レアル・ベティス
移籍市場閉幕まで残り時間を切る中、複数の主力や若手の去就が揺れ動いています。
まず、昨夏に530万ユーロで加入し2030年までの契約を結んでいる22歳のアルゼンチン人DFヴァレンティン・ゴメスについて、代理人のマルティン・グアスタディセニョ氏が『ヴァレンティンはベティスに残留する。移籍する意向はない』と明言しました。代理人は『彼はベティスで幸せであり、チャンピオンズリーグに大きな期待を寄せている』と語り、今夏複数のオファーがあったものの退団を考慮しなかったことを独占取材で明かしています。昨季41試合に出場したマルチなDFの残留は、ダニ・セバジョスの復帰を画策するクラブにとっても朗報です。 (via ElDesmarque)
一方で、前節レバンテ戦で膝の捻挫から復帰してベンチ入りしたエズ・アブデに対し、イングランドのクリスタル・パラスが急接近しています。パラスは主力ウイングのイスマイラ・サールをリヴァプールへ6000万ユーロ超で売却する資金を元手にアブデの獲得を狙っており、2029年まで契約を残すアブデの契約解除金6000万ユーロに近い額での交渉を模索しているようです。なお、売却額の20%は古巣FCバルセロナに支払われます。 (via Estadio Deportivo)
さらに、DFナタン・デ・ソウザの代理人であるアンドレ・クリー氏が、マンチェスター・シティとバルセロナから関心(問い合わせ)を受けていると語りました。クリー氏は『マンチェスター・シティの担当者から獲得の問い合わせがあったが公式オファーはまだない。バルセロナからも連絡があり、両クラブとも真剣に関心を持っている。判断はベティス上層部に委ねる』とコメントし、去就が不透明となっています。 (via Estadio Deportivo)
なお、負傷中のアイトール・ルイバル、ディエゴ・コンデ、カディスへのローン移籍が近づくゴンサロ・ペティットが練習を欠席。ジュニオル・フィルポはドミニカ共和国での祖父の葬儀(個人的な理由)のため欠席しました。月曜の練習に部分合流したジョバニ・ロ・チェルソは、週末のレアル・マドリード戦の招集からは除外される見込みです。 (via Mundo Deportivo)
また、2週間前にベティスからアルゼンチンのインデペンディエンテに完全移籍したチミ・アビラですが、デビュー戦で悲惨なスタートを切りました。ヒムナシア・メンドーサ戦に後半15分から途中出場したアビラは、最初のタッチで酷いパスミスを犯し、それがそのまま0-3とされる失点の起点となってSNSでミームと化しています。ジャドソン・ビエラ監督は『チミは90分間戦える状態になく、今後も改善が必要だ』と苦言を呈しました。この失点には、ベティスが追跡を続けているDFケビン・ロモナコも関与しています。 (via Estadio Deportivo)
レアル・ソシエダ
移籍期限が迫る中、守備陣と象徴的なアタッカーを巡る大きな動き、さらにスタジアムを巡る不満が噴出しています。
まず、センターバックのジョン・パチェコに退団の可能性が高まっています。ママドゥ・サールの加入により、マタラッツォ監督の下での序列が5番手に転落したパチェコは、前節エスパニョール戦の招集メンバーからも外されました。今夏は足首の手術を受け、リハビリのため休暇を返上してズビエタで調整したものの、その後の筋肉トラブルでプレシーズンに影響が出ていました。契約は2030年まで残っていますが、もしパチェコがレンタル退団した場合、スカッドから左利きのセンターバックがいなくなるという戦術的懸念が生じます。 (via Noticias de Gipuzkoa)
一方、キャプテンのミケル・オヤルサバルには、今夏に欧州王者のPSG(ルイス・エンリケ監督)が契約解除金7500万ユーロを満額支払う準備をしていたことが判明しました。しかし、ソシエダで公式戦440試合133ゴール67アシストを誇るオヤルサバルは、この巨額のオファーを拒否して残留を決意。『ドノスティア(サン・セバスティアン)は私の家』として、クラブへの絶対的な忠誠を示しています。 (via Estadio Deportivo)
