イプスウィッチとのプレシーズン最終戦
ラージョ・バジェカーノは8月8日土曜日、プレシーズン最後の夏期準備の仕上げとしてイギリス遠征を行い、歴史あるポートマン・ロード・スタジアムでイプスウィッチ・タウンとの親善試合に臨みます。この一戦は、ベニャト・サン・ホセ監督率いるチームにとって、戦術のディテールを調整し、競争的なリズムを整えるための極めて重要な最後のテスト機会となります。
これまでにチームはフェイエノールト、シャルルロワ、ハート・オブ・ミドロシアンとプレシーズンマッチを消化してきました。指揮官はこれらの実戦を通じて自動的な連係を定着させ、新シーズンの開幕スタメンを固めることを目指しています。クラブはここ数週間、いくつかの不確実性に包まれており、サポーターにとっても先行きが懸念される中での重要なテストとなります。
この親善試合はスペイン時間の16:00にキックオフされますが、現時点でスペイン国内での公式なテレビ放送やオンラインでのライブ配信は確認されていません。この最終戦を終えた後、ラージョは8月15日土曜日の21:30に敵地サンチェス・ピスフアンで行われるセビージャFCとのラ・リーガ開幕戦へと向かいます。 (via MARCA)
ローマからアルバニア代表DFクンブラを期限付き移籍で獲得
守備陣の強化を進めるラージョ・バジェカーノは、イタリア・セリエA of ASローマからアルバニア代表のセンターバック、マラシュ・クンブラを今シーズン終了までの期限付き移籍で獲得したことを公式に発表しました。
クンブラにとって、今回のラージョへの移籍はサッスオーロ、エスパニョール、マジョルカに続く4度目のレンタル移籍となります。ヘラス・ヴェローナの下部組織出身である彼は、セリエAで実力を証明した後の2020年にローマに加入しました。アルバニア代表としては2019年から活躍しており、20試合以上の出場キャリアを持ち、ユーロ2024のメンバーにも名を連ねています。
昨シーズン、期限付き移籍先のマジョルカ(セグンダ降格)では主に筋肉系の故障に悩まされ、ラ・リーガとコパ・デル・レイを合わせてわずか10試合の公式戦出場にとどまるなど、継続性を欠いていました。彼が最後に公式戦のピッチに立ったのは4月12日の試合であり、その対戦相手はラージョ・バジェカーノでした。
一方で、2024/2025シーズンに在籍したエスパニョールではマノロ・ゴンサレス監督のもとで絶対的な主力として君臨し、リーグ戦38試合中35試合に出場して3ゴールを記録し、10枚のイエローカードを受けるなど非常にタフな守備を披露しました。
度重なる筋肉系の故障歴から、ラージョのサポーターの間では彼のコンディションを不安視するリアルな懸念もありますが、スペインのフットボールを熟知している点は大きな強みです。ベニャト・サン・ホセ監督の指揮のもとで本来のパフォーマンスを取り戻し、キャリアの再スタートを図ることが期待されています。早ければ8月15日のセビージャ(ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるチーム)との開幕戦でデビューする可能性もあります。 (via Estadio Deportivo)
守備陣の再編と補強動向
クンブラの獲得により、ラージョ・バジェカーノのセンターバック陣は既存のフローリアン・ルジューヌ、ノーベル・メンディ、そしてルイ・フェリペに彼が加わる形で再編成されます。これは今夏の移籍市場における3人目の補強であり、昨シーズンに期限付きで在籍していたノーベル・メンディとジョズア・ヴェルトロウドの完全移籍買い取りに続く動きとなります。
昨シーズン、ディフェンスラインの主力として活躍したルイ・フェリペやパチャといった選手たちが今夏の市場で退団したため、ベニャト・サン・ホセ監督にとって守備陣の再構築が急務となっていました。
さらに、左サイドバックを務めるペプ・チャバリアの移籍が秒読み段階に入っているため、指揮官はフロントに対して新たなサイドバックの緊急獲得を熱望しています。その具体的なターゲットとして浮上しているのが、所属するジローナがセグンダに降格したことに伴い、新たなチームを模索しているとされるアレックス・モレノです。リーグ開幕が目前に迫る中、守備の穴を埋めるための緊迫した交渉が続けられています。 (via MARCA)
スタジアム問題を巡るプレサ会長の重大な警告
ピッチ外では、クラブの根幹を揺るがしかねない極めて重大なスタジアム問題について、マルティン・プレサ会長が重い沈黙を破り、周囲へ強烈な警告を発しました。
プレサ会長は、クラブが現在直面しているスタジアムの利用やバジェカスを離れる可能性を巡る政治的・行政的な摩擦について、もし自分たちが慣れ親しんだホームスタジアムであるバジェカスでプレーし続ける権利を失い、別の場所へ移転せざるを得なくなった場合、クラブとしての競争力を完全に失うことになると主張しました。
彼は、その事態がもたらす悲劇的な結末について『もしラージョがバジェカスでプレーしないことになれば、我々はセグンダ(2部)に降格することになるだろう』という非常に衝撃的な表現を用いて表現し、バジェカスという魂の宿る場所で戦い続けることがクラブの1部残留に不可欠であるという強い危機感を示しました。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ラージョ・バジェカーノはローマから実力派DFクンブラをレンタルで補強し、チャバリアの退団を見据えてモレノの獲得を画策するなど、開幕に向けた守備陣の再編を急ピッチで進めています。ピッチ外ではスタジアム問題に対するプレサ会長の警告がクラブを揺るがす中、イプスウィッチとの最終調整を経て、過酷なセビージャとの開幕戦へと向かいます。