ホセ・ボルダラス監督の去就と契約延長交渉
ホセ・ボルダラス監督はヘタフェをカンファレンスリーグ出場へと導く歴史的な快挙を成し遂げ、今シーズンのラ・リーガ最優秀監督賞の候補3名のうちの1人に選出されています。しかし、その来季の去就は不透明な状況が続いています。
指揮官は最近代理人事務所を変更し、クラブのホームスタジアムであるコリセウムから提示されている契約延長オファーに対して、まだ返答を行っていません。このオファーは原則として1年間の契約延長とオプションが含まれているものです。
クラブのアンヘル・トーレス会長は、この最重要課題を可能な限り早く決着させ、新プロジェクトをスタートさせたいと強く望んでおり、今週火曜日にボルダラス監督との直接会談を予定しています。クラブ側はボルダラス監督の残留を望んでいますが、万が一退任となった場合の後任候補として、ファビオ・セレスティーニの名前が挙がっており、クラブ上層部の好感を得ています。
また、セルヒオ・ラモスがセビージャFCの経営権を取得した場合の最初のプロジェクトにおいて、監督としてボルダラスを招へいしたい意向を持っているとされており、セビージャ側も火曜日の会談の行方を注視しています。彼を巡っては、過去にセビージャ時代に獲得へ『拒否権』を発動したと言われていたモンチが、来季に向けて彼を望んでいたという話もありましたが、エスパニョール行きの噂はすでに薄れています。
ボルダラス監督自身は海外クラブを指揮する考えはなく、『言葉の壁は問題にはならない』と語りつつも、スペイン国内での指揮を最優先しています。セビージャからの関心はあるものの、彼が求める高い年俸や、2年から3年の複数年契約と補強に関する一定の権限を要求することが、過去にも合意の障害となってきました。そのため、彼には時間を稼ぐためにヘタフェと2027年まで契約を延長するか、より良いオファーを待ってフリーの身となるか、2つの選択肢が残されていると見られています。
(via SPORT) (via Estadio Deportivo)
歴史的偉業となる7位フィニッシュとカンファレンスリーグ出場
土曜日に行われたラ・リーガ最終節で、ヘタフェはホームのコリセウムにオサスナを迎え撃ちました。来シーズンのヨーロッパの大会への出場権がかかったこの大一番で、ヘタフェは1-0の最小得点差で見事勝利を収めました。対するオサスナはこの敗戦により第34節から5連敗という形でシーズンを終えることとなりました。
この結果、ヘタフェはリーグ戦を7位でフィニッシュし、来季のカンファレンスリーグ出場権を獲得しました。特筆すべきは、ヘタフェの選手層の市場価値はリーグ全20チーム中で下から3番目となる18位、金額にしてわずか8200万ユーロに過ぎなかった点です。限られた予算と戦力の中で7位に食い込み、ヨーロッパへの切符を手にしたことは、今シーズンのラ・リーガにおいて最大の奇跡のひとつとして高く評価されています。
(via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via ElDesmarque)
エンツォ・バルデリ獲得に向けた移籍市場の動き
ピッチ外でもすでに来季に向けたチーム編成が動き出しています。ヘタフェは、フランスのリーグ2に所属するUSLダンケルクの25歳のフランス人ミッドフィルダー、エンツォ・バルデリの獲得を狙い、争奪戦に加わっています。
バルデリは6月30日で現行の契約が満了するため、移籍金ゼロで獲得できる非常に魅力的なクリエイティブな選手です。すでにヘタフェは選手側へオファーを提示していますが、スペイン国内からはデポルティーボ・ラ・コルーニャやレバンテUDも獲得に関心を寄せています。
レバンテのルイス・カストロ監督は以前ダンケルクでバルデリを指導した経験があり、恩師の存在がレバンテにとっての強みとなっています。しかし、ヘタフェが提示している経済的条件は現在のところレバンテやデポルティーボを上回っており、さらに来季のカンファレンスリーグに出場できるという大きな魅力も持ち合わせています。このヨーロッパの舞台というアドバンテージを武器に、ヘタフェはバルデリ獲得へ向けて攻勢を強めています。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
限られた予算ながらリーグ7位でカンファレンスリーグ出場を決めたヘタフェですが、ボルダラス監督の契約延長問題がクラブの最優先課題となっています。火曜日の会長会談に注目が集まる中、来季に向けた戦力補強としてエンツォ・バルデリの獲得も順調に進めている模様です。