ADセウタFC&セルタ・フォルトゥナ

エスタディオ・アルフォンソ・ムルベで行われた一戦は、アウェイのセルタ・フォルトゥナが0-2でADセウタFCを破り、セウタは開幕4連敗と深刻な危機に直面している。

試合は前半43分、セルタ・フォルトゥナのアドリア・カプデビラが、セウタGKペドロ・ロペスの不可解な飛び出しを突いて無人のゴールへ流し込み先制。後半、セウタはオマル・サディクらを投入して反撃に出たものの、クキ・サラサールのフリーキックが僅かに外れ、オコロの同点弾もオフサイドで取り消されるなど運にも見放された。89分には、途中出場のカパが相手のオスカル・マルコスに対して危険なタックルを見舞い、一発退場。この数的優位を生かしたフォルトゥナは、93分にバーナード・ソムアがカウンターから鋭いシュートを突き刺して勝負を決定づけた。

ピッチ外では、深刻な移民流入危機に瀕するセウタに対する連帯の輪が広がっている。フォルトゥナの選手たちは『セウタ、私たちはあなたたちと共にいる』と書かれたシャツを着て入場し、スタジアムは試合前のスペイン国歌とともに赤と黄色の国旗に染まった。さらに前日の1部リーグ、レアル・ベティス対レアル・マドリードの試合でも、ラ・カルトゥハを埋めた6万6046人の観衆がセウタとスペインの巨大な旗を掲げてサポートを表明。セウタのフアン・ヘスス・ビバス市長は『この忘れられない連帯のジェスチャーは心に深く染みた。今日から全セウタ市民はベティコ(ベティスファン)だ』と涙ながらに感謝を述べた。

しかし、この社会的な緊迫状況はチームの補強を著しく困難にしている。合意に達していた15人の新戦力が、安全への懸念からセウタ移籍を直前で拒否。地元のサポーターも『自分たちの家族をこのような危険な場所に呼び寄せるのを嫌がるのは当然だ。選手たちも一人の人間であり、その決断は責められない』と深い嘆きを寄せている。 (via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)