フリアン・アルバレスの移籍騒動と各界の反応

アルゼンチン代表のフリアン・アルバレスが試合後のミックスゾーンで、移籍の希望を公言した。『今は話す時期ではないかもしれないが、隠すこともとぼけることもできない。私は正直な人間であろうと努めている。クラブの人たち、話すべき人たちとは真実を話した。すべての人にとって移籍がベストだと思うし、私は自分の夢を叶えたい』と明言した。

この発言を受け、アトレティコ・マドリードのフロントは激怒している。クラブは、バルセロナが契約中の選手に無断で接触しているとして、FIFAへの提訴を検討している。クラブ関係者は『過去にもアントワーヌ・グリーズマンやニコ・ウィリアムズに対して行ったのと同じ、バルセロナの嫌がらせやフェイクニュースの流布だ』と非難し、5億ユーロの契約解除金を満額支払わない限りバルセロナへの移籍は絶対に認めないと断言した。

ファンも怒りを隠せず、SNS上にはフリアンのユニフォームを燃やし、『売春婦の息子』などと過激なチャントを歌う動画が多数投稿された。さらに、アトレティコの英語公式X(旧Twitter)アカウントは、W杯で勝利したアルゼンチン代表選手たちを祝福する投稿を行った際、ナウエル・モリーナとティアゴ・アルマダの写真のみを掲載し、意図的にフリアンの存在を完全に無視した(その後、スペイン語アカウントでは名前のみ言及された)。

一方で、バルセロナの選手たちはこの動きを歓迎している。ガビやフェルミン・ロペスは、フリアンの発言を報じるSNSの投稿に即座に「いいね」を押して歓喜した。また、アトレティコとバルセロナの両クラブでプレーしたセルヒオ・アグエロは、自身のチャンネルで『クラブが自ら売るとは言えないのだから、選手が正直に話すのは何も悪いことではない。フリアンはそのプレースタイルからしてバルサに完璧にフィットする。クラブも、不満を持っている選手を一年中残しておくべきではなく、解決策を見つけて売るべきだ』と後押しした。さらに、フリアンが幼少期に『アイドルはメッシで、リーベルとバルサのファンだ』と語る過去のインタビュー動画もSNSで再び拡散され、大きな話題を呼んでいる。

メディアの論戦も過熱しており、「El Chiringuito」のホタ・ジョルディは『選手もその家族もクラブに騙され、2月から続く嘘に限界に達している』とアトレティコを痛烈に批判した。アナリストのルーベン・ウリアは『アトレティコはクラブのアイデンティティと威信をかけ、彼を干すか、売るかという難しい決断を迫られている。この火災は誰にとっても無傷では終わらない』と指摘し、ロベルト・ゴメスはラジオ番組で『アトレティコは絶対にバルセロナとは交渉しない。必要ならスタンドに干すだろう』と断言した。元アトレティコのレジェンドであるキコ・ナルバエスも『ここにいたいと思う者だけが残るべきだ』と語っている。

アトレティコは現在、バルセロナへの売却を拒否し、アーセナルへの移籍(4000万〜6000万ユーロ+ヴィクトル・ギェケレシュのトレード)や、パリ・サンジェルマンへの売却を模索している。 (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)

スペイン代表のチャタヌーガでのドタバタ劇

アメリカのチャタヌーガに滞在するスペイン代表が、予期せぬ自然の猛威とユニークな出来事に見舞われた。サウジアラビア戦の翌日に行われたリカバリートレーニング中、選手やジャーナリストの携帯電話に一斉に竜巻警報と雷雨警報が鳴り響いた。『時速130kmの破壊的な突風が吹く。窓から離れ、頑丈な建物や地下室の最も低い場所に今すぐ避難しろ。飛散物は致命傷になる』という警告を受け、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督や選手たちは開始わずか20分で慌ててジムへと走って避難した。雷が16km以内で確認された場合は30分間屋外での活動を停止するという現地の厳格な安全プロトコルに従った形だ。

