クラブ買収交渉の破談
🏢 セルヒオ・ラモスと投資ファンド「Five Eleven Capital」によるセビージャFCのクラブ買収交渉が破談となった。1月の時点では、約4億4000万〜4億5000万ユーロを投じて株式の85%を取得する基本合意(負債約9000万ユーロの引き受けと8000万ユーロの増資を含む)が結ばれていた。しかし、最近になって買い手側が支払いの分割と今季の損失負担を要求し、売り手側もこれに歩み寄りを見せていた。
💼 最終的な決断の場となったホテル・セビージャ・センターでの会議には、「Five Eleven Capital」のCEOマルティン・インクが姿を見せず、セルヒオ・ラモス、兄のレネ・ラモス、弁護士のフリオ・セン、そしてフェルナンド・アロンソらの顧問も務めるスポーツ法の専門家ロベルト・アルバレスが登場した。彼らは新たなメキシコの強力な投資家ファミリーをバックにつけ、従来の合意を完全に覆す新提案を提示した。
📉 新たな提案は、全体で約2億2000万ユーロの投資に減額する内容だった。具体的には、まず1億2000万ユーロの増資を行ってクラブの42%の株式を掌握し、その後1億ユーロで残りの18%を買い取るというものである。これにより買収対象となる株式数は当初の86,000株から約30,000株に激減し、大半の株主が売却から除外される形となった。ルイス・カリオンら一部の株主は会議後に『彼らは資金証明を提出した。すべて上手くいくことを願っている』と楽観的な姿勢を見せていたが、過半数の株主はこの提案を到底受け入れられないと激怒して拒否。事実上、数ヶ月に及んだ売却交渉は振り出しに戻り、クラブは来季に向けた補強や経営計画を立てる上で深刻な時間的制約に直面している。
(via SPORT)
バティスタ・メンディの退団
🛫 期限付き移籍で加入していたフランス人MFバティスタ・メンディが、保有元のトラブゾンスポルへ復帰することが決定した。移籍市場最終日に加入したメンディは、マティアス・アルメイダ監督の下で一時は不動のレギュラーとして活躍したが、2月以降は徐々に出場機会を減らした。後任のルイス・ガルシア・プラサ監督体制では、初陣のオビエド戦こそスタメン起用されたものの、その後の出場はアトレティコ戦の1分、オサスナ戦の19分、レアル・ソシエダ戦の8分にとどまり、最後の4試合は出番がなかった。最終的にリーグ戦27試合とコパ・デル・レイ1試合で合計1641分に出場し、オビエド戦での見事な1ゴールでシーズンを終えた。
📱 メンディは自身のSNSで今季のハイライト動画とともに、『挑戦と学びに満ちたシーズンでした。良い時も悪い時もサポートしてくれた皆さんに感謝します。このユニフォームを着られたことは名誉でした』と別れのメッセージを投稿した。ネマニャ・グデリ、リュシアン・アグメ、キケ・サラス、ファビオ・カルドーソ、エルヤン・ニーランドらチームメイトからも労いのコメントが寄せられた。
(via ElDesmarque)
ファビオ・カルドーソの去就
🛡️ ポルトからフリーで加入したセンターバックのファビオ・カルドーソは、今季チームで3番目に出場時間が少なく、ルイス・ガルシア・プラサ監督就任後も1分もピッチに立つことができなかった。しかし、本人はセビージャ退団を自ら志願するつもりはない。彼はクラブからの正式な戦力外通告がない限り、2028年まで残る契約を全うし、サンチェス・ピスフアンでレギュラーの座を勝ち取るための2度目のチャンスを望んでいる。もちろん、クラブ側から構想外であると明言された場合や、キャリアのステップアップとなるような非常に魅力的なオファーが届いた場合には退団に応じる構えだが、まずはクラブの売却問題が落ち着き、新体制からの連絡を待っている状態である。
(via Estadio Deportivo)
パトリック・メルカドの獲得トラブル
🚑 セビージャは、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェに所属する22歳のMFパトリック・メルカドの獲得に関して、約600万ユーロ(成果ボーナス含む)での基本合意に達していた。しかし、2ヶ月前にメルカドが右膝の前十字靭帯と内側半月板を断裂する大ケガを負ったため、セビージャ側はメディカルチェック未通過を理由に獲得を白紙に戻す動きを見せている。
