アトレティコ・マドリード
ジュリアン・アルバレスは今夏のバルセロナへの移籍願望が叶わなかったものの、アトレティコに残留する見通し。バルサ側から『来年また必ず獲得に動く』という約束を伝えられ、アトレティコに対する今夏の交渉姿勢を擁護されつつ感謝の意を示された。一方、ユヴェントスとカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドの1年間のレンタル移籍で口頭合意に達した。給与の50%以上をアトレティコが負担し、2500万ユーロの買い取りオプションが付随する。これにより、アルバレスを巡るさらなる玉突き移籍(アーセナル移籍の噂やマルチネッリのサウジ移籍など)への望みがわずかに残されている。さらに、マテウ・アレマニーはトマ・レマル(トルコから関心)、ホセ・マリア・ヒメネス(放出難航)、オベド・バルガス(ヘタフェへのレンタル)、カルロス・マルティン(セビージャへのレンタルが最有力)の4つの放出案件を最終日に向けて大急ぎで処理している。アトレティコからベンフィカにレンタル中のクレマン・ラングレが、ポルトガルリーグのエストリル戦で強烈な左足のミドルシュートからゴールを決めてチームを2-1の勝利に導いた。(via ElDesmarque / Esport3 / SPORT / MARCA)。
レアル・ソシエダ
ジョキン・アペリバイ会長が新戦力ママドゥ・サール(チェルシーからレンタル、移籍金150万ユーロ)とエクトル・フォート(バルセロナから完全移籍、移籍金850万ユーロで60%の権利保有)の記者会見に出席した。会長は移籍市場が「原則終了」したと説明。オヤルサバルについては契約が残り2年あるが『ここが生涯の家だ』と絶賛し、守護神レミロの契約延長交渉も進める意向を明かした。サールは『左でも右でもできる。シャビ・アロンソからクラブが家族のようであり、素晴らしいサポーターと街があると聞いていた』と明かし、フォートは『攻撃が得意。ソシエダの哲学に共感している』とアピール。木曜日のセルタ戦でデビュー可能。さらに会長は、アノエタの改修に伴う一部サポーター(約190名)の視界不良問題に対し、再配置か専用スクリーンの設置で誠実に対応すると約束した。(via DiarioVasco / ElDesmarque / Noticias de Gipuzkoa / Mundo Deportivo)。
レアル・ベティス
ウルグアイ人FWゴンサロ・プティのカディスへの1シーズンレンタル(買い取りオプションなし)が完了。カディスが全給与を負担し、出場時間に応じたペナルティが課される。プティはこれでスペインでの連続居住2年を満たし、スペイン国籍(二重国籍)取得が可能となるため将来的な資産価値が高まる。一方で、バルセロナのMFマルク・カサドの獲得に向けて、買い取りオプション付きのレンタル移籍を視野に最初の接触を開始。資金枠の確保としてアルバロ・フィダルゴ(完全移籍を模索)やネルソン・デッサの放出を進めている。なお、アトレティコに売却したジョニー・カルドーゾの再獲得の動きはない。また、コトジボワール人DFジャン・エマニュエル・ンゴランの獲得に向けてバルサBやラージョと交渉を続けている。(via MARCA / Estadio Deportivo)。
バレンシアCF
リヴァプールからイングランドU-21代表MFハーヴェイ・エリオットがレンタル移籍(リヴァプールが給与の大半を負担、買い取りオプションなし)で到着。エリオットは『チャンスに感謝しており、バレンシアを欧州の大会へ戻したい』と高い志を表明。一方、デポルティーボ戦でチーム唯一の得点を挙げたFWウマル・サディクが左足ハムストリングスを負傷。最初の検査で最低2ヶ月の離脱が判明し、バルサ戦を含む約7試合を欠場する。ストライカーはウーゴ・ドゥロのみとなり、深刻な得点力不足に陥る。MFアンドレ・アルメイダのセルタ移籍を巡っては、セルタの無償レンタル提示を拒否し、残留時はコルベラン監督がチームに再統合する。2度の膝の手術を受けたDFホセ・コペテがようやくグラウンドでボールを使った個別練習を再開。筋肉系の問題で離脱したパブロ・マフェオは日曜日のバルサ戦の出場が極めて困難。(via Superdeporte / Mundo Deportivo / ElDesmarque)。
セヴィージャFC
