ホーム通算対戦は勝ち越し!伝統の要塞マルティネス・バレーロで狙う歴史的大勝の記憶
エルチェCFの本拠地マルティネス・バレーロで迎えるレアル・ソシエダ戦は、歴史的に見てもエルチェにとって大きな自信を与える舞台となってきました。
これまでプリメーラ・ディビシオン(スペイン1部)において、エルチェがホームにレアル・ソシエダを迎えて戦ったリーグ戦は通算20試合に上ります。その通算成績はエルチェの8勝、6引き分け、6敗。歴史の針を長く巻き戻せば、エルチェはこの地でソシエダを何度も苦しめ、勝ち越しの実績を積み上げてきたのです。
もちろん、近年のデータを見ると、2025/2026シーズンの対戦(1-1の引き分け)の前にソシエダに3連敗(0-3、1-2、0-1)を喫するなど、直近では苦戦が目立つことも事実です。しかし、マルティネス・バレーロが「相手にとって極めて過酷な敵地」であった記憶は、数々の歴史的快挙が証明しています。
最も強烈な記憶として語り継がれているのが、1967/1968シーズンにエルチェがホームで記録した5-0という歴史的な大勝利です。この驚異的なスコアは、ソシエダのクラブ史においても最悪レベルの敗戦として今なお深く刻まれています。それだけでなく、1961/1962シーズンと1969/1970シーズンにはいずれも4-2という激しい打ち合いを制して勝利し、1974/1975シーズンには3-0という完勝を収めています。
近年におけるホームでのソシエダ戦最後の白星は、2014/2015シーズンに記録した1-0の辛勝です。それ以降は勝利から遠ざかっていますが、地元ファンの大歓声に後押しされたスタジアムの不気味な熱気は、今なお健在です。
ソシエダ側のエルチェ・ホーム戦における「天敵」としては、過去に4得点を決めたカルロス・ベラが際立っています。さらにアランバリ、ウルティアガ、そして現キャプテンであるミケル・オヤルサバルがそれぞれ3得点を記録しています。エルチェの守備陣としては、これらの脅威を徹底的に封じ込め、マルティネス・バレーロの伝統的な優位性を再びピッチ上で証明することが求められます。(via NoticiasDeGipuzkoa)
ほぼ「完全体」で襲来か!対戦相手ソシエダの最新練習動向と主力MFの2ヶ月ぶり復帰
次節で激突するレアル・ソシエダの最新動向は、エルチェCFにとっても無視できない不気味なものとなっています。
直近のセルタ戦を引き分けで終えたソシエダは、エルチェ戦を見据えてすでに2回目のトレーニングセッションを実施しました。ペレグリーノ・マタラッツォ監督は、選手たちの疲労回復を目的とした調整メニューから一転させ、戦術的な完成度を高めるために練習の負荷を一気に引き上げました。わずか2日という短い準備期間の中で、エルチェの守備をこじ開けるための戦術コンセプトを徹底的に選手たちに叩き込んでいます。
エルチェにとって最大の警戒要素となるのが、ソシエダの有望な若手MFパブロ・マリンの戦列復帰です。マリンは7月14日のトレーニング中に右足ハムストリングの肉離れ(筋肉断裂)を起こし、約2ヶ月もの間リハビリを余営業儀なくされていました。しかし、この日の午前中のセッションでついにチームの全体練習に完全合流を果たしました。
マリンの復帰により、現在ソシエダの負傷者はアルバロ・オドリオソラ(リハビリの最終段階)のみとなり、ほぼ「怪我人ゼロ」のベストメンバーに近い状態でマルティネス・バレーロに乗り込んでくることになります。
さらにソシエダの若手・リザーブチーム(サンセ)の動向を見ると、今回のトップチームの練習に参加したのはマルシャルという選手ただ一人でした。その他の主力若手であるベイティア、フラガ、カレラといった面々は、セグンダ(スペイン2部)のテネリフェ戦に集中するため、Bチームの活動に専念しています。
これはつまり、ソシエダがエルチェ戦に向けて、一切の妥協を排した経験豊富な一軍メンバーだけで構成された、実質的な「完全体」で襲来することを意味しています。エルチェは、この強力な布陣に対して組織的な守備とホームのアドバンテージを最大限に活かし、真っ向から立ち向かう必要があります。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
歴史的なホームでのソシエダ戦通算成績は勝ち越しを維持しているものの、次節の対戦相手は怪我から復活したMFパブロ・マリンを加え、ほぼベストメンバーで乗り込んでくることが明らかになりました。アンセルミ体制のエルチェは、マルティネス・バレーロの誇りと熱狂的な声援を背に、総力を挙げてこの「完全体」ソシエダの包囲網を打ち破らなければなりません。今こそホームの伝統的な強さを示す時です。