また、バルセロナから完全移籍で加入したヘクトル・フォートについて、元バルサ・アトレティックのアシスタントコーチであるアルベルト・サンチェス氏が太鼓判を押しました。サンチェス氏は『フォートはソシエダのスタイルに完璧にフィットする。両足が使え、右・左のサイドバックや、育成時代のようにセンターバックもこなせるポリバレントさ、強さ、高い位置での守備力がある』と彼の戦術的な価値を高く評価しています。 (via Noticias de Gipuzkoa)
ピッチ外では、夏の改修工事により収容人数が42,000人を超えたホームスタジアム「アノエタ」に対し、ソシオ(年間シート保持者)から苦情が殺到しています。新設された記者席やホスピタリティエリアの真下となる上層最上列の席について、ソシオのイオリッツ氏は『555ユーロも支払っているのに、視認性が著しく低下した。背後も頭上もコンクリートで覆われ、立ち上がるとピッチの半分しか見えないし、スコアボードも見えない。空中戦のボールが見えないので、どこにボールがあるか想像しなければならず、閉塞感がひどい。ゴール時の祝いも見えない』と再配置を求める意向を示しました。他のソシオも同様に『以前はガラス張りだったのに今はコンクリート。アノエタの事務所に苦情を申し立てる』と憤慨しています。 (via Diario Vasco)
アトレティコ・マドリード
フリアン・アルバレスの去就を巡る対立と、攻撃陣の最新動向が大きな注目を集めています。
まず、フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍を巡る噂について、アルゼンチン代表の心理学者フアン・マヌエル・ブリンディシ氏が選手を擁護し、アトレティコの姿勢を痛烈に批判しました。ブリンディシ氏は『フリアンのバルサ移籍への意思は単なるわがままではなく、子供の頃からの夢だ。移籍市場の最終盤は選手にとって極めて大きなストレスとうつを引き起こす脆弱な時期。うつ病の診断が出ている中での交渉は慎重に扱うべきで、まずは人間としての選手を守り、治療する必要がある。行きたいクラブがあるからといって選手を罰したり責めたりすべきではない。アトレティコは彼の意思を見直すべきだ』とラジオ番組で語りました。 (via DSports Radio)
これに対し、アトレティコのアレマニーSDやシメオネ監督は、彼の残留と正常な稼働を主張。アレマニー氏は『ファンはこの話題にうんざりしている。我々は明確で強力な姿勢を示している。彼は体調不良の時期があったが、すでに練習に復帰しており、次節に向けて準備している』と語り、シメオネ監督も『彼は個人的なプロセスの中にいるが、我々はスポーツ面で彼を助け、彼にチームを助けてもらう。彼は並外れた選手だ』と信頼を口にしています。一方、テレビ番組のホタ・ジョルディ氏は『アトレティコが数ヶ月前に、バルサへの移籍を認める(OKする)という書面をフリアンに手渡していた。私はその文書をこの目で見た。アトレティコは財政難のためフリアンを売りたがっており、アーセナルなどへの移籍を勧めている』と独自の情報を明かしました。 (via ElDesmarque / via SPORT)
アトレティコはまた、ユヴェントスのカナダ代表FWジョナサン・デイヴィッドの獲得に向けて最終交渉を行っています。移籍形式は「無償でのレンタル移籍(ローン)」で、さらに高額な給与の一部をユヴェントスが負担するという極めて好条件な取引であり、本日中に合意に達する見込みです。デイヴィッドはアルバレスや負傷中のセルロートに次ぐ第3のストライカーとして構想されています。 (via ElDesmarque)
前節セビージャ戦(1-3で勝利)で「偽9番」として先発し、ダブル(2ゴール)を達成したアレックス・バエナのスタッツも話題です。昨季は開幕戦の負傷や虫垂炎で2ゴール3アシストに終わったバエナですが、今夏W杯での優勝を経て自信を深め、今季は早くも3ゴール1アシストを記録。セビージャ戦ではシュート4本、枠内シュート2本、チャンス創出3本、パス成功率90%を記録して攻撃を牽引しました。シメオネ監督は『W杯優勝の刺激が彼の心と頭に良い影響を与え、素晴らしいプレーで応えてくれている。このレベルの維持を要求したい』と称賛しました。 (via AS)