サンテティエンヌのベルギー代表FWルーカス・スタシンをレンタル(料250万ユーロ、買い取りオプション2500万ユーロ)で獲得。さらに、チェルシー所属の21歳FWデイヴィッド・ワシントンのレンタル獲得に向け、ストラスブール経由の複雑な玉突き交渉で最終合意を急いでいる。一方で、狙っていたバーミンガムのカルロス・ビセンテ(元アラベス)の獲得交渉は、バーミンガム側が1000万ユーロ以上を要求したため完全に破談した。ルーベン・バルガスのオリンピアコスへの売却交渉も、セビージャの要求額1500万ユーロに達せず停滞しており、残留時はプラサ監督が再統合する。レバンテのカルロス・アルバレスがメキシコのクラブ・アメリカへ約600万ユーロで完全移籍する見込みで、セビージャが30%の売却益権利(約180万ユーロ)を保有しているため臨時収入が発生。サラリーキャップ枠が約36万ユーロ緩和される。アトレティコのカルロス・マルティンやオベド・バルガス、リールのフェリックス・コレイア、フェイエノールトのゴンサロ・ボルヘスの獲得交渉も継続している。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / MARCA)。
RCDエスパニョール
マノロ・ゴンサレス監督の構想外となっていた右サイドバックのルーベン・サンチェスが、エルチェCFへ完全移籍(移籍金約50万ユーロ、3年契約)することで正式合意し、書類の交換に入った。PAOKテッサロニキへの移籍がギリギリで破談したところを、エルチェが急襲して獲得した。エスパニョールは右SBの控えを失ったため、最終日に向けて新たな補強を模索している。(via Mundo Deportivo / SPORT)。
RCセルタ
クラブ・アメリカのウルグアイ代表DFセバスティアン・カセレスの完全移籍獲得(移籍金400万〜500万ユーロ)が最終合意に近づいている。中盤の補強としてバレンシアのアルメイダを無償レンタルで求めたが拒否され、獲得を断念。中盤はカンテラのウーゴ・ブルシオやアンドレス・アンタニョンを起用し、元セビージャのバティスタ・メンディにもコンタクトした。また、リヴァプールから下部組織出身の21歳MFステファン・バイチェティッチが、2部所属のCelta Fortunaへ2029年までの契約で電撃的な完全移籍復帰を果たした。なお、Celta Fortunaはカステリョンに1-2で敗れた。ヒラルデス監督は開幕1勝2敗について『アラームを鳴らす必要はない。昨年より勝ち点は1少ないだけだ』と語った。(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)。
RCDマジョルカ
バルセロナの18歳MFギジェ・フェルナンデスを、代理人のジョルジュ・メンデスを介して完全移籍で獲得することに合意。バルサは将来の売却権の一部を保持する。さらに、エルチェから25歳の多才なDFジョン・チェタウヤを買い取りオプション付きレンタルで獲得。マテウ・モレイがジローナへ去った右SBやCB、アンカーの穴を埋める見事な補強となった。(via SPORT / Estadio Deportivo)。
エルチェCF
エスパニョールから右サイドバックのルーベン・サンチェスを約50万ユーロの移籍金で完全移籍獲得。一方で、オーストリア代表DFダヴィト・アフェングルーバーは、サウサンプトンのオファーを拒否し、クリスタル・パレスからのオファーを検討。移籍期限までに決定しなければエルチェとの契約延長を受け入れる。DFジョン・チェタウヤがマジョルカへ移籍したため、バンボ・ディアビの放出先も探している。(via Mundo Deportivo / SPORT / Estadio Deportivo)。
ヘタフェCF
オサスナ戦に0-1で敗戦。後半53分にエネス・ウナルがネットを揺らしたが、VARにより「爪一枚の差」のオフサイドで取り消された。ボルダラス監督は、Getafeばかりに遅延行為のカウントを行うなど審判団から不当な差別を受けていると『敬意を求める。プロフェッショナルなら全チームを平等に扱うべきだ』と猛批判。一方、GKダヴィド・ソリアが193試合連続先発出場のLALIGA新記録を達成し、クラブは金とダイヤモンドのインシグニアの贈呈を決定。4年間の契約延長でも合意した。アトレティコからオベド・バルガスのレンタル獲得に近づき、ファン・ベロカルはマラガへ移籍。アンドレス・ガルシアが負傷。(via MARCA / ElDesmarque / SPORT)。
CAオサスナ
アンテ・ブディミルのPK(Djenéの引っ張り行為に対するVAR判定)ゴールでヘタフェを1-0で下し、開幕3戦で勝ち点7(2勝1分け、1失点)の好スタート。守護神セルヒオ・エレーラが驚異的なスーパーセーブを連発して完封を支えた。ルイス・ミゲル・ラミス監督は『足はしっかりと地につけ、月への旅行は第38節にする。constancy(継続性)と魂がこの結果をもたらした』と絶賛。一方で、ホルヘ・エランドが左足内転筋を痛めて担架で搬送され、アイマル・オロズも左足大腿二頭筋を負傷して検査待ち。若手リスコがデビューを果たした。(via SPORT / MARCA / Noticias de Gipuzkoa)。
