ホセ・アントニオ・モランテ 1部デビューから3分で初ゴールを奪う大器
19歳のスペイン人攻撃的ミッドフィルダー、ホセ・アントニオ・モランテは、レアル・ベティスでのラ・リーガデビューからわずか3分で初ゴールを叩き込み、チームの大勝を決定づけた。下部組織で数々のタイトルを掲げてきた19歳のレフティがトップチームの舞台で瞬く間に結果を出したことで、クラブの未来を背負う逸材としてファンの熱い視線を浴びている。
10月11日に行われたクラブ・アトレティコ・オサスナ戦で、ベンチスタートだったホセ・アントニオ・モランテにマヌエル・ペジェグリーニ監督から出番が告げられた。ピッチに解き放たれてから僅か3分後、ボールを引き寄せた彼は一切の躊躇を見せずに前を向いた。相手GKアイトール・フェルナンデスの隙を逃さず鮮やかなシュートを突き刺し、圧倒的なゴールラッシュを締めくくる貴重なチームのダメ押し点を奪ってみせた。
この初ゴールは、彼の最大の武器である物怖じしない強心臓と優れたゴール感覚を見事に証明する格好となった。実のところ、彼のフットボールキャリアは有名な闘牛士である父モランテ・デ・ラ・プエブラの劇的な歩みと不思議な運命の糸で結ばれている。父が現役復帰を表明した同じ週にあたる2026年1月22日、サロニカで行われたUEFAヨーロッパリーグのPAOK戦で20分間プレーし、トップチームデビューを果たした経緯を持つ。さらに、父が2027年シーズンの進退に揺れる発言を残したわずか2日後に、息子はラ・リーガ初出場と初ゴールという偉業を達成したのだった。
ホセ・アントニオ・モランテは2022年夏、隣町にあたるコリアの豊かなカンテラからベティスの本拠地ベニト・ビジャマリンへとやってきた。伝統的に育成の名門として知られるコリアは、過去にベティスの伝説的選手ロヘリオ・ソサやセビージャで活躍したマノロ・ルイス・ソサらを排出したフットボールの街として知られている。ベティス加入後はユース最高峰のフベニールAで攻撃の核となり、過去2年間にわたってコパ・デ・カンペオネスやコパ・デル・レイの2冠に大きく貢献した。当時のチームにはオスカル・マスケやカルロス・デ・ロア、クッロ、イバン・コラレホ、マルコス・モラといった黄金世代が揃っており、その中でも彼は特別な存在感を放っていた。
その後は順調にベティス・デポルティーボへと昇格してチームの柱となり、チリ人の指揮官ペジェグリーニが率いるトップチームのトレーニングにも常時参加するようになった。精巧な左足を持つ若きサイドアタッカーは、クラブと2028年までの長期契約を結んでおり、首脳陣からの評価の高さは疑いようがない。耐え忍ぶ時期を乗り越えて巡ってきた一瞬のチャンスを掴み取ったことは、彼が真のトッププレーヤーへと階段を上るための決定的な転機となった。
2028年までの契約を残すホセ・アントニオ・モランテにとって、今回の衝撃的なデビュー弾はトップチーム定着に向けた強烈なアピールとなった。トップチームの厚い層とのポジション争いは熾烈を極めるものの、名将ペジェグリーニの信頼を勝ち取った意味は極めて大きく、今後の出場機会増加は確実視されている。つまり、下部組織で輝きを放ってきた新星が、ベティスの攻撃陣を牽引する核へと本格的に覚醒し始めたことを示す出来事と言える。(via ElDesmarque)
