ラ・リーガ2026/27シーズンのカレンダー決定と現メスタージャの最終年
バレンシアの2026/27シーズンのラ・リーガ日程が決定しました。カルロス・コルベラン監督がフルシーズン指揮を執る2年目の今季は、ヨーロッパの舞台への復帰と、近年苦しんできた残留争いからの完全な脱却を目指すシーズンとなります。そして何より、104年の歴史を刻んできた現メスタージャでの最後の1年という、クラブの歴史において非常に特別なシーズンです。クラブ内には、この歴史的スタジアムにふさわしいフィナーレを飾るための特別委員会がすでに設置されています🏟️
開幕戦は8月14日から16日の週末にメスタージャで開催され、チャンピオンズリーグ出場権を持つ難敵レアル・ベティスを迎え撃ちます。続く第2戦もホームでのセルタ・デ・ビーゴ戦となり、開幕から2試合連続でメスタージャでの試合となります。初のアウェーゲームは8月30日の第3戦、昇格組デポルティーボ・ラ・コルーニャの本拠地リアソールへの遠征です✈️
シーズン終盤、現メスタージャでの最後の公式戦は、2027年5月16日の週末に予定されている第37節のエルチェCF戦となります。この試合が104年の歴史を持つスタジアムとの別れの場です。そして、ラ・リーガ最終節となる第38節(5月30日)は、アウェーのエル・サダルでのオサスナ戦でシーズンを締めくくります。また、今季も実施される昔のユニフォームやスコアボードを模した「レトロ節」は第31節(2027年4月11日)に設定され、バレンシアはホームでヘタフェを迎え撃ちます👕
(via SPORT / ElDesmarque / MARCA)
注目のバレンシア州ダービーとビッグマッチのスケジュール
今季のラ・リーガにはバレンシア州からバレンシア、レバンテ、ビジャレアル、エルチェの4クラブが参戦し、多くのダービーマッチが組まれています🔥
昨季はバレンシアが2戦全勝(ホーム1-0、アウェー0-2)を収めたレバンテとの「バレンシア・ダービー」は、第18節(2027年1月3日の週末)にレバンテの本拠地シウタ・デ・バレンシアで最初の対戦を迎えます。後半戦の第27節(3月7日の週末)には、火祭り(ファジャス)の開幕を翌週に控えたタイミングでメスタージャでの対戦となります。バレンシアは来季から新メスタージャへ移転する予定のため、これが現メスタージャで行われる最後のバレンシア・ダービーとなります🦇
ビジャレアルとのダービーは、第10節(10月25日)にメスタージャで、第25節(2月21日)にラ・セラミカで行われます。昇格組エルチェとの対戦は第11節(11月1日)にアウェーで、そして前述の通り第37節(5月16日)にメスタージャの最終戦として開催されます。
メガクラブとの対戦スケジュールも決定しています。FCバルセロナとは第4節(9月13日の週末)にメスタージャで激突し、第22節(1月31日の週末)にカンプ・ノウへ乗り込みます。レアル・マドリードとは第12節(11月8日の週末)にホームで対戦し、第26節(2月28日の週末)にサンティアゴ・ベルナベウを訪れます。アトレティコ・マドリードとは第16節(12月13日の週末)にアウェー、第35節(5月2日の週末)にホームで対戦する日程となっています⚔️
(via SPORT / ElDesmarque)
6月30日付で契約満了となる8選手の去就まとめ
6月30日をもち、バレンシアは完全移籍の4選手、期限付き移籍の4選手の合計8選手との契約満了を迎えます👋
完全移籍組では、ティエリ・レンダル、レンソ・サラビア、エライ・キュメルト、グイド・ロドリゲスの4名です。
グイド・ロドリゲスは冬にウェストハムから加入して以降、リーグ戦16試合、コパ・デル・レイ1試合に出場し、コルベラン監督のキープレーヤーとなりました。彼の契約延長交渉は順調に進んでいます。
フルキエの大怪我を受けて2月下旬にフリーで加入した右サイドバックのアルゼンチン人レンソ・サラビアは、5試合の出場にとどまり、クラブを去ります。中東のアラブ諸国かアルゼンチンへの帰還が濃厚です。
スイス代表としてワールドカップに参加中のセンターバック、エライ・キュメルトは残留の可能性に疑問符がついています。昨季はリーグ戦とカップ戦合わせて21試合(1729分)に出場しましたが、右センターバックの補強プランの第一候補には入っていません。
期限付き移籍組では、ジュレン・アギレサバラ、ウナイ・ヌニェス、ラルジー・ラマザニ、ルーカス・ベルトランの4名がそれぞれの所属元へ戻ります。
GKのジュレン・アギレサバラは、シーズン後半戦に度重なる負傷でピッチから遠ざかる苦しい1年を過ごし、アスレティック・クラブへ帰還します。
冬に加入したウナイ・ヌニェスはセルタへ戻ります。給与面での障壁が非常に高いものの、再びバレンシアのレーダーに入る可能性は残されています。
リーズへ帰還するラルジー・ラマザニについては、ドイツ人監督のダニエル・ファルケの構想外となっており、バレンシアのロン・ガーレイCEOが完全移籍に向けた交渉を始めています。