天候が回復した後、スペインサッカー連盟(RFEF)はメディアとの親睦を深めるため、チャタヌーガ・チューチューという歴史的な施設でバーベキュー大会を開催した。リラックスした雰囲気の中、広報担当のホセ・シルベントがカントリーミュージックに合わせてロデオマシーン(メカニカル・ブル)に挑戦したが、またがった瞬間にわずか1秒で振り落とされ、選手や関係者全員の爆笑を誘った。

また、練習開始前には、揃って30歳の誕生日を迎えたロドリとミケル・メリノを祝うため、恒例の「パシージョ・デ・コジェハス(ビンタのトンネル)」が行われた。和やかな雰囲気の中で行われたものの、マンチェスター・シティに所属するキャプテンのロドリは、チームメイトからかなり強めの一撃を食らい、痛そうな表情を浮かべていた。 (via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Mundo Deportivo) (via Esport3)

ノルウェー代表監督の死からの生還とファンのバイキング・コンガ

セネガルを破り決勝トーナメント進出を決めたノルウェー代表のストーレ・ソルバッケン監督が、試合終了のホイッスルとともにスタンドへ駆け上がり、妻のアニケンさんに熱烈なキスを交わしたシーンが感動を呼んでいる。監督は試合後、『彼らがどこにいるか分からなかったので、なんとかしてスタンドに登る方法を見つけなければならなかったんだ』と照れ笑いを浮かべた。

実は、この熱いキスの裏には壮絶な過去がある。ソルバッケン監督は現役時代の2001年3月、練習中に心停止を起こし、12分間心臓が止まって「臨床死」を宣告された経験がある。彼は当時の恐怖を『最初は何の光も見えず、真っ暗だった。その後、水色のトンネルのような美しい光が見えて、もう少しここにいたいと思ったのを覚えている』と回顧している。さらに『私が倒れた後、両親は急いでデンマークへ向かう飛行機の中で私の葬式の準備を始めていた。妻のアニケンは当時まだ23歳か24歳で、1歳と4歳の子供を抱えており、今でもこのトラウマについて話すことができない。だが、あの心停止が私たちの家族の絆をより強固なものにした。表面的なことにはこだわらず、人生を半分冗談のように気楽に生きることを学んだ』と語り、家族への深い愛情を示した。

一方で、スタンドや街中ではノルウェーのファンたちが独自の応援スタイルで大暴れしている。何千人ものファンが床に座り、バイキングの伝統的な船(ドラッカー)を漕ぐ動きを模した「バイキング・ロウ」と呼ばれるコンガのような儀式を行い、スタジアムやタイムズスクエアを熱狂の渦に巻き込んだ。この光景を見たエルリング・ハーランドも『タイムズスクエアの様子を見たよ、狂気の沙汰だった。試合前にマルティン・ウーデゴールと、もし勝ったら僕らもあのセレモニーに加わろうと話していたんだ。本当に特別な瞬間だった』と興奮気味に語っている。 (via MARCA) (via Estadio Deportivo)

エンバペの庭師指導と、デシャン監督&デ・ヨングの反撃

フランス対イラクの試合は、激しい雷雨によりハーフタイム中に2時間以上も中断されるという前代未聞の事態となった。この長い中断中、フランス代表の選手たちはロッカールームでトランプをして時間を潰していたという。そして雨が小降りになり、ピッチの排水作業が行われている最中、キリアン・エンバペが水たまりの処理をする庭師たちに近づき、『両方のコートの水を平等に抜くようにするべきだ。一方が水浸しのままでは不公平だ』と身振り手振りで熱心に指示を出す姿がカメラに捉えられ、その動画がSNSで瞬く間に拡散された。「即席のピッチメンテナンス専門家」としてユーモアたっぷりに受け止められている。

