ガビの苦悩と食生活、エンソがメッシに贈った手紙、選手のスパイクの秘密
スペイン代表のガビが、自身の怪我に関するドキュメンタリー番組『Denominación de Origen』の中で、前十字靭帯断裂の際の壮絶な苦しみを告白した。『膝をナイフで刺されたような、耐えられない痛みだった。夜も痛くて全く眠れなかった。最初はまだプレーできると思ってピッチに残ったが、それがさらに悪化させてしまったんだと思う』と語った。また、別のインタビューでは自身の食生活についても触れ、『果物が大好きで、一番のお気に入りは桃。そして試合の前には、定番だけど美味しいパスタをしっかり食べるのがルーティンなんだ』と、ピッチ外での素顔を明かしている。
アルゼンチン代表のエンソ・フェルナンデスは、記者会見で10代の頃の感動的なエピソードを回顧した。2016年のコパ・アメリカ決勝で敗れた後、リオネル・メッシが代表引退を示唆した際、当時まだ無名だったエンソは自身のSNSでメッシに宛てた長文の慰留の手紙を公開していた。その手紙について聞かれると、『あの時のことを思い出すと、今なら本が一冊書けるくらい色々な感情があるよ』と語り、アイドルと同じピッチでW杯を戦っている現在の喜びに浸った。
また、スペイン代表選手たちが着用しているスパイクに施された、個性豊かな刺繍のディテールが話題になっている。ラミン・ヤマルは、自身のルーツである赤道ギニア(母親の出身地)とモロッコ(父親の出身地)の国旗を刻んでいる。ニコ・ウィリアムズは、兄のイニャキや父フェリックスの名前とともに、親友たちを指す「バンディドス(盗賊)」という言葉と忍者のアイコン、音符のマークを刺繍。ペドリは「家族」という言葉とともに、故郷カナリア諸島を象徴するバナナのアイコンを入れている。ボルハ・イグレシアスは自身の愛称であるパンダのマークを、ガビは両親の「パブロとアウロラ」の名前を、そしてマルク・ククレジャは「マテオ、ベラ、リオ」という3人の子供たちの名前をそれぞれシューズに刻み、ピッチに立っている。 (via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via SPORT)
アドリアン引退の真相と末っ子のベティス愛、医療スタッフの感動の別れ
今季限りでベティスを退団し、現役引退を発表したGKアドリアン・サン・ミゲル。彼が39歳でグローブを置く決断を下した最大の理由は、サッカーと家族との時間の両立が困難になったことだった。決定的な出来事は5月上旬、長男の初聖体の儀式に付き添うため、マヌエル・ペジェグリーニ監督に直訴してレアル・ソシエダ戦の遠征メンバーから外してもらったことだった。これを機に、週末を常にサッカーに奪われる生活に区切りをつけることを決意したという。現在、彼は家族とともにマイアミに滞在し、W杯のスペイン対ウルグアイ戦などを観戦している。面白いことに、スタジアムで上の2人の息子たちはウルグアイ代表の水色のユニフォームを着て応援していたが、末っ子のエヴァンくんだけは頑なにベティスの第3ユニフォームを着ており、アドリアンは『エヴァンはどのチームを応援すべきかよく分かっているね』と笑いを交えてSNSで報告している。
そのベティスでは、長年クラブを支えてきた2人の医療スタッフの退団が発表され、涙の別れとなっている。8年間にわたり医療部門のトップを務めたホセ・マヌエル・アルバレス医師は、『非常に考え抜いた決断であり、悲しみに包まれている。しかし、これは専門的な理由ではなく個人的な理由だ。今はバレンシアに戻り、家族の近くにいる時が来た。ベティスは私を人間として成長させてくれた家だった』と涙ながらに別れを告げた。
さらに、理学療法とリハビリ部門の責任者だったエネコ・アングロもクラブを去る。彼はミケル・アルテタ監督率いるアーセナルから断りきれないオファーを受け、プレミアリーグへ引き抜かれることになった。彼はSNSで『12年前、実習生としてこのドアをくぐった時は見知らぬ同士だったが、ベティスは私の不可分の一部となり、私の家になった。想像もしていなかった経験をし、一生の友を得た。去るのは辛いが、私はすべてを出し切った』と感動的な手紙を公開し、クラブや選手たちから多大な感謝の言葉が寄せられている。
一方、ベティスは半月板の手術を受けてリハビリ中のキャプテン、アイトール・ルイバルに対し、SNSで粋なメッセージを送った。10年前の入団時の写真と現在の写真を並べ、『彼はまだ知らないが……来季、彼はベティス史上最も欧州大会に出場した選手になるんだ』と、復帰後のチャンピオンズリーグでの記録更新に向けた激励のウインクを送っている。 (via Estadio Deportivo)