なお、ローマへの完全移籍が決定したナウエル・モリーナの移籍金は1300万ユーロと報じられており、レアル・オビエドが獲得を狙っていたアトレティコの若手DFイケル・ルケは、最終的にレーシング・サンタンデールへの移籍が決まりました。 (via MARCA / via SPORT)
バレンシアCF
前節デポルティーボ戦での1-3の惨敗を受け、クラブ周辺は極めて緊迫した空気に包まれています。
ガリシアからバレンシアのマニセス空港に戻ったチームに対し、深夜の空港に集まったサポーターから激しい怒号、ブーイング、さらには『メルセナリオス(金目当ての傭兵)』という侮辱や『コルベラン、辞任しろ』というコールが浴びせられました。これに対し、カルロス・コルベラン監督は『恥ずかしさを感じる』と吐露し、GKストーレ・ディミトリエフスキは『もっと気概( huevos )を見せなければならない』、ルイス・リオハは『フットボールの倫理( ética )を欠いていた』と猛省。サポーターはキャプテンによる説明と補強を要求しています。 (via ElDesmarque)
移籍市場では、バレンシアはアンドレ・アルメイダのセルタ(またはポルトガルのクラブ)への売却交渉を進めています。この売却で人件費を浮かせ、リヴァプールに所属するハーヴェイ・エリオットをレンタルで獲得する計画です。エリオット自身は移籍に前向きですが、高い給与がネックとなっており、リヴァプールが給与の半分を負担してもバレンシアの許容額を超えているため、アルメイダやダニ・ラバの売却による資金捻出が必須となっています。また、現在は無所属のホセル・マトの獲得も再検討。バレンシアは2022年に当時アラベスにいたホセルの獲得に合意寸前までいきましたが、代理人の追加手数料要求により破談となった経緯があります。 (via ElDesmarque)
また、昨季リヴァプールへ完全移籍したものの、昨季はリーグ戦10試合18失点、CL7試合10失点と低調に終わった元バレンシアGKジョルジ・ママルダシュヴィリは放出候補となっています。リヴァプールはすでにヘンクの18歳GKルッカ・ブルグマンスを獲得しており、ママルダシュヴィリが退団すれば即加入、残留すればブルグマンスはヘンクへローンされる予定です。 (via SPORT)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
本拠地リアソールで行われたバレンシア戦で1-3の快勝を収め、1部復帰後初の白星を挙げました。
試合開始12分間、サポーターはクラブとの確執への抗議として沈黙を保ちましたが、沈黙が解けて大声援が始まった直後にデポルティーボが先制。ルイスミ・クルスのCKが相手DFのオウンゴールを誘発しました。さらに、相手守備陣のパシビダ(怠慢)を突いてピエール=エメリク・オーバメヤンが芸術的なフィニッシュで追加点をマーク。3試合で早くも3ゴール目を記録しました。150万ユーロという破格の安さで獲得した37歳のオーバメヤンですが、ラ・リーガ通算21試合で14ゴールという驚異的な決定力を誇っています。オーバメヤンは『この夏、すぐに稼働できるようにハードワークした。チームを助けるために守備でのハードワークも見せる。バレンシア相手には相性がいいんだ』と笑顔で語りました。 (via ElDesmarque / via SPORT)
なお、移籍市場では、23歳のイングランド人MFチャーリー・パティーノをドイツのVfLボーフムへ1シーズン、オプションなしのローンで移籍させることで原則合意しました。パティーノは開幕2試合で出場機会がなく、数時間以内にドイツへ渡ってメディカルチェックを受ける予定です。 (via Mundo Deportivo)
アスレティック・ビルバオ
セルタ戦で待望の今季初勝利を挙げたものの、ピッチ外での大きな対立が明るみに出ています。
