ADセウタFC / レアル・バリャドリード

開幕5試合で未だ勝ち点がなく最下位に沈むADセウタFCが、ホームにレアル・バリャドリードを迎える一戦に向けて両指揮官が会見を行いました。

セウタのホセ・フアン・ロメロ監督は『勝ち点はゼロという厳しい現実に直面しているが、ピッチ上で見せているフットボールの内容は昨季の同時期よりも明らかに向上している。前節のブルゴス戦(3-1で敗戦)はアウェイ戦として過去最高の出来だった。5月に最終的な結果が出るまで、我々は一切ブレずに攻撃的なスタイルを貫く』と強い意気込みを語りました。しかし、チームはアヌアル・トゥハミ、イジェスカス、アルナ・コネ、ラペニャら多数の主力を負傷で欠き、エドガル・セヴィキャンも代表招集で離脱するなど非常に厳しい台所事情です。対するバリャドリードのフラン・エスクリバ監督は『第5節の時点で「限界状況」などと騒ぐのは全くのナンセンスだ。残り37試合もある中で焦る必要はない。セウタは素晴らしい組織力を備えたチームであり、必ず浮上してくるだろう』と相手へのリスペクトを強調しました。

一方で、ピッチ外ではセウタを巡る大きな政治騒動が巻き起こっています。9月30日にセウタのエスタディオ・アルフォンソ・ムルベで予定されていたU-20スペイン代表対U-20メキシコ代表の親善試合に対し、内務省(Comisaría General de Seguridad Ciudadana)が「移民圧力の増大とそれに伴う社会的緊張」を理由に、警察による安全確保が困難だとして試合の中止をRFEFに要請しました。これに対し、野党・国民党(PP)のボルハ・センペル報道官らは『明日セウタでセウタ対バリャドリードの公式戦が問題なく開催できるのに、なぜ代表戦の安全が守れないのか。安全問題は単なる言い訳だ』と猛反発しています。さらに、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長や名誉会長のピリ氏らがセウタ市庁舎を電撃訪問し、ビバス市長らと会談してセウタ市民への全面的な連帯を表明するなど、セウタを巡る動向に全国的な注目が集まっています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

第6節を迎えたLALIGA Hypermotionは、首位CDカステリョンがテネリフェを5-0で粉砕する圧巻のパフォーマンスを見せ、無敗のまま首位の座をより強固なものとしました。追う2位SDエイバルも怒濤の5連勝を達成し、首位追走の手を緩めていません。

一方で、敗れたチームの暗雲も際立っています。5失点大敗のテネリフェに加え、FCアンドラは開幕戦大勝以降まさかの5連爆で降格圏へ転落。最下位セウタを含め、下位グループの早急な立て直しが求められます。上位勢の盤石さと下位勢の苦悩がはっきりと分かれ始めた今節、次節に向けて各チームの戦術的修正とメンタルケアが勝敗を分ける鍵となりそうです。