ノルウェー代表監督の死からの生還とファンのバイキング・コンガ
セネガルを破り決勝トーナメント進出を決めたノルウェー代表のストーレ・ソルバッケン監督が、試合終了のホイッスルとともにスタンドへ駆け上がり、妻のアニケンさんに熱烈なキスを交わしたシーンが感動を呼んでいる。監督は試合後、『彼らがどこにいるか分からなかったので、なんとかしてスタンドに登る方法を見つけなければならなかったんだ』と照れ笑いを浮かべた。
実は、この熱いキスの裏には壮絶な過去がある。ソルバッケン監督は現役時代の2001年3月、練習中に心停止を起こし、12分間心臓が止まって「臨床死」を宣告された経験がある。彼は当時の恐怖を『最初は何の光も見えず、真っ暗だった。その後、水色のトンネルのような美しい光が見えて、もう少しここにいたいと思ったのを覚えている』と回顧している。さらに『私が倒れた後、両親は急いでデンマークへ向かう飛行機の中で私の葬式の準備を始めていた。妻のアニケンは当時まだ23歳か24歳で、1歳と4歳の子供を抱えており、今でもこのトラウマについて話すことができない。だが、あの心停止が私たちの家族の絆をより強固なものにした。表面的なことにはこだわらず、人生を半分冗談のように気楽に生きることを学んだ』と語り、家族への深い愛情を示した。
一方で、スタンドや街中ではノルウェーのファンたちが独自の応援スタイルで大暴れしている。何千人ものファンが床に座り、バイキングの伝統的な船(ドラッカー)を漕ぐ動きを模した「バイキング・ロウ」と呼ばれるコンガのような儀式を行い、スタジアムやタイムズスクエアを熱狂の渦に巻き込んだ。この光景を見たエルリング・ハーランドも『タイムズスクエアの様子を見たよ、狂気の沙汰だった。試合前にマルティン・ウーデゴールと、もし勝ったら僕らもあのセレモニーに加わろうと話していたんだ。本当に特別な瞬間だった』と興奮気味に語っている。 (via MARCA) (via Estadio Deportivo)
エンバペの庭師指導と、デシャン監督&デ・ヨングの反撃
フランス対イラクの試合は、激しい雷雨によりハーフタイム中に2時間以上も中断されるという前代未聞の事態となった。この長い中断中、フランス代表の選手たちはロッカールームでトランプをして時間を潰していたという。そして雨が小降りになり、ピッチの排水作業が行われている最中、キリアン・エンバペが水たまりの処理をする庭師たちに近づき、『両方のコートの水を平等に抜くようにするべきだ。一方が水浸しのままでは不公平だ』と身振り手振りで熱心に指示を出す姿がカメラに捉えられ、その動画がSNSで瞬く間に拡散された。「即席のピッチメンテナンス専門家」としてユーモアたっぷりに受け止められている。
試合後の記者会見では、ディディエ・デシャン監督がメディアの批判に対して鋭い反撃を見せた。これまでウスマン・デンベレのパフォーマンスを執拗に批判してきた記者から『今日の彼の活躍は彼にとって良いことでしたか?』と問われると、監督は皮肉たっぷりに『おそらく一番恩恵を受けたのは君たち(マスコミ)だろう。これで彼を批判するのを一息ついて、別のターゲットを探すことができるからね』と一蹴した。
さらに、マスコミやファンからの批判に怒りを爆発させたのが、オランダ代表のフレンキー・デ・ヨングだ。日本戦での引き分け後に『激しさが足りない』と批判されたデ・ヨングは、『多くの人々はサッカーを全く分かっていないような気がする。彼らは試合を見てはいるが、何も見えていない。「激しさがない」なんて事実ではない。いつか彼らの隣に座って、サッカーというものを一から説明してやろうか』と怒りを露わにした。スペイン代表のガビも同様に、『サッカーを分かっていない人が多すぎる。彼らはアシストやゴールといった馬鹿げたことばかりに注目しているが、サッカーはそれ以上のものだ』とメディアや一部のファンの表面的な見方を一刀両断している。 (via ElDesmarque) (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)