アトレティコ・マドリードとの最終節と3位争いの行方
ビジャレアルはラ・リーガ最終節において、ホームのラ・セラミカでアトレティコ・マドリードを迎え撃ちます。キックオフは21時です。現在、両チームは21勝6分10敗の勝ち点69、得失点差もプラス22で完全に並んでいます。しかし、前半戦のメトロポリターノでの直接対決でアトレティコが2対0で勝利しているため、ビジャレアルが3位の座を奪い取るためには、引き分けでは足りず勝利が絶対条件となります。ビジャレアルはすでに来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保していますが、その後ペースが落ち、前節のラージョ・バジェカーノ戦での2対0の敗北を含めてここ3試合でポイントを取りこぼし、最大5ポイントあったリードを失ってアトレティコに並ばれる事態を招きました。それでも、3位と4位では約700万ユーロもの賞金差があり、経済的な側面からもクラブはこの一戦を非常に真剣に捉えています。また、ビジャレアルが3位でフィニッシュすれば、フアン・ロマン・リケルメ、ディエゴ・フォルラン、フアン・パブロ・ソリンなどを擁した魔法のようなチームだった2004-05シーズンのクラブ歴代最高成績に並ぶという歴史的な意味も持っています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)
マルセリーノ監督の退任とジンクス打破への意気込み
このラ・リーガ最終節は、単なる順位争いを超えた非常に感情的な要素を含んでいます。2つの異なるステージに分けて合計7シーズンにわたりビジャレアルのベンチで指揮を執ってきたマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、この試合を最後にクラブを去ることが決まっています。指揮官は過去7年間、ホームのラ・セラミカでディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードに勝利できていないというジンクスを抱えており、最後の一戦でこの壁を打ち破り、ファンに喜びをもたらして有終の美を飾りたいという強い意志を持っています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)
ダニ・パレホとアルフォンソ・ペドラサの退団とスタメン起用
監督の退任に加えて、クラブの近年の歴史において極めて重要な役割を果たしてきたダニ・パレホとアルフォンソ・ペドラサにとっても、ラ・セラミカでの最後の試合となります。彼らに対しては試合中にスタジアムのファンから大きなオマージュが捧げられる予定です。マルセリーノ監督は、彼らが最後にもう一度黄色のユニフォームを着てピッチに立てるよう、スタメンとして起用する可能性が高いと見られています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)
負傷者およびアトレティコ戦の予想スタメン
アトレティコ戦に向けたチームの負傷者状況として、サンティ・コメサーニャとフアン・フォイスの欠場が確定しています。また、ジェラール・モレノも状態が懸念されており、出場が不透明な状況となっています。予想されるスタメンは、ゴールキーパーにアルナウ・テナス、ディフェンスラインは右からフリーマン、パウ・ナバーロ、レナト・ベイガ、そしてお別れとなるペドラサが並びます。中盤には同じく退団するパレホ、パペ・ゲイエ、ニコラ・ペペ、そしてアルベルト・モレイロが入り、前線にはアジョセ・ペレスとジョルジュ・ミカウタゼがコンビを組む布陣が有力視されています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
新戦力モレイロの台頭とトーマス・パーティの不発
今シーズンのビジャレアルを支えた選手や、期待外れに終わった新戦力の評価も明らかになっています。アレックス・バエナの代役として昨夏に加入したアルベルト・モレイロは、わずか1シーズンで完全にバエナの穴を埋める大活躍を見せました。今季はサイドの選手でありながら高い決定力を発揮し、10ゴール6アシストを記録してラ・リーガを代表する顔の一人となりました。スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督からの招集も強く期待されています。一方で、アーセナルからの移籍で大きな注目を集めたトーマス・パーティは、ピッチ外の論争とともに加入したものの、ピッチ内でも期待を裏切る結果となりました。今季のリーグ戦出場は合計1000分未満にとどまり、同じ中盤のパペ・ゲイエとのパフォーマンスの差は歴然だったと厳しく評価されています。(via MARCA)
レンタル移籍中のカルロス・ロメロの素晴らしい活躍
ビジャレアルがRCDエスパニョールにレンタルで放出している左サイドバックのカルロス・ロメロは、今季のラ・リーガで最高の選手の一人であることをピッチ上で証明しました。エスパニョールでの最終戦でも素晴らしいパフォーマンスを見せ、エスパニョールファンから彼を称える大歓声が送られました。レンタル期間が終了するため、来季はビジャレアルに復帰してプレーすることになります。(via SPORT)
ビジャレアルBとビジャレアルCの昇格プレーオフ動向
トップチームだけでなく、下部組織のチームも重要な試合を迎えています。セグンダ・ディビシオンへの昇格プレーオフに進出したビジャレアルBは、準決勝でサモラCFと対戦することが決定しました。また、セグンダ・フェデラシオンへの昇格を懸けたバレンシア州予選の第1ラウンド第2戦に臨むビジャレアルCは、敵地ブニョルでレバンテBと対戦します。ホームのミニ・エスタディで行われた第1戦を1対3で落としているため、ダビド・シフエンテス監督率いるチームは、早い時間帯にゴールを奪って逆転の望みをつなぐことを目指しています。同点に追いつき延長戦に入った場合は、レギュラーシーズンの順位が上回るレバンテBが勝ち抜けるルールとなっているため、勝利には大きなエネルギーが必要です。シフエンテス監督は第1戦の痛手からの立ち直りについて『選手たち自身が逆転を信じているので、今週の準備はとてもスムーズに進みました。私たち全員が同時に立ち上がることができたため、わざわざ若手選手たちを励まして奮い立たせる必要はありませんでした』と語り、チームの士気の高さを強調しています。(via MARCA / SPORT / ElDesmarque)
【本日の総括】
今季のラ・リーガを締めくくるアトレティコ・マドリードとの大一番は、クラブの歴史的最高順位である3位の座と700万ユーロの賞金が懸かった総力戦です。長年チームを牽引したマルセリーノ監督、パレホ、ペドラサの別れの舞台として感情的な意味合いも強く、全員が勝利で有終の美を飾ることを誓っています。また、新戦力のモレイロのブレイクや、Bチーム・Cチームの昇格プレーオフへの挑戦など、クラブの未来に向けた明るい材料も揃う熱い一日となっています。