試合後の記者会見では、ディディエ・デシャン監督がメディアの批判に対して鋭い反撃を見せた。これまでウスマン・デンベレのパフォーマンスを執拗に批判してきた記者から『今日の彼の活躍は彼にとって良いことでしたか?』と問われると、監督は皮肉たっぷりに『おそらく一番恩恵を受けたのは君たち(マスコミ)だろう。これで彼を批判するのを一息ついて、別のターゲットを探すことができるからね』と一蹴した。

さらに、マスコミやファンからの批判に怒りを爆発させたのが、オランダ代表のフレンキー・デ・ヨングだ。日本戦での引き分け後に『激しさが足りない』と批判されたデ・ヨングは、『多くの人々はサッカーを全く分かっていないような気がする。彼らは試合を見てはいるが、何も見えていない。「激しさがない」なんて事実ではない。いつか彼らの隣に座って、サッカーというものを一から説明してやろうか』と怒りを露わにした。スペイン代表のガビも同様に、『サッカーを分かっていない人が多すぎる。彼らはアシストやゴールといった馬鹿げたことばかりに注目しているが、サッカーはそれ以上のものだ』とメディアや一部のファンの表面的な見方を一刀両断している。 (via ElDesmarque) (via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo)

ガビの苦悩と食生活、エンソがメッシに贈った手紙、選手のスパイクの秘密

スペイン代表のガビが、自身の怪我に関するドキュメンタリー番組『Denominación de Origen』の中で、前十字靭帯断裂の際の壮絶な苦しみを告白した。『膝をナイフで刺されたような、耐えられない痛みだった。夜も痛くて全く眠れなかった。最初はまだプレーできると思ってピッチに残ったが、それがさらに悪化させてしまったんだと思う』と語った。また、別のインタビューでは自身の食生活についても触れ、『果物が大好きで、一番のお気に入りは桃。そして試合の前には、定番だけど美味しいパスタをしっかり食べるのがルーティンなんだ』と、ピッチ外での素顔を明かしている。

アルゼンチン代表のエンソ・フェルナンデスは、記者会見で10代の頃の感動的なエピソードを回顧した。2016年のコパ・アメリカ決勝で敗れた後、リオネル・メッシが代表引退を示唆した際、当時まだ無名だったエンソは自身のSNSでメッシに宛てた長文の慰留の手紙を公開していた。その手紙について聞かれると、『あの時のことを思い出すと、今なら本が一冊書けるくらい色々な感情があるよ』と語り、アイドルと同じピッチでW杯を戦っている現在の喜びに浸った。

また、スペイン代表選手たちが着用しているスパイクに施された、個性豊かな刺繍のディテールが話題になっている。ラミン・ヤマルは、自身のルーツである赤道ギニア(母親の出身地)とモロッコ(父親の出身地)の国旗を刻んでいる。ニコ・ウィリアムズは、兄のイニャキや父フェリックスの名前とともに、親友たちを指す「バンディドス(盗賊)」という言葉と忍者のアイコン、音符のマークを刺繍。ペドリは「家族」という言葉とともに、故郷カナリア諸島を象徴するバナナのアイコンを入れている。ボルハ・イグレシアスは自身の愛称であるパンダのマークを、ガビは両親の「パブロとアウロラ」の名前を、そしてマルク・ククレジャは「マテオ、ベラ、リオ」という3人の子供たちの名前をそれぞれシューズに刻み、ピッチに立っている。 (via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via SPORT)

アドリアン引退の真相と末っ子のベティス愛、医療スタッフの感動の別れ

今季限りでベティスを退団し、現役引退を発表したGKアドリアン・サン・ミゲル。彼が39歳でグローブを置く決断を下した最大の理由は、サッカーと家族との時間の両立が困難になったことだった。決定的な出来事は5月上旬、長男の初聖体の儀式に付き添うため、マヌエル・ペジェグリーニ監督に直訴してレアル・ソシエダ戦の遠征メンバーから外してもらったことだった。これを機に、週末を常にサッカーに奪われる生活に区切りをつけることを決意したという。現在、彼は家族とともにマイアミに滞在し、W杯のスペイン対ウルグアイ戦などを観戦している。面白いことに、スタジアムで上の2人の息子たちはウルグアイ代表の水色のユニフォームを着て応援していたが、末っ子のエヴァンくんだけは頑なにベティスの第3ユニフォームを着ており、アドリアンは『エヴァンはどのチームを応援すべきかよく分かっているね』と笑いを交えてSNSで報告している。

