アトレティコ・マドリード
アトレティコ・マドリードは直近のセビージャ戦に1-3で快勝し、上々の滑り出しを見せました。この一戦で「偽9番」として輝きを放ち2ゴールを決めたアレックス・バエナに対し、ディエゴ・シメオネ監督は『言うまでもないことだが、ワールドカップを制した自信をそのままゲームに還元してくれている』と大絶賛。そのパフォーマンスを維持するよう強く求めました。新加入のモーテン・ヒュルマンドについても『チームにバランスと空中戦の強さをもたらしている』と高く評価しました (via ElDesmarque)。
また、バルセロナへの移籍報道をめぐり去就が揺れていたジュリアン・アルバレスですが、一連の確執を乗り越え残留がほぼ確実となり、日曜日からチームトレーニングに復帰。新加入の親友クリスティアン・ロメロやフアン・ムッソらに温かく迎えられ、シメオネ監督やガビ・エルナンデスコーチから『素晴らしいぞ、ジュリアン!』と熱烈な激励を受けて練習試合に汗を流しました。練習場には強化責任者のマテウ・アレマニーも視察に訪れています (via ElDesmarque / Esport3)。
市場閉幕直前のフォワード補強としては、トッテナムとの契約最終年を迎え移籍を希望しているリシャルリソンへの関心を強めており、さらにユベントスのジョナサン・デイヴィッドに対して買い取りオプション付きローンのオファーを提示。デイヴィッド自身はアトレティコ行きを承諾していますが、ユベントス側はジョシュア・ジルクゼーら代役が確保できるまで放出を拒んでおり、他にもニコラ・トレソルディやニック・ボルテマーデの獲得も検討中です (via ElDesmarque / SPORT)。
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
デポルティーボはホームRiazorに宿敵バレンシアを迎え、3-1の快勝で見事な1部復帰後初勝利を収めました。前半12分にシモ・ナバロのフリックしたボールが相手DFに当たりオウンゴールを誘発して先制すると、前半17分にはマリオ・ソリアーノの芸術的なスルーパスからピエール=エメリク・オーバメヤンがループシュートで鮮やかに追加点をマーク。後半59分にはビル・ンソンゴが激しい競り合いからディアカビのオウンゴールを誘発し、3点目を奪いました。終了間際にはアルティミラがダブルイエローで退場処分となっています (via SPORT / MARCA)。
この試合で開幕3戦3発を達成したオーバメヤンは、ベベトらに並ぶ歴史的偉業を達成。移籍金わずか150万ユーロで獲得された37歳の大ベテランは『3つのゴールを決められたが、それ以上に仲間たちの素晴らしいアシストに感謝している。最高のファンに勝利をプレゼントできて本当に嬉しい』と語り、チームを率いるアントニオ・ヒダルゴ監督も『スタジアムが歌い出した瞬間にゴールが決まった。我々が団結したときの強さは尋常ではない。オーバメヤンのコミットメントとレベルは抜群で、若手のお手本だ』と称賛しました (via SPORT / Mundodeportivo)。
一方で、クラブはチャーリー・パティーニョをドイツのボーフムへローン移籍させることで原則合意。パティーニョはメディカルチェックのためドイツへ渡ります。強化担当のフェルナンド・ソリアーノは『登録枠整理は進んでいるが、まだ移籍市場の閉幕まで48時間ある。チームを向上させるチャンスがあれば動く』と語っています (via ElDesmarque / Mundodeportivo)。
バレンシアCF
バレンシアは開幕3試合でわずか勝点1に留まるなど、極めて厳しいシーズン序盤を迎えています。デポルティーボ戦では、前半25分に相手DFのミスを逃さなかったウマル・サディクが今季初ゴールをマークしたものの、前後半にそれぞれタレガとディアカビが痛恨のオウンゴールを記録し、3-1で完敗しました (via SPORT / ElDesmarque)。
試合後、カルロス・コルベラン監督は『最初の25分間は1部リーグのレベルに値しない、恥ずかしいパフォーマンスだった。デポルティーボに完全にモチベーションと姿勢で上回られた』と激怒。GKストール・ジミトリエフスキだけが好セーブで気を吐き評価されたものの、他の守備陣は壊滅状態。ディレクターの不手際による補強の遅れにサポーターからも『チームを弱体化させている』と批判の嵐が吹き荒れています (via SPORT / Superdeporte)。