ラージョ・バジェカーノ
バルセロナ戦に2-5で大敗。セルヒオ・カメロが2得点(ダブルパック)を挙げて一時1点差に迫る孤軍奮闘を見せた。ベティスから加入のニャンゴロ・ブアレが初先発。DFヴェルトルードがヤマルに翻弄された末に負傷交代。右SBのラティウにフルハムから2500万ユーロのオファーが届き、去就が不透明な中でベンチスタート。副会長はスタジアムの不当な使用制限について明日声明を発表すると表明。ベティスDFンゴランの獲得を狙う。(via Estadio Deportivo / MARCA / SPORT)。
ビジャレアルCF
前節アラベス戦の敗北を振り返り、モレノ主将がチャンス逸への不満を語った。次節デポルティーボ戦を控え、ドルトムント戦、ベティス戦など「7日間で3試合」の非常に過密なスケジュールが確定。クラブOBのジュゼッペ・ロッシが「当時のビジャレアルはバルサに次ぐ世界最高のチームだった」と懐かしむ発言。(via Estadio Deportivo)。
マラガCF
ナポリからスウェーデン代表MFイェンス・カユステを買い取りオプション付きレンタルで獲得合意。ヘタフェからDFファン・ベロカルを完全移籍で、エバートンから20歳DFアダム・アズヌをレンタル(背番号39、Bチーム登録)で獲得。負傷中のカレロやムリージョの穴を埋める守備陣の緊急補強を完了した。(via ElDesmarque / MARCA / SPORT)。
レアル・オビエド
レアル・マドリード(Castilla)から22歳DFダヴィド・ヒメネスを、マドリードが50%の保有権を保持、移籍金ゼロの3年契約で獲得。アラベスがMFアントニオ・ブランコを売却した場合の代役として、オビエドのMFアルベルト・レイナの電撃引き抜きを画策しており、主力流出の危機に直面。なお、直近の試合ではアルバセテに1-0で勝利した。(via Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque)。
レアル・サラゴサ
開幕ナスティック戦の敗北(0-2)や公式戦11試合未勝利の現実を受け、サイドゥのトルコ(ギョズテペ)およびマジョルカへの移籍交渉をアランテギSDが急遽キャンセルし、残留を決定。(via ElDesmarque / SPORT)。
CDエルデンセ
アスレティック・ビルバオから20歳FWアインヘル・オラバリエタをレンタルで獲得。直近24時間でイカー・レシオ、ワルド・ルビオに次ぐ3人目の緊急補強となった。(via ElDesmarque)。
CDテネリフェ
新加入のクリスティアン・ゴミスの到着により、攻撃陣は「11人で4つのポジションを争う」という超過密・大混雑(competencia brutal)状態。(via SPORT)。
ブルゴスCF
ソシエダBと2-2で引き分け、新加入のヨン・カリカブルがデビュー。アディショナルタイムのデビッド・ゴンサレスの勝ち越しゴールは、モジェホのGKへのファウルで取り消された。アスレティックからウナイ・ベンセドールを契約解除後に獲得し中盤を補強。(via MARCA / ElDesmarque / Noticias de Gipuzkoa)。
CDカステリョン
セルタBに2-1で競り勝ち、開幕3試合で勝ち点7(3位)の素晴らしいスタート!パブロ・エルナンデス監督は「100%ではないが大きな伸び代がある」と満足。Marco DouéとTinchoが移籍に向けて招集外。フェデリコ・チェッケリーニの獲得を決定。(via SPORT / MARCA)。
レバンテUD
カンテラ出身のMFカルロス・アルバレスのメキシコ・クラブ・アメリカへの移籍金約600万ユーロでの売却が秒読み。クラブに巨額の資金が転がり込む。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
スポルティング・ヒホン
コロンビア人FWファン・オテロに対し、親会社オルレギ・スポーツが条件を改善し、自動更新条項を有効にするなどプロテクト。「非売品」として他クラブからのオファーをすべて拒否。31歳のDFパブロ・バスケスも高く評価されている。(via SPORT)。
【本日の総括】
ラ・リーガおよびセグンダ・ディビシオン(2部)の各クラブは、移籍市場の閉幕(デッドライン・デー)が迫る中で狂乱の補強劇を展開しました。オサスナがヘタフェとの激闘を制して無敗を維持する一方、バルセロナに挑んだラージョは5失点で敗れ、悲喜こもごものピッチ内外が描き出されています。何よりも、エリオットのバレンシア到着やスタシンのセビージャ加入、ソシエダによるサールとフォートの二枚看板の獲得など、最終日のラストスパートが各クラブの命運を大きく左右しそうです。新戦力がどのように融合するか、第4節以降のピッチで答えが示されることでしょう。