そのベティスでは、長年クラブを支えてきた2人の医療スタッフの退団が発表され、涙の別れとなっている。8年間にわたり医療部門のトップを務めたホセ・マヌエル・アルバレス医師は、『非常に考え抜いた決断であり、悲しみに包まれている。しかし、これは専門的な理由ではなく個人的な理由だ。今はバレンシアに戻り、家族の近くにいる時が来た。ベティスは私を人間として成長させてくれた家だった』と涙ながらに別れを告げた。

さらに、理学療法とリハビリ部門の責任者だったエネコ・アングロもクラブを去る。彼はミケル・アルテタ監督率いるアーセナルから断りきれないオファーを受け、プレミアリーグへ引き抜かれることになった。彼はSNSで『12年前、実習生としてこのドアをくぐった時は見知らぬ同士だったが、ベティスは私の不可分の一部となり、私の家になった。想像もしていなかった経験をし、一生の友を得た。去るのは辛いが、私はすべてを出し切った』と感動的な手紙を公開し、クラブや選手たちから多大な感謝の言葉が寄せられている。

一方、ベティスは半月板の手術を受けてリハビリ中のキャプテン、アイトール・ルイバルに対し、SNSで粋なメッセージを送った。10年前の入団時の写真と現在の写真を並べ、『彼はまだ知らないが……来季、彼はベティス史上最も欧州大会に出場した選手になるんだ』と、復帰後のチャンピオンズリーグでの記録更新に向けた激励のウインクを送っている。 (via Estadio Deportivo)

デポルティーボの地図ミスと名称変更、ベティスの秀逸なツッコミ

プリメーラ復帰を果たしたデポルティーボ・ラ・コルーニャが、公式SNSに新シーズンのアウェイ遠征先を示したスペイン地図の画像を投稿した。しかし、その地図上でセビージャの位置は正しく配置されていたものの、レアル・ベティスのクレスト(紋章)がなぜか遠く離れたウエルバ県の位置に置かれているという痛恨のミスが発生した。

これを見逃さなかったベティスの公式Xアカウントは、ビーチチェアに寝そべってくつろぐアントニー(マンチェスター・ユナイテッド)のシュールな画像を無言でリプライし、「なぜ俺たちがウエルバのビーチにいるんだ?」と面白おかしくツッコミを入れた。このユーモア溢れる対応にファンは大爆笑し、『ベティスのSNS担当者は最高だ』『天才的な返し』と大絶賛を浴びている。

また、デポルティーボはその後の臨時株主総会で、99.86%という圧倒的多数の賛成をもって、クラブの正式名称をスペイン語の「Deportivo de La Coruña」から、ガリシア語の公式地名に合わせた「Real Club Deportivo de A Coruña(ガリシア語表記:Real Club Deportivo da Coruña)」へ変更する定款改正を承認した。長年の社会運動やファンの要望が実を結んだ形となる。 (via ElDesmarque) (via MARCA) (via SPORT)

マラガ昇格パレードの爆笑チャントと裏方の英雄たち、若手選手のSNSの匂わせ

マラガCFが劇的な勝利でセグンダ・ディビシオン(2部)への昇格を果たし、市内で行われた歓喜のパレードでは、ある特定のチャントが大流行した。選手や何千人ものファンがバスの上から『ロケット(花火)はどこだ?』と大合唱したのだ。これは、プレーオフ決勝の対戦相手であったアルメリアが、昇格を確信して事前に20万ユーロ(約3200万円)分ものお祝い用の花火を購入していたという地元紙の報道(後に慌てて削除された)を痛烈に揶揄したものだ。空を照らすはずだった花火は使われることなく、マラガファンにとって最高のネットミームと化した。