主力の骨折離脱に加え、ハビ・ゲラらのパフォーマンス低下も深刻な問題となっています。さらにクラブは出場機会の減っているアンドレ・アルメイダの放出を急いでおり、スウォンジーへの移籍拒否を経て、現在はセルタへの移籍交渉を進めています (via Superdeporte / Marca)。
セビージャFC
セビージャは主力左サイドバックであるJoquín Martínez 'Oso'(オソ)のストラスブールへの移籍を正式に発表しました。移籍金1000万ユーロ(将来の売却益10%を保持)、2031年までの5年契約。しかしルイス・ガルシア・プラサ監督は『大打撃だ。サラリーキャップにはわずか200万ユーロしか空きが出ない。戦力が圧倒的に不十分だ』と不満を爆発させており、フロントへの怒りを露わにしています (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
これを受け、フロントはオソの代役として、スウェーデンのSiriusに所属する22歳の左ウィング、イサク・ビェルケボの獲得を目指して接触を開始。ビェルケボは昨季22ゴール12アシストを記録した逸材で、PSVも関心を示しています。また、レオン・ベイリーやスングトゥ・マガサのローン交渉も進行中です (via Estadio Deportivo)。
一方で、契約最終年を迎え延長交渉が難航しているDFアンドレス・カストリンは『去就は自分では決められない。代理人に任せている。自分はただこのクラブで全力を尽くすだけだ』とコメント。また、アトレティコ戦で初ゴールを決めた22歳の新星ミゲル・シエラは、他クラブからの誘いに対し『移籍なんて絶対にあり得ない!』と語り強い忠誠心を示しました (via Estadio Deportivo)。
レアル・ソシエダ
レアル・ソシエダは、バルセロナから18歳の超新星DFエクトル・フォートの獲得を完了しました。日曜日にZubietaに到着し初練習をこなしたフォートは『自分は連携が得意。スピード、パワー、そして判断力をピッチで発揮してチームにアイデアをもたらしたい。Anoetaのピッチに立つのが今から楽しみ。4つのコンペティションで全力で戦う』と決意を語りました。フォートはチーム合流の際、リーダーのオヤルサバルや親友のジョン・マルトンらと対面し、伝統の「歓迎のビンタ」の洗礼を受けています (via NoticiasDeGipuzkoa / Mundodeportivo)。
また、チェルシーから獲得したセネガル人DFママドゥ・サールも背番号「19」をつけてエスパニョール戦で電撃ベンチ入り。プレー機会こそありませんでしたが、ウォーミングアップ中にサポーターから多くの温かい拍手を受け、笑顔で応えました (via Mundodeportivo)。
なお、エスパニョール戦の終盤に肩を痛めた守護神アレックス・レミロについて、クラブは『打撲による痛みはあるが、深刻なものではない』と発表しており、次節セルタ戦の出場は経過観察となる見込みです (via NoticiasDeGipuzkoa)。
レアル・ベティス
レアル・ベティスは、レアル・マドリードを退団してフリーとなっていたウトレーラ出身の元主将ダニ・セバジョスの復帰交渉が最終局面を迎えています。セバジョスは日曜日、ベルナベウのMálaga戦のバルコ席で観戦する姿を目撃されており、合意は細部のみを残すのみとなっています (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
一方、獲得を熱望していたモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトのアヤックス移籍が決定。アムラバトが『4月からすでにジョルディ・クライフと話していた』と話し、ベティスを待たずに移籍を内定させていたことが明らかになり、クラブに大きな衝撃を与えています (via Estadio Deportivo)。