クラブ側が「招待券・無料招待チケットの廃止」を決定したことに対し、選手会やOBたちが猛反発。元ビルバオ選手のフリオ・サリナス氏はSNSで『クラブが欧州大会に参加していないため予算が足りず、あちこちで経費削減をしようとしてレザマや招待券の削減に手をつけた。しかし、その原因はニコ・ウィリアムズを年俸2000万ユーロ近くで契約更新したからだ。一人の選手にこれほどの額を払い、予算が破綻したツケを他で回収しようとしている。これはビルバオの心臓を攻撃する非常に重大な過ちだ』と痛烈にフロントを批判しました。選手会は抗議の意志を示しており、今週ウリアルテ会長と直接会談し、レザマのスタッフや女子チームへの連帯を示す話し合いを行う予定です。 (via ElDesmarque)
移籍市場では、ウナイ・ベンセドール、ニコ・セラーノ、アンドニ・ゴロサベルの3名の退団交渉を急いでいます。彼らは残留しても出場機会がなく、冬まで飼い殺しになる状態です。また、20歳の右ウイング、エリヤ・ギフトをセグンダのエイバルへオプションなしの1シーズンローンで移籍させることを公式発表。ギフトの出場時間に応じてエイバル側の支払いが減るボーナスが含まれています。同時に、エイバルから19歳の左サイドバック、ルーカス・サラスケタを獲得したことも発表されました。 (via MARCA / via ElDesmarque / via Mundo Deportivo)
RCセルタ
ビルバオ戦での黒星を受け、守備の崩壊とフロントへの不満が渦巻いています。
前節オサスナ戦でマルコス・アロンソを欠いたことで、急遽先発したハビ・ロドリゲスやファイが機能せず、前半のうちに一瞬の隙から1分間で2失点を喫して敗北。セルヒオ・カレイラは『前半は動きが重く、相手の激しいプレスを回避できず、1分間で2失点したのが響いた。切り替えて木曜日のソシエダ戦に向けて立ち上がる必要がある』と語り、アルバロ・ヌニェスも『一瞬のディテールで2失点し、追いかける展開は厳しかった。木曜日にダイナミクスを変えたい』と話しました。キャプテンのイアゴ・アスパスは後半から3-3-4の超攻撃的システムで出場したものの実らず、『前半は相手のハイプレスにまったく対応できず、到着が遅すぎた。週に2敗は痛いが、まだ35試合あるので木曜日のソシエダ戦で復活したい』と冷静さを求めています。 (via SPORT / via MARCA)
また、指導陣のジラルデス監督は『守備陣が明らかに人員不足(ショート)。ヨーロッパリーグを並行して戦うため、この移籍市場の残り2日間で守備的ポジションの補強が絶対に必要だ』とクラブに緊急補強を要求。しかし、フロント側は中盤のクリエイティブな選手の獲得を優先しており、監督との補強方針のズレが浮き彫りになっています。 (via ElDesmarque)
セヴィージャFC
登録選手がプロ契約の20名(うち3名は負傷がちなマルカン、ルベン・バルガス、ファビオ・カルドーゾ)のみと、深刻な人員不足に悩まされています。
ルイス・ガルシア・プラサ監督は『プロ選手が圧倒的に足りない』と訴え、ストライカーと、エストラスブールに移籍したオソの代役となるウイングの最低2〜3名の獲得を要求。しかし、高給取りであるスイス代表MFルベン・バルガスのオリンピアコスへの売却交渉について、ギリシャメディアが「オリンピアコス側が獲得を撤回した」と報じ、セビージャの売却による資金捻出(約200万ユーロの移籍金+給与カット)が困難になりました。また、セビージャが獲得を狙っていたラツィオのウイング(バルガスの代役候補)は、レバンテへの買い取りオプション付きローン移籍での加入が決定。セビージャにとっては獲得の選択肢が一つ消滅する形となりました。 (via ElDesmarque)
RCDエスパニョール
元キャプテンであるトニ・ソルデビジャ氏が、現役時代に「深刻な薬物依存症(コカインなどの麻薬)」と「うつ病」「ADHD(注意欠陥多動性障害)」を患っていたことを赤裸々に告白しました。
