トップチームのプレシーズンが始動

イニゴ・ペレス新監督が率いるビジャレアルCFが、プレシーズンを本格的に始動した。シウダ・デポルティーバ・ホセ・マヌエル・ジャネサで3日間のメディカルチェックを終え、木曜日に初めてピッチでのトレーニングを開始している。チャンピオンズリーグ出場という大きな目標に向けた第一歩となる。

しかし、初日のトレーニングは16名ほどのトップチームの選手とカンテラーノ、去就未定の選手たちでのスタートとなった。ワールドカップなどに参加した7名のインターナショナル選手(アレックス・フリーマン、レナト・ヴェイガ、ローガン・コスタ、ニコラ・ペペ、パペ・ゲイェ、タジョン・ブキャナン、タニ・オルワセイ)は、規定により最低21日間の休息が必要なため、合流は約3週間後となる予定だ。(via Estadio Deportivo / SPORT)

レンタル復帰組の査定と去就

夏の移籍市場が開いている中、多くの選手が退団した。ダニ・パレホ、アルフォンソ・ペドラサ、トーマス・パルティ、アルフォン・ゴンサレス、ラファ・マリンらがチームを去ったほか、ラモン・テラッツは将来の売却益の50%をビジャレアルが保持する条件と変動ボーナスでヘタフェへの完全移籍が決定した。

レンタルバック組のうち、カルロス・ロメロの残留は確実とされている。エスパニョールで2年間素晴らしい活躍を見せた左ラテラルは、新戦力として期待されており、ペドラサの抜けた穴を埋めるべくセルジ・カルドナとポジションを争うことになる。

また、イリアス・アコマックはラージョ・バジェカーノへのレンタル時代にイニゴ・ペレス監督の指導を受けており、監督の要求を熟知している点が有利に働いている。レアル・オビエドで半年間好プレーを見せたアルゼンチン人MFティアゴ・フェルナンデスも監督を納得させているが、彼の場合はEU外枠の問題がクリアされるかが鍵となる。(via Estadio Deportivo / SPORT)

ビクトル・モレノがテネリフェへ移籍

ビジャレアルの育成組織で9年間を過ごしたカンテラ最大の才能の一人、ビクトル・モレノの退団が確実となった。当初はグラナダへの復帰が99%決まっていると見られていたが、投資ファンドBLAの介入により破談となった。その後、カナリア諸島のテネリフェが迅速に動き、2年契約での完全移籍で合意に達している。

テネリフェはビジャレアルが要求した100万ユーロの移籍金を支払えないため、目標達成によるボーナスと、将来の売却益のパーセンテージをビジャレアルが保有する形での移籍となる。モレノは昨季前半、ビジャレアルBで20試合に出場し8アシストを記録してグループIIの最多アシスト争いを演じた後、1月にクルトゥラル・レオネサへレンタルされていた。コルドバやアルバセテなども関心を寄せていたが、テネリフェが争奪戦を制した形だ。(via Estadio Deportivo)

トニ・タマリットがアルベルカへ

トニ・タマリットのポルトガルへの完全移籍が、新天地であるアルベルカから公式発表された。契約期間は2030年6月までの4年間となる。ビジャレアルは即時の移籍金収入を得ると同時に、将来の売却益の40%から50%という大きな割合を保有する権利を確保した。

タマリットは2024年にアルボラヤから加入し、ビジャレアルCでの活躍後、昨季はミランデスへレンタルされていた。5バックの右ウイングバックとして32試合(先発20試合)に出場し2アシストを記録している。イニゴ・ペレス監督の構想には入らず、ジョニー・アリーバ、ロドリ・アロンソ、エスピガレス、ルイス・キンテロらに続き、ポルトガルでキャリアを歩むことになった。(via Estadio Deportivo)