この昇格劇の裏で、SNS上ではちょっとした騒動が起きていた。ベティスの若手ウインガー、パブロ・ガルシアが、マラガの昇格の立役者であり今季25ゴールを挙げた「ピチチ」のチュペに対し、SNSで緑のハートマークとともに「🔜(もうすぐ)」という極めて意味深なメッセージを送り、チュペ自身もそれに「いいね」で反応した。これを見たマラガファンは『エースがベティスに引き抜かれるのか?』とパニックに陥り、説明を求めた。しかし、チュペ本人が直後のラジオ番組で髪を青と赤に染めた姿で登場し、『何も言葉が出ないくらい誇らしい。皆、安心してくれ。サプライズがない限り、来年も僕はマラガにいてプリメーラでプレーする。それが夢だったんだから』と力強く残留を宣言し、ファンを安堵させた。2人がなぜそのようなやり取りをしたのかは謎のままだが、来季ピッチでの再会を意味していたのではないかと推測されている。

また、地元メディアでは、今回のマラガの奇跡的な復活を支えた裏方の英雄たちにスポットライトが当てられている。2020年の破産危機からクラブを救い、徹底的なコスト削減を断行したホセ・マリア・ムニョス司法管理人、暗黒期に多くのスポンサーを呼び戻したキケ・ペレスGM、そして外部からの批判に耐えながら、高額な補強に頼らず下部組織(ラ・アカデミア)を中心としたチーム作りを徹底的に貫いたロレン・フアロスSDの3人の並々ならぬ尽力が、ピッチ上の選手たちと同じくらい称賛されている。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA)

ハフィーニャの移籍の噂といとこの激怒

ブラジル代表としてW杯に参加し、筋肉の負傷で離脱を余儀なくされたバルセロナのハフィーニャについて、元ブラジル代表のヴァンペタがポッドキャスト番組『Red Cast』で衝撃的な発言を行った。ヴァンペタは、『ハフィーニャは深刻な家族問題と金銭問題を抱えており、それを一気に解決するためにサウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍しようとしている』と暴露した。

この発言はブラジル国内で大きな波紋を呼んだが、ハフィーニャの陣営は即座に猛反発した。ハフィーニャのいとこであるイゴール・パディージャがSNSを通じてヴァンペタに対し、『この大嘘について、きっちり説明してもらうぞ、友よ』と激しい怒りとともに反論のメッセージを投稿。金銭的な問題も、家族間の個人的なトラブルも一切存在しないと完全否定した。現在、ハフィーニャはW杯での復帰を目指して隔離された状態で集中的な治療を受けており、大会終了まではいかなる移籍交渉にも応じない姿勢を貫いているという。 (via SPORT) (via ElDesmarque)

デミチェリス電撃退団とビジャレアルCEOのセビージャへの嫌味

マジョルカのファンが怒りに震えている。今季途中から就任し、チームが2部に降格したにもかかわらず、来季もクラブに残って指揮を執ることで契約延長に合意していたマルティン・デミチェリス監督が、プレシーズンすら始まっていないこの時期に突如としてRBライプツィヒへ移籍したのだ。ライプツィヒ側が契約解除金を支払ったことで法的な問題はないものの、クラブは『デミチェリスはマジョルカでの監督としての期間を終了した。合計12試合を指揮した』という極めて冷淡で短い声明を発表するに留めた。ファンからは『裏切り者だ』『クラブも監督もふざけている』と、SNS上で激しい非難の嵐が巻き起こっている。