ソルデビジャ氏は『私は薬物依存症の問題を抱えており、それはこれからの人生ずっと続く。現役当時、デポルティーボ戦を前に突然失踪したことで依存症がクラブ内でも隠しきれなくなり、バレンシアの治療センターに入所した。プロとしての態度、そしてクラブのキャプテンとしての振る舞いには全く誇りを持てないが、あの時すべてを公表して立ち止まったことが私を救ってくれた。当時はメンタルヘルスの問題を語ることはタブーだったが、バレンシアのセンターやバル・デブロン病院での治療、薬物治療によって私の頭、感情、思考は劇的に変わり、24年間知らなかった新しい自分に出会うことができ、自分が「ADHDという病気」であると受け入れることができた。サッカー選手も人間であり、パン屋や労働者、隣人と同じように病気になる。自分が依存症患者であるという自覚(アセプタシオン)が回復への第一歩だ。今はアリカンテに住み、2014年からパーソナルトレーナーをしながら、2019年からはサッカー選手会(AFE)のカナダ諸島支部代表やフィットネス学校の講師をして、教えることや学ぶことを楽しんでいる』と語っています。 (via MARCA)
レアル・サラゴサ
新オーナー「A.GAIN」ファンド(ボビー・エイトケンヘッド代表)が7月にクラブを買収し、健全な財務と下部組織の強化を掲げているものの、3部(Primera RFEF)開幕戦でヒムナスティック・タラゴナ(ナスティック)に2-0で敗北。開始1分の古巣バキスのゴールに沈み、デルガド、パウ・サンス、クエンカ、バディージョ、テレールらのシュートがバーに阻まれるなど、決定力を欠く結果となりました。
ラロ・アランテギSDはアンデル・エレーラを「無給」でキャプテンとして復帰させ、エスクデロやルベン・ディエス、エドゥ・エスピウらベテランを揃えたものの、開幕戦は実りませんでした。また、サラゴサが今夏熱望した、サバデルで昨季22回のクリーンシート(41試合27失点)を達成して2部昇格の立役者となった地元ザラゴサ出身のGKディエゴ・フオーリについて、資金面から獲得を断念。フオーリはサバデルに残留し、セグンダ(2部)開幕3試合ですべて無失点(クリーンシート)を達成する驚異的な活躍を見せています。 (via SPORT)
エルチェCF
移籍期限直前の慌ただしい売り買いと、前監督の動向が報じられています。
まず、今夏フリートランスファーで獲得したばかりのオーストリア代表DFデヴィッド・アフェングルーバーについて、イングランドのサウサンプトンと移籍金1000万〜1200万ユーロ(サウサンプトンは1000万ユーロを提示、エルチェは1200万ユーロを要求)での売却交渉を行っています。サウサンプトンは、アストン・ヴィラへ移籍したハーウッド=ベリスの穴埋めを急いでいます。アフェングルーバーは今季開幕3試合すべてに先発している主力であり、1000万ユーロ以上の売却は大きな経済的成功ですが、守備が崩壊しているエルチェ(アンセルミ監督)にとってはスポーツ面で大きな損失となり、代役獲得の時間がないリスクもあります。 (via Estadio Deportivo)
また、多機能MFジョン・チェタウヤが、セグンダのマジョルカへ買い取りオプション付きのレンタル移籍(ローン)をすることで合意。月曜日にマジョルカ島へ渡りメディカルチェックを受ける予定です。チェタウヤは今夏ケガに悩まされ、アンセルミ監督の構想外(開幕3試合とも招集外)となっていました。 (via SPORT)
一方、昨季エルチェを1部昇格へ導いたものの、今年5月に個人的な理由で退任したエデル・サラビア前監督が、自転車ロードレース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」を訪れ、マイヨ・ロホを着る友人のエンリック・マスを応援しました。サラビア氏は『ポガチャルの不慮の不参加(落車によるリタイア)は残念だが、エンリックは本当に強い。ブエルタが面白くなる。自分自身も、次の挑戦に向けてじっくりエネルギーを充電し、より良い監督になるための準備期間としてこの休養を楽しんでいる』と語りました。 (via Estadio Deportivo)
RCDマジョルカ
ソン・モイシュで4年以上(2022年1月15日に久保建英がエスパニョール戦で決めて以来)も直接フリーキックによるゴールがなかったマジョルカですが、今季はホーム開幕2試合で早くも2つの直接FKゴールを記録。1つ目はパブロ・トーレが決め、2つ目は前日のセウタ戦(3-0で勝利)でアレックス・サラが壁の外側を抜く見事な直接FKを沈めました。さらにサラはコーナーキックからブクサのヘディングによる3点目もアシストしています。 (via SPORT)