また、ミランのユスフ・フォファナの獲得も模索しましたが、フォファナはガラタサライやプレミアリーグのオファーを優先。19歳のウルグアイ人FWゴンサロ・ペティは将来のスペイン国籍取得のために国内(セグンダ)でのプレーを最優先とし、Cádizへのローンが確実視されています。さらに、パブロ・ガルシアの去就に関し父親のラモンは『息子はベティスを愛しているが、将来のためにあらゆる状況を評価する必要がある』と語り去就を濁しました (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
ラージョ・バジェカーノ
ラージョ・バジェカーノは、セビージャから左サイドバックのアドリア・ペドロサをローンで獲得しました。ペドロサは『ラージョは自分の強みであるサイドでの攻撃力を最も発揮できる最高のチーム。ベニャト・サン・ホセ監督がすごく親身に指導してくれて、とてもモチベーションが上がっている』と喜びを語っています (via Estadio Deportivo)。
一方、フルアムへの移籍が原則合意に達しているルーマニア代表右SBアンドレイ・ラティウの流出に備え、エスパニョールのルベン・サンチェスの獲得に向けて交渉を開始。エスパニョール側は移籍金100万ユーロ程度を要求しています。当初第一ターゲットだったアルメリアのダイジロウ・チリーノは、アルメリア側が1000万ユーロを要求しており交渉が難航しています (via Estadio Deportivo)。
RCDエスパニョール
RCDエスパニョールはレアル・ソシエダ戦(2-1敗戦)の後、マノロ・ゴンサレス監督が『チームとして1部リーグの競争レベルに達していない。許されないイージーミスが多すぎる』と厳しくチームを叱咤しました (via Mundodeportivo)。
しかし、前節レバンテ戦の2発に続き、今節もゴールを決めて開幕3試合で3得点としたFWロベルト・フェルナンデスと、今季早くもアシスト3を記録している21歳のアシスト王ハビ・エルナンデスのカンテラコンビが猛威を振るっています。ロベルトは『ハビは素晴らしい仕事をしており、彼のアシストに深く感謝している。これからもチームを助けるために点を取り続ける』と相棒を大絶賛しました (via Mundodeportivo)。
UDラス・パルマス
今夏7月に移籍金180万ユーロを支払って完全移籍に移行した日本人FW宮代大聖が、前々節ジローナ(モンティリビ)戦でゴールを奪う意地を見せ、スタジアムの不吉なジンクスを破る活躍を示しました (via SPORT)。
さらに、ポルトから獲得したMFイバン・ハイメがデビュー戦で後半から投入され、わずか2分30秒で電撃ゴール。ガザニガのクリアミスを見逃さずに押し込み、実実に743日ぶりのゴールをマークしました。クラブはハイメに280万ユーロの買い取りオプションを保有しており、今後の戦術の中心として期待されます。なお、次節レガネス戦では、エースのジェセ・ロドリゲスが退場処分により出場停止となります (via SPORT)。
マラガCF
レアル・マドリードに4-0で完敗したマラガ。ファン・フラン・フネス監督は、前日からの急な発熱でキープレイヤーのダニ・ロレンソを欠いたことが戦術的な大打撃であったと説明しました (via ElDesmarque)。
フネス監督は判定に対しても不満を爆発させており、『マドリードの選手には、息を吹きかけただけでファウルを取られる。一方、我々に対しては血が出ない限りファウルは鳴らない。アトレティコ戦でも同じことが起きた。80分間ファウルをほとんどとってもらえず、終盤にスタッツが帳尻合わせされた』と強い言葉で批判。さらに、試合中にフリーキックのキッカー決定を巡って不満を見せた若手チュペに対し、監督は『キッカーの順番は練習での成功率で決めている。順番に文句があるなら、平日の練習でシュートを四隅に突き刺して実力を証明してみせろ』と言い放ち、規律と謙虚さを求めました (via SPORT / ElDesmarque)。
CDエルデンセ
CDエルデンセは、テネリフェから31歳のベテランFWワルド・ルビオを2027年までの契約で完全移籍で獲得しました。24時間前にレガネスに敗れた攻撃陣の弱点を埋めるため、快速とスペース突撃力を誇るウインガーを確保。エルデンセのクリエイティブ・セクションを活性化させることが期待されています (via SPORT / MARCA)。
