AD セウタ FC & レアル・ソシエダ B
第7節で最下位ADセウタFCのホームに乗り込むレアル・ソシエダB(サンセ)は、極めて過酷な遠征行程を強いられている。イオン・アンソテギ監督率いるチームは、サン・セバスティアンから飛行機でマラガへ飛び、そこからジーニー・バスでアルヘシラスへ移動、さらにフェリーでジブラルタル海峡を渡ってセウタに入るという「陸・海・空」を走破する旅程を辿る。
セウタの街は現在、深刻な地政学的緊張と不法移民危機に見舞われており、サッカーが二の次になるほどの重苦しい雰囲気に包まれている。前節レアル・バジャドリード戦では、モロッコ人の未成年移民がバジャドリードの遠征バスの車体底部に忍び込み、アルヘシラスまで密航するというショッキングな事件まで発生した。
この社会情勢と過酷な物流・地理的条件がクラブ経営を直撃している。セウタのルハイ・ハミド会長が明かしたところによると、今夏の移籍市場において、劣悪なアクセスや街の混乱を嫌気した15名ものターゲット選手から獲得オファーを拒否されたという。この補強計画の破綻が響き、昨季の快進撃から一転して開幕5敗1分(勝ち点1)の最下位に沈む要因となっている。選手たちにはメディアで移民問題について話すことが禁じられており、異例の厳戒態勢の中で試合に挑む。(via DiarioVasco)(via MARCA)