来季に向けたGK陣の全面刷新

来季に向けたチーム編成において、セビージャのスポーツ部門はゴールキーパー陣の完全な入れ替えという難題に直面している。今季のセビージャはリーグ戦で60失点を喫し、クリーンシートはわずか6試合にとどまるなど、守備の崩壊が浮き彫りになった。ラ・リーガで最優秀GKの候補にも挙がったオディッセアス・ヴラホディモスを擁しながらも、この惨状を食い止めることはできなかった。

ヴラホディモス本人はセビージャでのプレー続行を強く望んでいるものの、彼の保有権を持つニューカッスルが高い移籍金を要求しているため、財政難のセビージャにとって彼を引き留めることは事実上不可能となっている。また、ノルウェー人GKのオルヤン・ニーランドも6月30日で契約が満了し、すでに『一人のセビジスタとして』ファンやクラブに別れを告げた。トップチームのGKが2人とも退団することが確実となり、再構築は急務だ。

次期スポーツディレクターとして実務を引き継ぐホセ・イグナシオ・ナバーロ(5月31日で退任するアントニオ・コルドンの右腕)は、すでに複数の候補をリストアップしている。最有力候補の一人が、ビジャレアルに所属する27歳のディエゴ・コンデだ。彼はアルナウ・テナスらの陰に隠れて出場機会に恵まれていないが、彼の妻がカディス出身でアンダルシア地方での生活に馴染みがあることもプラスに働いている。セビージャはビジャレアルとの良好な関係を活かし、レンタル移籍または低価格での完全移籍を狙っている。

もう一人の候補は、アスレティック・ビルバオからバレンシアへレンタルされていたフレン・アギレサバラだ。前半戦はレギュラーとして活躍したが、負傷により後半戦は出番を失った。バレンシアは買い取りオプションを行使しない方針であり、ビルバオに戻っても出場機会が限られるため、セビージャが獲得に動く可能性がある。

さらに、若手路線としてリバプールのリザーブチームで正GKを務める21歳のハンガリー人、アルミン・ペーチのレンタル移籍も視野に入れている。また、セビージャ・アトレティコでキャプテンを務めるアルベルト・フローレスをトップチームに昇格させるプランも検討されている。ルイス・ガルシア・プラサ新監督もGKの重要性を認識しているが、クラブの売却騒動による資金的な制約が、補強の足かせとなっている。 (via MARCA)