レオ・ロマンが契約解除金満額でデポルティボへ完全移籍
🇪🇸マジョルカの正GKを務めていたレオ・ロマン(2000年7月6日生まれ、イビサ出身)が、デポルティボ・ラ・コルーニャへ完全移籍することが正式に発表されました。デポルティボは、マジョルカの2部降格に伴って1200万ユーロから900万ユーロに減額されていた契約解除金を満額支払い、彼を獲得しました。レオ・ロマンは2030年6月までマジョルカとの契約を残していましたが、チームの降格を受けて1部リーグへの復帰を果たしたデポルティボでプレーを継続する道を選び、2031年までの5年という長期契約を結びました。この才能あるGKには、アトレティコ・マドリードやレアル・ソシエダ、さらにはチャンピオンズリーグに出場するASローマなどからも関心が寄せられていましたが、確実にスタメンとしてプレーでき、自身の成長につながるプロジェクトを提示したデポルティボが争奪戦を制しました。
レオ・ロマンは2020年夏にペーニャ・デポルティーバからマジョルカのBチームに加入しました。2021/22シーズンのコパ・デル・レイ、UDジャネラ戦(12月16日)でトップチームデビューを果たし、マジョルカのトップチームでは1部リーグで43試合、コパ・デル・レイで5試合の合計48試合に出場しました。一昨シーズンはライコビッチとドミニク・グライフの控えとして過ごした後、レアル・オビエドへレンタル移籍し、1部昇格に迫る活躍で17回のクリーンシートとセーブ率74.7%という素晴らしい成績を収めました。そして今シーズンはマジョルカに復帰し、グライフとのポジション争いを制して絶対的守護神として33試合に出場。50失点、4回のクリーンシートを記録し、一時はセーブ率80%を誇りましたが、チームの不振と降格により最終的なセーブ率は66.7%に低下しました。それでも彼のパフォーマンスは高く評価され、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるスペイン代表のワールドカップに向けた55人の予備リストに選出されました。さらに6月5日には、奇しくも新天地となるリアソール・スタジアムで行われたイラクとの親善試合で代表デビューを果たしています。マジョルカの選手がスペイン代表デビューを飾るのは、2008年以来の快挙でした。
マジョルカは公式声明の中で『クラブでの彼の実績、献身、プロ意識に大いに感謝し、彼の公私における将来の幸運を祈ります』と別れの言葉を贈っています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo)
デポルティボがレオ・ロマン獲得を決断した8つの明確な理由
📊デポルティボが900万ユーロという巨額の投資を行ってレオ・ロマンを獲得した背景には、クラブが戦略的投資と見なす8つの明確な理由が存在します。
1. 1部リーグ定着の鍵となるポジションであること。
2. 過去の1部リーグ在籍時に経験したような、GKの頻繁な入れ替わり(5人のGKがプレーする事態など)を避けるため。
3. 1部リーグで43試合、2部リーグで42試合という十分な出場経験があること。
4. デポルティボのデータ分析部門が、彼がレンタル先で過ごした22/23シーズンのオビエドでの活躍を、エスパニョールのジョアン・ガルシアに次ぐ若手トップクラスの成績と高く評価していること。
5. 今季1部リーグでチームに「+2ポイント」をもたらし、期待失点(PSxG)において防いだゴール数が「+3.95」を記録したこと。これは、彼が被枠内シュートの質から予測される失点数よりも約4点多く失点を防いだことを意味し、リーグのトップ9に入る優秀なスタッツです。
6. プレッシャー下でのプレー能力が高く、アントニオ・イダルゴ監督の戦術アイデアに完璧にフィットすること。
7. まだ25歳と若く、成長の余地と将来的な資産価値の向上が見込めること。
8. この獲得を通じて「クラブが本気で競争に臨むこと」「デポルティボが再び有望な選手の真剣な移籍先になったこと」「野心を重要な決断で具現化すること」という3つの強力なメッセージをサッカー界に発信できること。
これらが、アトレティコ・マドリードなどの強豪を抑えて彼を獲得した最大の理由です。 (via SPORT) (via ElDesmarque)
レオ・ロマンがマジョルカとファンへ贈った感動的な別れのメッセージ
📱移籍が正式に決まった後、レオ・ロマンは自身のSNSを通じて、マジョルカとサポーターへ向けて長文の感動的な別れのメッセージを公開しました。