なお、試合前、セウタの選手たちが現在起きている社会・政治的状況に抗議するため、キックオフ後に約25秒間ボールをキープしたままプレーを停止するジェスチャーを行い、マジョルカの選手もこれに協力してボールを奪いに行かないという、異例のシーンがありました(主審の記録にも記載、お咎めなし)。 (via Mundo Deportivo)
UDラス・パルマス
主力アタッカーのジェセ・ロドリゲスが、前節ジローナ戦の後半75分に過度なタックルにより一発レッドカード(退場処分)を受け、金曜日のレガネス戦(19:30)に出場停止となりました。
ジェセはキャリアを通じてわずか3回しか退場したことがなく、前回の退場は5年前、その前は2012-13シーズンのカスティージャ時代(スポルティング戦)まで遡ります。この出場停止により、レガネスの超大物新戦力であり、カスティージャおよびレアル・マドリード時代に共にトップチームデビューを果たし、3シーズンで計70ゴールを挙げてCL制覇を達成した親友・アルバロ・モラタとのピッチ上での再会が持ち越しとなりました。次節はヘフテ・ベタンコールが本来の9番で初先発を飾る見込みです。 (via SPORT)
カディスCF
アメリカのNASDAQに上場している「Nomadar Corporation」による買収と、それに伴うクラブの組織再編を巡って大スキャンダルに発展しています。
弁護士のミゲル・ガラン氏が、CSD(スポーツ上級委員会)に対し、この組織再編計画(9月30日の株主総会で決議予定)を即座に調査・阻止するよう要請しました。クラブ側は「Sport City Cádizを切り離して並列にするだけ」と説明していますが、Nomadar社が米SECに提出した資料には『第一段階としてカディスCFからSport Cityを切り離した後、第二段階として株主がカディスの株をSport Cityに譲渡し、最終的にSport Cityがカディスの全株式をNomadar社に提供することで、Nomadarがカディスの筆頭株主(実質的な親会社)になる』という計画が明記されています。 (via Estadio Deportivo)
さらに、株主ペーニャ連盟(サポーター連合)の分析によると、Sport Cityをカディスから切り離すことでカディスCFの純資産が著しく目減りし、法定解散基準をわずか77,521ユーロ上回るだけの極めて危険な財務状態(破産寸前)に陥ることが判明しました。また、Nomadar社のCEOであるラファエル・コントレラス氏がカディスの副会長も務めており、重大な利益相反であるとガラン氏に指摘されています。Nomadar社の株価は上場時の57.70ドルから、直近の終値は2.13ドルと「約96.3%もの暴落」を記録しており、サポーターは破産の危機に大きな不安を抱いています。 (via Estadio Deportivo)
CDエルデンセ
カディスから25歳の左利きセンターバック、イカー・レシオを2028年までの契約で完全移籍にて獲得したことを公式発表しました。アトレティコ・マドリードの下部組織出身であるレシオは、激しい守備とビルドアップ能力を備えたDFとして期待されています。 (via MARCA)
【本日の総括】
移籍期限まで残り48時間を切り、レアル・マドリードやバルセロナ以外の各チームでも激しいマネーゲームと選手の入れ替えが起きています。
特にベティスのアブデを狙うクリスタル・パラスの攻勢や、エルチェのアフェングルーバーの売却交渉など、イングランドの資金力を背景にした動きが目立ちます。さらにピッチ外では、アスレティック・ビルバオの招待券廃止に伴う「ニコ・ウィリアムズの年俸問題」への不満や、カディスのNASDAQ上場企業による不透明な買収計画など、クラブの財政健全化とサポーターの伝統的な価値観との対立が色濃く出た1日となりました。
ピッチ内では、バレンシアの低迷に対するファンの暴動や、デポルティーボのオーバメヤン無双、マジョルカの久保建英以来の直接FK弾など、開幕早々から各クラブの明暗がはっきりと分かれる展開となっています。
