レアル・マドリード/LALIGA エムバペ発言の波紋で中国国営TVが全試合放映停止&配信大手からレアル関連動画が完全消去の異常事態
キリアン・エムバペがインタビューで毛沢東のコラ画像に関して「中国の独裁者」と発言したことをきっかけとした騒動が、放映権やビジネス面でより深刻な事態へと発展しています。
中国国営テレビのCCTVは、今週末に予定されていたLALIGAの全試合の中継を放送スケジュールから完全に除外し、放送を見合わせました。金曜日と土曜日に開催されたビジャレアル対エスパニョール、レバンテ対アトレティコ・マドリード、ラヨ・バジェカーノ対セルタ・デ・ヴィーゴ、レアル・ベティス対マラガ、バルセロナ対アラベスの各試合はいずれも放送されず、公式の番組表からも消去されています。さらに、日曜から月曜にかけて開催予定のヘタフェ対セビージャ、レーシング・サンタンデール対レアル・マドリード、エルチェ対バレンシア、アスレティック・ビルバオ対レアル・ソシエダ、デポルティーボ対オサスナといった全カードの放送予定も消し去られています。
また、今シーズンから2029-30シーズンまでのLALIGAにおける中国国内独占デジタルパートナーである動画配信プラットフォーム「Migu」は、他クラブの試合配信こそ維持しているものの、唯一「レーシング・サンタンデール対レアル・マドリード」の試合を配信予定から抹消しました。それにとどまらず、8月や9月に開催された今季のレアル・マドリードの全試合映像やハイライト動画、特に直近のクラシコでキリアン・エムバペが決めたゴールシーンの動画までもプラットフォーム上から徹底的に削除・非公開化する異例の措置を実行しています。
この事態に対し、エムバペ本人はフランス語・中国語・英語の3言語で謝罪文を発表し、LALIGAのハビエル・テバス会長も中国メディアグループ(CMG)宛てに書簡を送付しました。さらにレアル・マドリード側もLALIGAを通じて「中国に対する深い敬意」と謝罪を表明する公式書簡を提出したことが報じられています。しかし、中国の国家機関や国営メディア側はこれらの謝罪によって問題が解決したか否かを明らかにしておらず、放映停止措置やコンテンツ制限がいつ解除されるかについては全く見通しが立っていない状況です。(via Mundo Deportivo)