ティアゴ・オヘダ、アレックス・フォレスらの状況

その他のレンタル復帰組の整理も進んでいる。アルゼンチン人ボランチのティアゴ・オヘダは、クルトゥラル・レオネサで33試合に出場し1ゴール2アシストを記録。ブルゴスやスポルティングからの関心もあったが、約40万ユーロの移籍金と将来の売却益のパーセンテージをビジャレアルに残す形で、レアル・バジャドリードへの移籍が90%の確率で決まっている。

アレックス・フォレスはオビエドで出場機会に恵まれず無得点に終わり、イニゴ・ペレス監督の構想外となっている。残り契約は1年で、コルドバ、マジョルカ、ブルゴス、スポルティング、レガネス、さらにポルトガル1部のクラブも獲得に興味を示している。

一方、ダニ・レケナはコルドバでのセグンダ36試合2ゴールの活躍により評価を上げている。契約は2027年まで残っており、レバンテなどが注目しているが、まずはイニゴ・ペレス監督がプレシーズンで直接評価を下してから去就が判断される。(via Estadio Deportivo)

負傷者フォイスの回復とGK陣の争い

選手の怪我やポジション争いについても課題が残っている。フアン・フォイスは1月24日に負傷したアキレス腱断裂からの回復プロセスを続けており、彼の経験とユーティリティ性がいつチームに戻るかが重要視されている。

また、ゴールキーパーのポジションは未解決の課題となっている。現在、ルイス・ジュニオール、アルナウ・テナス、ディエゴ・コンデの3選手が在籍しており、誰がレギュラーの座を掴むか、あるいは誰がチームを去るか、今後の数週間で決定される見込みである。(via Estadio Deportivo / SPORT)

トップチームの親善試合スケジュール

イニゴ・ペレス監督のもとでの実戦テストとなるプレシーズンマッチの日程も確定している。チームは国際色豊かなスケジュールを組んでおり、まずは7月17日にポルトガルのエスタディオ・アルガルヴェでベンフィカと対戦する。

その後、PSV、そしてアルウラSCやコモ1907が参加するコモ・カップに出場し、最後はイスタンブールでガラタサライと対戦する。これらの試合は、約6週間後にエル・サルディネロで迎えるラシン・サンタンデールとのリーグ開幕戦に向けた重要な準備となる。(via Estadio Deportivo / SPORT)

ビジャレアルBの始動と試合日程

ダビド・アルベルダ監督が率いるビジャレアルBは、2026年7月13日月曜日に休暇を終えて始動する。13日から15日にかけてシウダ・デポルティーバでメディカルチェックを受け、16日木曜日からピッチでのトレーニングを開始する。

プリメーラRFEFグループ2の開幕戦であるラージョ・マハダオンダ戦(8月29日または30日)に向けて、7試合の親善試合が予定されている。7月25日にバレンシア・メスタージャ、7月31日にオリバ・ノバでチェルシーU-21と国際親善試合を行い、その後、エルデンセ(8月4日)、インテルシティ(8月7日)、サラゴサ(8月15日)、ジムナスティック・デ・タラゴナ(8月19日)、CDテルエル(8月22日)と対戦する。(via SPORT)

移籍市場の動向とセバージョスへの打診

現在、ビジャレアルはプリメーラ・ディビシオンの中でまだ新戦力の補強を行っていない5クラブの1つとなっているが、水面下では動きを見せている。中盤の補強として、レアル・マドリードとの契約を解除してフリーとなったダニ・セバージョスに対して獲得の打診を行っていた。しかし、セバージョス本人は古巣であるレアル・ベティスへの復帰を最優先に考えているため、獲得には至っていない。(via Estadio Deportivo / MARCA)

【本日の総括】

イニゴ・ペレス新監督の下でプレシーズンが始動したビジャレアルCFですが、現在はレンタル復帰組の整理が急ピッチで進んでいます。モレノやタマリットの完全移籍が決まり、チームの陣容が少しずつ明確になってきました。今後は親善試合を通じてチームの完成度を高めつつ、未だ動きのない新規補強の行方に注目が集まります。