一方、ビジャレアルのフェルナンド・ロイグ・ネグエロレスCEOが行ったインタビューでの発言が、波紋を広げている。彼はビジャレアルの経済的な立て直しの必要性について語る中で、『このまま損失を長引かせれば、名前は言いたくないが、今まさに多額の負債を抱え、チームは高齢化し、経済的に全く対応能力がない状態に陥っているクラブのようになってしまう』と発言した。名前こそ出さなかったものの、これが同じアンダルシアのライバルであり、深刻な財政難と高齢化に苦しんでいるセビージャを明確に指した「強烈な嫌味」であることは明白であり、両クラブ間の火種となっている。 (via ElDesmarque)

キュラソー代表の幸福の秘密とスコットランドファンのビール飲み尽くし事件

今大会で「W杯で最も幸せなチーム」と称されているのがキュラソー代表だ。その強さの裏には、ディック・アドフォカート監督と医療チームが認めた「特別なアルコーブ(寝室)のルール」があるという。通常、近代サッカーの合宿では選手と家族は隔離されるが、キュラソー代表は選手の妻や恋人が同じホテルの同室に宿泊することを許可しており、試合前の性交渉も『感情的なサポートになる』として推奨されている。チームドクターのスザンヌ・フールマン医師は『長期の大会では、家族が近くにいることでホームシックやストレスが和らぎ、精神的な安定をもたらす。私たちのチームはブラジルのように明るく家族思いの文化があるからだ』と説明している。実際、GKのエルロイ・ルームは、有名なインフルエンサーである妻ゾラナ・ヨヴァノヴィッチと同室で過ごしており、それが好パフォーマンスに繋がっているという。

一方、アメリカのボストンでは、試合前からスコットランドのファンたちが街のパブを占拠し、とんでもない事態を引き起こしている。何千人ものファンが朝11時の開店と同時にアイリッシュパブなどに押し寄せ、ビールを浴びるように飲み続けた結果、地元ボストンの有名ビール「サミュエル・アダムス・ボストン・ラガー」の在庫が完全に枯渇してしまった。各店舗はパニックに陥り、配給業者に緊急発注をかけて対応に追われている。あるパブのオーナーは『セント・パトリックス・デーやスーパーボウルの3倍の売り上げだ。ここ4年で最高の1週間だよ。彼らは本当に、本当に大量に飲むんだ』と悲鳴と歓喜の入り交じった声を上げている。 (via MARCA) (via ElDesmarque)

W杯テレビ解説陣の険悪な論戦と、シャビ・アロンソvsアルベロアの因縁

アメリカのFOXスポーツが放送するW杯の中継番組で、解説陣として出演しているズラタン・イブラヒモビッチ、ティエリ・アンリ、そして元アメリカ代表のアレクシー・ララスの3人の間で、放送事故スレスレのバチバチの険悪な論戦が日々繰り広げられている。番組関係者によると、ドナルド・トランプ支持者でアメリカのスタイルを押し出すララスと、ヨーロッパのレジェンドであるイブラヒモビッチの反りは最悪で、『まるで元カノと、自分を振った今の彼氏と一緒に密室に閉じ込められているような、居心地の悪い緊張感』がスタジオに漂っているという。

ある放送では、ララスがセネガル戦のフランス代表のプレーを「傲慢だ」と批判すると、イブラヒモビッチが即座に『それは傲慢ではなく自信だ。無知な者は傲慢と言い、賢い者は自信と言うんだ』と冷酷に一蹴。さらに、ララスが『ハーランドがお前より上だ』と挑発したり、アメリカの深夜番組の司会者ジェームズ・コーデンを『ユニフォームを着たクソ野郎』と生放送で罵倒し、アンリとイブラヒモビッチを絶句させる場面もあった。この緊張感が逆に「見逃せないテレビ」として高視聴率を叩き出している。

プレミアリーグでは、来シーズンの開幕戦のカードが発表され、月曜日の夜に組まれたフラム対チェルシーの「西ロンドン・ダービー」がスペインで大きな注目を集めている。チェルシーにはシャビ・アロンソが、フラムにはアルバロ・アルベロアが新監督として就任する予定だからだ。両者はレアル・マドリード時代、ジョゼ・モウリーニョ監督の扱いを巡ってドレッシングルームで対立し、深い確執が生まれた因縁の関係にある。マドリードで生まれた火種が、プレミアリーグの開幕戦のベンチでいきなり激突することになり、モルボ(野次馬根性的な興味)を大いに掻き立てている。 (via MARCA) (via SPORT)