ルーカス・ベルトランはフィオレンティーナへ帰還します🛫
(via SPORT)
ティエリ・レンダルが退団、ヴェネツィア移籍濃厚と別れのメッセージ
7シーズンにわたりバレンシアでプレーしたポルトガル人右サイドバック、ティエリ・レンダルが契約満了によりクラブを去ります。度重なる負傷に苦しめられ、公式戦出場は通算160試合にとどまりました。現在はイタリアのヴェネツィアへの移籍が近づいています🇮🇹
クラブから契約延長のオファーを受けられなかったレンダルは、自身の公式Instagramを通じて、愛着と同時に少しのしこりを感じさせる別れのメッセージを投稿しました📱
『7年が経ち、私の人生のこのサイクルを閉じる時が来ました。バレンシアCFのような偉大なクラブを代表できたことは大きな誇りです。このユニフォームを着て、メスタージャに入り、ファンの皆さんの力を感じたことは永遠に忘れません。すべてが簡単だったわけではありません。選手としてだけでなく、人として大きく成長できた年月でした。苦しみ、戦い、心身ともに困難な時期を乗り越えましたが、決して働くことと信じることをやめませんでした。この最後の2年間は私にとって簡単ではなく、望んでいたものとは異なる形で、正直に言って自分が受けるに値すると思っていたものとは違う形でこの段階を終えることになりました。でも、それもサッカーです。物語がいつも思い描いた通りに終わるわけではありません。それでも、素晴らしい思い出、特別な人々、そして一生の友情を持ち帰ります。すべてのチームメイト、監督、スタッフ、そしてこの道のりの一部であったクラブのすべての人に感謝します。そして、良い時も悪い時も、長年にわたって愛情とサポートをくれたファンに特別な感謝を捧げます。最後に、妻、家族、友人たち…どんなに困難な時でも私を見捨てないでくれてありがとう。あなたたちなしでは何も実現できなかったでしょう。すべてに感謝します。Amunt Per Sempre(永遠にアムン)、いつまでも私の心の中に』
(via ElDesmarque)
クラブの財政状況は均衡を維持、新メスタージャへの移行は来夏を予定
6月30日で2025-26シーズンの会計年度が締めくくられ、7月1日からは新年度として、ディエン、サト、ジャスティン・デ・ハースといった新加入選手の登録や発表が可能になります📝
クラブの財務と財団のディレクターを務めるインマ・イバニェス氏は、メスタージャのフードバンクでの活動中に取材に応じ、クラブの経済状況について楽観的な見通しを語りました。
『まだ完全に締めくくったわけではないので少し時間をいただきたいですが、ここ数年行ってきたように、予算が均衡した状態で締めくくる予定です。これで3年連続の黒字となり、非常に重要なことだと考えています』と述べています💶
また、クラブの経済基盤の柱となる新メスタージャについては、現在クラブの財政に大きな負担を強いている事実を隠すことなく認めつつも、市議会と合意したスケジュール通りに工事が進んでおり、来夏の移転を目指していることを強調しました。
『新メスタージャの進捗は素晴らしいです。このまま順調に進み、来年の夏に移転できることを願っています。今のところは順調で、これから重要なプロセスを迎えることになり、非常に激動の1年になるでしょう』と語っています🏗️
(via ElDesmarque)
ルーカス・ベルトランの再獲得は経済的に困難も、一縷の望みは残る
レンタル期間を終えてフィオレンティーナへ戻ったFWルーカス・ベルトランについて、去就が注目されています👀
所属元のフィオレンティーナは、ベルトランの古巣であるアルゼンチンのリーベル・プレートとの間で、保有権の50%を約700万ユーロで売却する交渉をほぼまとめかけていました。しかし、ベルトラン本人が母国への復帰に難色を示しており、移籍の承認を保留しています。
カルロス・コルベラン監督は彼を高く評価していましたが、シーズン終盤に彼を苦しませた断続的な膝の痛みにより、メスタージャのピッチで別れを告げることができませんでした。この膝の不安要素が、クラブが完全移籍での獲得を見送る理由の一つとなりました🩹
イタリアメディアは、バレンシアとベルトランを巡るルートはまだ生きていると報じています。しかし、バレンシアの現在の財政状況では、フィオレンティーナが要求する移籍金を支払うことは不可能であり、クラブは他の安価な代替案を探しているのが実情です。ベルトランはメスタージャでの日々に満足しており、グイド・ロドリゲスとも良好な関係を築いていますが、移籍金が大幅に引き下げられるか、再びレンタルでの放出が認められない限り、短期的なバレンシア復帰は絵空事に近い状況です。
(via ElDesmarque)
右サイドバックの補強はトマ・ムニエが最優先ターゲット
ティエリ・レンダルの退団と、フルキエの負傷離脱により、カルロス・コルベラン監督のスカッドには本職の右サイドバックが不在となっています。ロン・ガーレイCEOとコルベラン監督が率いる強化部門にとって、ワールドカップでベルギー代表のレギュラーとしてプレーしている35歳のトマ・ムニエの獲得がプランAです🎯
