ユウェンスレイ・オンスタイン 長期離脱を乗り越えバルサ・アトレティックへ復帰間近

FCバルセロナのBチームであるバルサ・アトレティックに所属するオランダ人センターバック、ユウェンスレイ・オンスタインが、怪我からの完全復活に向けて全体練習への合流を控えている。プレシーズン中の離脱を経て復帰を果たす大型レフティは、現在好調を維持する守備陣にさらなる深みをもたらす存在として首脳陣から高く評価されている。

2026年1月、ベルギーのヘンクからバルセロナへと加入したオンスタインは、圧倒的なフィジカル能力と左足からの優れたビルドアップ性能を併せ持つ期待のセンターバックだ。前所属のヘンク時代には、契約更新に応じなかったことを理由に長期間にわたってチームから除外されるという苦難の時期を経験していた。バルセロナ加入後はその潜在能力を遺憾なく発揮し、今夏のプレシーズンでも複数の試合に出場して順調な調整を続けていた。

しかし、シーズン開幕を控えたプレシーズンの終盤に悔しい負傷に見舞われ、公式戦での離脱を余儀なくされていた。現在、ジュリアーノ・ベレッティ監督率いるバルサ・アトレティックの傷病者リストからは選手が次々と戻りつつある。エブリマ・トゥンカラやホスエ・カイセド、さらには3年間に及ぶ怪我の苦難を乗り越えたダニ・アビラらが続々と戦列へと復帰を果たした。長期離脱中のファン・エルナンデスやパトリシオ・パシフィコ、サマ・ノモコらが未だリハビリを続ける中で、オンスタインの復帰はチームにとって大きな追い風となる。

現在のバルサ・アトレティックは、主将のランドリ・ファレやギジェム・ビクトル、さらにアレックス・カンポスとハフィズ・ガリバの強固なセンターバックコンビを中心に、6試合でわずか1失点という驚異的な堅守を構築している。ここにオンスタインが加わることで、ベレッティ監督はさらなる守備のバリエーションと戦術的柔軟性を手に入れることになる。クラブ内部では、彼の持つ高いポテンシャルから、将来的なトップチーム昇格の可能性さえも視野に入れられている。

一方で、彼が今後目指すべきは怪我を繰り返さないフィジカルコンディションの維持と、公式戦での継続的な出場機会の確保である。ハンジ・フリック率いるトップチームの守備陣に緊急事態が生じた際、即座に対応できる準備を整えておくことが求められている。

復帰を果たすオンスタインの当面の目標は、バルサ・アトレティックでの先発争いに食い込み、試合勘を取り戻すことにある。堅守を誇るBチームにおいて定位置を奪うのは容易ではないものの、左利きの大型センターバックという希少なプロフィールは大きな強みとなる。つまりこの復帰劇は、選手自身の完全復活のみならず、トップチームのバックアップ体制をより一層強固にする戦略的な意味を持っていると言える。(via SPORT)