フロレンティーノ・ペレスの新会社設立とレアル・マドリード所有モデル変更計画

レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、クラブの所有モデル(ソシオ制度)を根本から変更するための極秘計画をついに始動させた。報道によると、ペレス会長は「Real Madrid Madridistas SL」という新しい営利企業(株式会社)を設立した。この会社は、これまで存在した「Velvet ALM SL」という会社の名称と目的を変更したもので、レアル・マドリードCFが唯一の株主となり、ホセ・アンヘル・サンチェスGDが単独の管理者として登記されている。

この動きは、現在のソシオ(会員)が100%所有する非営利のスポーツクラブという形態から、民間投資家やプライベート・エクイティの資金を受け入れることができる新しい法的・企業的構造(5〜10%の株式を外部に売却する案など)へ移行するための「持ち株会社(ホールディングス)」の役割を果たすと見られている。

しかし、この重大な変更はまだソシオに対して一切説明や相談がなされておらず、水面下で進められている。最終的にこの計画を実現するためには、総会での承認と、ソシオ全員による国民投票(レファレンダム)で過半数の賛成を得るという厳しいハードルを越えなければならず、今後のクラブ内の政治的動向から目が離せない状況となっている。 (via SPORT) (via Mundo Deportivo)

カナレスのラシン復帰とベティスからの愛情メッセージ

35歳になったセルヒオ・カナレスが、メキシコのモンテレイでの3シーズンを終え、16年ぶりに自身のプロキャリアの原点であるラシン・サンタンデールに復帰することが公式に発表された。契約は2028年までの長期となる。プリメーラ(1部)に復帰したばかりのラシンにとって、経験豊富な彼の帰還は単なるノスタルジーではなく、チームを牽引する強力なリーダーの獲得を意味している。

この発表に対し、彼がキャリアの黄金期を過ごし、コパ・デル・レイ優勝の立役者となった古巣のレアル・ベティスが、公式SNSを通じて愛情たっぷりのメッセージを送った。『すべてが始まったその場所に戻ることが、どれほど君を幸せにするか私たちは知っているよ。君と、君のラシンを、私たちのもう一つの家(ベティス)に迎えるのが本当に楽しみだ』と綴り、来季ラ・リーガの舞台で再会できる喜びを分かち合っている。 (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo) (via ElDesmarque)

デ・ヘア一家のバカンスと、17歳の若きスポーツ選手3人の悲劇的な交通事故

歌手のエドゥルネが、夫であるGKダビド・デ・ヘアと娘のヤナイちゃんとともに過ごす、バカンスの特別なアルバムをSNSで公開した。透き通るような海が広がる楽園での写真の中には、野生の豚が海を泳ぐことで有名なバハマの「ビッグ・メジャー・ケイ(通称ピッグ・ビーチ)」で豚と一緒にポーズをとる姿や、デ・ヘアが娘にテニスを教えている微笑ましい瞬間が収められており、充実した夏の始まりを満喫している様子がうかがえる。

一方で、イタリアのセナーゴではスポーツ界に暗い影を落とす悲劇が起きた。パデルノ・ドゥニャーノ出身の17歳の若きアスリート3人——バレーボール選手の女子カミラ・コッパローニ、そしてコブ91でプレーするサッカー選手の男子ロレンツォ・ベニンとリッカルド・プロヴァージ——が、パーティーの帰り道に交通事故で命を落とした。彼らを含む9人の若者が定員オーバーの1台の車に乗り込み、シートベルトも着用していなかったとみられ、車はヴィッロレージ運河に転落した。救助隊が駆けつけたものの、ロレンツォとリッカルドはすでに死亡しており、カミラも長時間の蘇生措置の甲斐なく息を引き取った。コブ91のコーチは『9人が1台の車に乗るなんて無謀だった。あまりにも恐ろしい代償を払うことになった』と悲痛なコメントを残しており、地元コミュニティや各スポーツクラブは深い悲しみに包まれている。 (via Mundo Deportivo) (via MARCA)