バレンシアとムニエの間で金銭的な条件面での合意は得られていますが、契約年数で折り合いがついていません。バレンシアは1年+1年オプションを提示していますが、ムニエ側はより長期の契約を望んでいます。クラブは彼の35歳という年齢を考慮し、リスクを避けるために長期契約には慎重な姿勢を崩していません。
ムニエ自身はスペインでのプレーに魅力を感じていますが、イングランドのハル・シティからも関心が寄せられており、彼がプレミアリーグのオファーに傾く可能性も残されています。バレンシアはワールドカップ終了後の早期決着を望んでいます🏴
一方で、プランBとしてアストン・ヴィラ所属のバレンシア出身の若手右サイドバック、アンドレス・ガルシアの名前も挙がっています。出場機会を求めてレンタル移籍を容認されている選手ですが、ここ数週間バレンシアから具体的なアプローチは行われておらず、ガルシアは他の移籍先を模索しています。今季は攻撃的なサッカーを展開したいというコルベラン監督の強い意向により、経験豊富で縦への推進力がある攻撃的サイドバックのムニエが優先されています。
(via ElDesmarque)
レアル・マドリードの若手CBジョアン・マルティネスへの関心
バレンシアは、ジャスティン・デ・ハースの獲得に加えて、さらなるセンターバックの補強を画策しています。ウナイ・ヌニェスとエライ・キュメルトの退団により右利きのセンターバックに空きができており、ムクタル・ディアカビや、あと数ヶ月の離脱が見込まれるホセ・コペテの状況も不透明なためです🛡️
この状況下で、クラブはレアル・マドリードに所属するアルジネット(バレンシア県)出身の18歳の若手センターバック、ジョアン・マルティネスについて問い合わせを行いました。彼は非常に将来を嘱望されており、レアル・マドリード内でも高い評価を受けている逸材です。
マルティネスはレバンテUDのカンテラで育ち、その後レアル・マドリードのフベニールに引き抜かれました。16歳でカルロ・アンチェロッティ監督のトップチームの遠征メンバーに選ばれ、プレシーズンもトップチームに帯同しました。2年前に負った前十字靭帯断裂の怪我がなければ、ラウル・アセンシオのポジションを奪っていたとも言われるほど、戦術理解度と特にビルドアップの技術に優れています🧠
現在U-19スペイン代表として欧州選手権に出場しているマルティネスですが、獲得には大きなハードルがあります。レアル・マドリードには複数のクラブから彼に対するオファーが届いており、移籍させる場合でも単純な完全移籍ではなく、保有権の大部分を保持するか、買い戻しオプションを付けるなどして主導権を握ることを条件としています。バレンシアがどのような条件で彼を引き抜けるかが焦点となります。
(via SPORT / ElDesmarque)
アカデミーの超逸材、16歳のジャウメ・ドゥラが2028年まで契約延長
バレンシアは、アカデミーで育成中の攻撃的ミッドフィールダー、ジャウメ・ドゥラとの契約を2シーズン延長し、2028年までクラブに引き留めることで合意しました✨
フェラン・トーレスやイ・ガンインよりも早いペースでエリートへの階段を駆け上がっているこの16歳の左利きのタレントは、マンチェスター・シティのレーダーにも入っていましたが、バレンシアは彼を逃しませんでした。
パロマール出身のドゥラは、10歳だった2018年にバレンシアのアカデミーに加入。以降、飛び級で各カテゴリーのタイトル獲得に貢献し、今季もフベニールAでディビシオン・デ・オノールの優勝を経験しました。スペインの年代別代表の常連でもあり、昨シーズン(2025/26)はまだユース世代の年齢でありながら、15歳でセグンダRFEF(4部相当)のVCFメスタージャにデビューし、20試合に出場(うち8試合に先発)して2ゴールを記録しました。また、4年前に行われた「ラ・リーガ・プロミセス」でも4試合で5ゴールを挙げる大活躍を見せていました⚽
契約延長に際し、ドゥラは次のように喜びと自信を語っています。
『私は大胆なサッカー選手で、非常に優れたゲームビジョンとペナルティエリアへの飛び出しで自分らしさを表現するのが好きです。ゴールを決めるのが大好きで、アシストもできればさらに良いですね。クラブと私は同じ方向を向いており、とても満足しています。これからもできる限り前進し、自分の力を証明していきたいです。そのために私はここにいるのですから』
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
契約満了に伴う陣容整理が進み、104年の歴史を誇る現メスタージャの最終年を戦うためのスカッド構築が本格化しています。新メスタージャへの移行と財政均衡を両立させながら、ムニエら実力者やマルティネスのような若手有望株の獲得に動く一方、16歳の至宝ドゥラとの契約延長など、未来への投資も欠かさないフロントの動きが目立ちます。