『マジョルカのファンの皆さん、こんにちは。これを書くのは本当に辛いです。私とマジョルカの道はずっと長く共に歩むものだと常に思っていましたが、別れの時が来ました。チームとしても個人としても、今シーズンの目標を達成できなかった状態で去るのは心が痛みます。夢を叶えるという子供のような希望を持って島に到着し、ここで人生で最も幸せな瞬間も、最も困難な瞬間も経験しました。最終的に、それらすべてが道のりの一部であり、今の私という人間、選手を形作っています。だからこそ悲しいですが、6年前にマジョルカに来るという決断をしたことをとても誇りに思っています。もし時間を巻き戻せたとしても、間違いなく同じ決断をします。すべてのファンに、長年にわたって与えてくれた愛情に感謝します。良い時も悪い時も皆さんのサポートを感じ、ピッチの内外で常に私なりの最善の方法でお返ししようとしてきました。また、すべてのチームメイトとクラブのすべてのスタッフにも感謝したいです。サッカーの思い出以上のものを持ち帰ります。人々、友情、そして決して忘れることのない瞬間を持ち帰ります。マジョルカ、すべてをありがとう。私の一部は常にこの島とこのクラブに属しています』
このメッセージは、彼がどれほどマジョルカというクラブを愛し、ファンとの絆を大切にしていたかを示しています。 (via SPORT)
浅野拓磨ら複数選手が退団、クラブは2700万ユーロの移籍金収入と降格支援金を得る
👋マジョルカは来シーズンに向けた人員整理を進めており、クラブはハビ・ジャブレス、オマル・マスカレル、そして日本人アタッカーである浅野拓磨の退団を正式に発表しました。浅野は来シーズンはマジョルカでプレーしないことが確定し、島を離れることになります。
また、クラブは主力選手の売却によって多額の資金を得ています。すでにサイル・ラリン、パブロ・マフェオ、そしてフェネルバフチェへ移籍したベダト・ムリキを売却しており、今回のレオ・ロマンの移籍金900万ユーロを合わせることで、クラブは総額2700万ユーロもの移籍金収入を確保しました。これに加えて、LaLigaから支給される降格支援金も受け取ることができるため、2部リーグで戦うにあたって、移籍市場において非常に強力な経済力を手にすることになります。
一方で、退団が発表された選手たちがいる中、ベテランGKのピチュ・クエジャルについては、6月30日で契約が満了しているもののクラブから退団のアナウンスが出されておらず、もう1シーズン島に残留する可能性が高いと見られています。現在、ゴールキーパー陣は彼とフィンランド人のルーカス・ベリストロムが残っています。 (via SPORT) (via ElDesmarque)
サム・コスタの去就と、エースの後釜となるアドリアン・フエンテスを獲得
🔄主力選手が次々とチームを去る中、ミッドフィルダーのサム・コスタも引き続き移籍市場で多くの関心を集めています。しかし、彼の去就についての決着は、現在行われているワールドカップの終了後まで持ち越される可能性が高いと見られています。
補強面では、マジョルカはフェネルバフチェへ移籍した絶対的エース、ベダト・ムリキの後釜となる新たなストライカーを獲得しました。元コルドバCFのセンターフォワードであるアドリアン・フエンテスです。マドリード出身のストライカーである彼は、昨シーズン14ゴールを記録する活躍を見せており、チームの新たな得点源としてマジョルカの攻撃陣を牽引することが期待されています。豊富な資金力を活かしたこの補強は、1年での1部復帰を目指すクラブの強い意志を示しています。 (via ElDesmarque)
新守護神候補にヘスス・オウォノとヨンミ・マグナゴイティアが浮上
🧤レオ・ロマンの退団により、マジョルカは新たな第3のゴールキーパー、あるいは正GKとして信頼できる実力者の確保に動いており、複数の有力候補がリストアップされています。
一人は、現在アラベスに所属する赤道ギニア代表GKのヘスス・オウォノ(25歳)です。彼は昨シーズン、FCアンドラでレンタルプレーしており、アラベスに復帰したものの、そこには不動のスタメンであるアントニオ・シベラがいるため出場機会が限られています。オウォノとアラベスの契約は2029年6月30日まで残っていますが、マジョルカは彼をレオ・ロマンの理想的な後釜候補として検討しています。
もう一人は、エイバルでプレーするヨンミ・マグナゴイティアです。彼は昨シーズンの2部リーグで際立った活躍を見せた正GKであり、マジョルカは彼の動向にも熱い視線を送っています。クラブは現在在籍しているルーカス・ベリストロムに信頼を置くか、それとも市場から新たな実力者を迎え入れるか、慎重に検討を進めています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
マジョルカは降格に伴いレオ・ロマンやムリキなどの主力が相次いで退団しましたが、合計2700万ユーロの移籍金収入と降格支援金を得て強力な資金力を確保しました。浅野拓磨ら複数選手の退団も発表される中、新エースとしてアドリアン・フエンテスを獲得し、新たな守護神候補の選定も進むなど、1年での1部復帰に向けたチームの再建が着実に進んでいます。