CDテネリフェ
CDテネリフェはドイツのSchalke 04から、26歳のセネガル人FWクリスティアン・ゴミスを買い取りオプション付きのローンで獲得。身長1.85mで、昨季ブンデス2部で時速36kmを記録した快速の持ち主です。エニック・ガジェゴに依存していた前線に機動力とスピードを加え、アルバロ・セルベラ監督の戦術に変化をもたらします (via MARCA)。
ディレクターのマヌ・ギルは、移籍市場が閉まる火曜日の23:59までにさらにもう1人獲得する準備を進めており、最終日のギリギリまで動く方針です (via MARCA)。
レアル・オビエド
アルバセテ戦の直前でピヴォテのアルベルト・レイナが先発から外れたことで移籍の噂が飛び交いましたが、カレロ監督は『単なる筋肉の違和感による欠場。彼の態度には一切の問題もない。動ける選手を起用しただけだ』と語り、サポーターの不安を一掃しました (via SPORT)。
新加入のカルロス・ドミンゲスが上々のデビューを飾り、カンテラ出身のディエゴ・メネンデスもリーグ戦初出場を果たしました。また、負傷離脱中のエース、クリス・ラモスの復帰が近づいています (via SPORT)。
レアル・サラゴサ
レアル・サラゴサは3部(Primera RFEF)の開幕戦でナスティック・タラゴナに2-0で敗北。開始わずか2分で元サラゴサのバキスに古巣対決ゴールのヘディングを浴び、後半終盤にセグラにダメ押し弾を許しました (via MARCA)。
イバイ・ゴメス監督は『このカテゴリーから2部に戻ることは決して簡単ではない。イージーミスを減らす必要がある』と痛感。市場最終盤の動きとして、Europa所属のアルナウ・カンペニーの獲得交渉を進めています (via SPORT / MARCA)。
CDカステリョン
CDカステリョンは、登録選手枠の整理(現在27名)のため、戦力外となっていたDFホセ・アルベルトを3部のザモラへローンで放出しました。強化担当のパブロ・エルナンデスは、火曜日の市場閉幕までにさらなる選手放出を進める見込みです (via MARCA)。
RCセルタ
RCセルタはホームでのAthletic戦は0-2の完敗を喫し、手痛い2連敗。前半終了時にクラウディオ・ジラルデス監督は怒りの4枚替えを決行するも実りませんでした。ジラルデス監督は『もし許されるなら、前半でチーム全員を交代させたかった。0-2での敗北は悲惨。守備組織や強度が全くダメで、頭を使わずに気持ちだけで守っていた。プロ選手なんだから移籍市場が言い訳になるなら別の仕事をした方がいい』と怒りを露わにしました (via MARCA / ElDesmarque)。
一方、ベテランのイアゴ・アスパスも『最初の決定機をウィリオットが外した直後に失点し、そこから後手に回った。過酷な1週間でホーム2連敗は全くの予想外だが、まだ35試合ある』と悔しさを滲ませています (via MARCA)。
アスレティック・ビルバオ
アスレティック・ビルバオはセルタを相手にアウェイで0-2の完勝を収め、エディン・テルジッチ新監督に就任後初の白星をもたらしました。前半20分にアレックス・ベレンゲルが見事なコントロールカーブを突き刺して先制すると、わずか100秒後には中盤でのガラレタのボール奪取からロベルト・ナバロが抜け出して冷静に追加点を決めました (via MARCA / Estadio Deportivo)。
テルジッチ監督は『第3戦にしてようやく望むような強度のサッカーを表現できた。選手たちを信頼して起用したことが勝利に繋がった』と安。中盤で君臨したゲレナバレーナとガラレタの安定感に称賛が集まっています (via MARCA / Mundodeportivo)。
【本日の総括】
移籍市場の締め切りが目前に迫る中、ラ・リーガのピッチ内外では劇的なドラマが同時多発的に発生しています。1部復帰のデポルティーボがオーバメヤンの大車輪の活躍で大きな初白星を収め、アトレティコがジュリアン・アルバレスの残留濃厚とともに練習再開へ向け一致団結する一方、バレンシアは守備崩壊で危機的状況。セビージャやベティス、ソシエダは新戦力の確保と放出のパズルに頭を悩ませています。泣いても笑っても移籍市場の閉幕まであとわずか、各チームの生存を懸けたラストスパートに注目です。