トプリアの顔面骨折に関する医師の解説、マルケスの契約延長、NBAドラフトとヤニス移籍騒動

UFCのジャスティン・ゲイジーに敗れ、両目の眼窩底骨折と鼻骨骨折を負ったイリア・トプリアについて、内科医で科学啓蒙家のペドロ・ガルガンティージャ医師が臨床的な視点から解説を行った。医師は『ゲイジーのアッパーカットにより、トプリアの右目は毛細血管が破裂し、リンパ液がたまって完全に塞がってしまった。視覚機能が失われ、立体視や空間認識ができない状態で戦い続けたのは、エリート格闘家特有の異常なアドレナリン分泌によるものだ。第5ラウンドを前に試合を止めたセコンドの判断は医学的に100%正しい。そのまま戦い続けていれば、視神経への恒久的なダメージや、キャリアを完全に終わらせる重大な神経障害を引き起こしていた可能性が高い』と分析し、選手の「立ち続けるエゴ」から守った陣営を称賛した。なお、ゲイジーの骨はUFCのテストで「最も硬い」と証明されており、蹴りを受けたコーチの股間がプロテクター越しでも腫れ上がるほどの破壊力だという。

モータースポーツ界では、マルク・マルケスがドゥカティのファクトリーチームと2028年まで契約を延長したことが公式に発表された。マルケスは『ドゥカティに来た時、ここが最も競争力のあるプロジェクトだと確信していた。彼らは私のペースを尊重し、正しい決断を下すための静けさを与えてくれた』と喜びを語り、ドゥカティ側も『彼が最初に我々を探し、選んでくれた。我々は共に赤い未来を描いている』と絶賛している。

NBAでは、ミルウォーキー・バックスで長年フランチャイズの顔として君臨し、2021年には優勝も果たしたヤニス・アデトクンボが、ボビー・ポーティスとともにマイアミ・ヒートへ電撃トレードされるという歴史的なメガディールが成立した。見返りとしてバックスには、元バルサの若手カスパラス・ヤクチョニスをはじめ、タイラー・ヒーロー、ケレル・ウェア、ハイメ・ハケスJr.、そして3つのドラフト1巡目指名権などが譲渡される。この動きにより、マイアミはバム・アデバヨとヤニスというリーグで最も恐れられるフィジカルインサイドコンビを結成することになる。

また、今夜行われるNBAドラフトでは、スペインの221cmの「ユニコーン」アデイ・マラをはじめ、セルヒオ・デ・ラレア、ババ・ミラーという3人のスペイン人選手が指名を受ける見込みであり、2009年(リッキー・ルビオ、ビクトル・クラベール、セルヒオ・リュル)に並ぶ歴史的な夜になることが期待されている。 (via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

本日は、フリアン・アルバレスの移籍希望発言を巡るアトレティコとバルセロナの対立や、デミチェリス監督の電撃退団によるマジョルカファンの怒りなど、移籍市場におけるクラブと選手の摩擦が表面化しました。一方で、スペイン代表の竜巻避難とBBQでの爆笑ロデオ、ノルウェー代表監督の壮絶な過去と妻へのキス、キュラソー代表の異例の同室ルールなど、ピッチ外の人間味溢れるエピソードや心温まる話題も豊富です。また、テレビ解説陣の激しい論戦やエンバペの庭師指導動画など、メディアやSNSを巻き込んだエンターテインメント性もサッカーの醍醐味として際立っています。さらに、フロレンティーノ・ペレスの新会社設立によるレアル・マドリードの構造改革計画など、今後のスポーツビジネスの根幹を揺るがす動きも注視していく必要があります。