溢れ返っている。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

セグンダ降格を受けたマジョルカは、デミチェリス監督の退団に伴い、クラブOBでありラス・パルマスを躍進させたルイス・ガルシアの招聘に動いています。また、クラブの歴史に名を刻んだ大黒柱ヴェダト・ムリキがフェネルバフチェへ移籍し、マフェオ、ラリンらの売却資金をもとに、1部復帰へ向けた大規模なチーム刷新が始まろうとしています。