レアル・サラゴサ
イバイ・ゴメス新監督が率いるレアル・サラゴサでは、中盤の序列を巡る大きな謎と新星の台頭が議論を呼んでいます。
夏の移籍市場最終日、トルコのギョズテペなどから50万ユーロのレンタル料+350万ユーロの買い取りオプションという、3部リーグのクラブとしては破格のオファーが届いていたガーナ人MFユシフ・サイドゥ。サラゴサとイバイ監督は「昇格のために絶対に手放せない重要な存在だ」と説得してこの移籍を阻止し、チームに引き留めました。しかし、蓋を開けてみれば開幕2試合でサイドゥの出場時間は「ゼロ」。ベンチで完全に幽閉状態(invisibles)となっており、周囲のメディアやファンを大いに困惑させています (via SPORT)。
その一方で、新加入のマルコ・サンガリが圧倒的なセンセーションを巻き起こしています。前節のアンテケラ戦、前半にアイデアも創造性も欠いて悲惨な戦いに終始したチームに対し、後半から途中出場したサンガリは右サイドを一気に活性化。投入直後に瞬く間にPK(アンデル・エレーラがポストに当てて失敗)を獲得するなど、圧倒的な推進力とクオリティを誇示しました。昨季はラシン・サンタンデールで昇格の立役者となった実力者が、早くもイバイ・ゴメス監督の中盤の序列を塗り替え、スタメンの座を強奪する勢いを見せています (via SPORT)。
【本日の総括】
レアル・マドリードとFCバルセロナが圧倒的な力を見せる一方で、ラ・リーガのその他のクラブでは、21年ぶりのCL参戦に狂喜して強行軍を敷くレアル・ベティス、サン・マメスでの歴史的敗戦を経て早くもシメオネ采配への非難が噴出するアトレティコ、そしてメスタージャでの歴史的惨敗から警察が出動する暴動劇と「ボイコット」が叫ばれるバレンシアCFなど、激動の一日となりました。また、2部リーグにおいても、奇跡の昇格をもたらした英雄バラガン監督をわずか4節で切り捨てる非情な電撃解任に揺れるエルデンセなど、フットボールの「光と影」が極めて残酷に交錯しています。