⚖️ これに対し、インデペンディエンテ・デル・バジェのサンティアゴ・モラレスGMは『公式な連絡は受けていないが、両クラブ間および選手本人との間で署名済みの労働契約が存在する』と強く主張。セビージャ側が契約を破棄した場合、多額の賠償を求める強力な法的措置(訴訟)に出る構えを示している。一方、メルカド本人は自身のSNSでリハビリに励む様子を動画で公開し、『もう一歩』と復帰への強い意志を見せている。
(via Estadio Deportivo)
ネマニャ・グデリのクラブ愛
❤️ 今季限りで契約が切れる予定のセルビア人MFネマニャ・グデリが、自身の去就についてテレビ番組内で言及した。『セルヒオ・ラモスとの友情が契約延長を容易にするかもしれません。クラブを助けるために減給も受け入れますし、自分はセビージャ人だと思っているので、他の場所は考えられません』と語り、金銭面で妥協してでもセビージャでのプレー続行を熱望している。今季37試合に出場したベテランは、クラブの現状を深く理解した上で、揺るぎない忠誠心を示している。
(via Mundo Deportivo)
カルロス・アルバレスの移籍金収入
💰 2023年の夏にセビージャからレバンテへ移籍金ゼロで渡った下部組織出身のMFカルロス・アルバレスだが、セビージャは将来の移籍金の30%を受け取る権利を保持している。今季セグンダ・ディビシオンで31試合に出場して3ゴール1アシストを記録し、圧倒的なパフォーマンスを見せたことで、彼の市場価値は600万ユーロから一気に1500万ユーロまで高騰した。
🔄 レバンテとの契約は残り1年となっており、来季のヨーロッパの大会に出場する国内クラブからの関心も高まっているため、レバンテは契約延長ではなく今夏の売却で資金を得る方針を固めている。この売却が実現すれば、セビージャの財政に数百万ユーロ規模の貴重な臨時収入がもたらされることになる。アルバレス自身も『いつか愛するセビージャに復帰してプレーしたい』という夢を抱き続けている。
(via Estadio Deportivo)
セビージャ・アトレティコの次期監督
📋 来季セグンダRFEFへ降格して戦うリザーブチーム「セビージャ・アトレティコ」の次期監督に、グアダルカシン出身のディエゴ・ガリアノが就任することが決定した。ガリアノは今季、ヘレスCDをプリメーラRFEF昇格プレーオフ準決勝まで導いた手腕が高く評価された。育成部門の責任者であるアグスティン・ロペスが決定を下したが、トップチームの売却問題に絡むラ・リーガのサラリーキャップ制限の兼ね合いで、クラブ上層部の最終承認と公式発表を待っている状態である。なお、対抗馬としてはアントニアノを率いたロロ・ロサーノもリストアップされていた。
(via Estadio Deportivo)
契約満了選手と退団の動向
🚪 アントニオ・コルドンSDの退任やクラブ買収問題により来季の編成が完全にストップしている中、6月30日で契約満了を迎える選手たちの去就が不透明となっている。ネマニャ・グデリ、アレクシス・サンチェス、セサル・アスピリクエタ、アドナン・ヤヌザイ、そして期限付き移籍のニール・モペイ、オディッセアス・ヴラホディモス、バティスタ・メンディらが対象となっている。ルイス・ガルシア・プラサ監督も含め、誰一人として来季の状況を把握できていない。なお、ベテランDFのアスピリクエタは現役引退を決断した。
(via Estadio Deportivo)
ガルシア・ピミエンタ前監督の動向
👔 今季第34節でセビージャの監督を解任されたガルシア・ピミエンタだが、早くも新たな指揮官候補として名前が浮上している。エデル・サラビア監督の退任が決定したエルチェCFのベンチに座る可能性が高い。セビージャでの挑戦は短命に終わったものの、ポゼッションを主体とする明確なサッカースタイルや、UDラス・パルマス時代に築いた実績が今でも高く評価されている。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
セルヒオ・ラモス主導のクラブ買収案が大幅な条件変更により決裂し、セビージャFCは来季に向けた計画が完全に停滞する深刻な事態に直面しています。バティスタ・メンディの退団が決まる一方で、カルドーソやグデリは残留を熱望。さらに、メルカドの獲得を巡る法的トラブルや、カルロス・アルバレスの移籍金収入への期待など、ピッチ外での問題が山積みとなっています。