アトレティコ・マドリード

退団騒動の渦中にあるジュリアン・アルバレスが、木曜日の練習も2日連続で無断欠席しました。クラブ側は「体調不良」と説明していますが、実際はバルサ移籍を強硬に志向する選手側と、バルサへの売却を『0%』と完全拒否するクラブ側との間で、話し合いは完全に泥沼化しています。アトレティコはArsenalへの売却(1億5000万ユーロのオファーの噂)のみを許可する構えですが、選手本人はプレミアリーグへの復帰を拒み、スペイン残留を希望しています。精神的に限界を迎えており、家族にも脅迫が届くなど事態は深刻化しています。さらに、3月の時点で「6月20日までに1億5000万ユーロを提示すれば移籍を認める」という条件がクラブから出されていたことも明らかになりました (via Estadio Deportivo)。

練習場では、フットボール部門プロフェッショナルディレクターのマテウ・アレマニー氏が、電話対応に終始追われる緊迫した姿が目撃されています (via SPORT)。

その一方で、シメオネ監督は土曜日のセヴィージャ戦に向けて準備を急いでおり、負傷のセルロートと欠席のジュリアンを欠く前線で、ルックマンとジュリアーノの新たな2トップをテストしました。中盤にはイ・ガンイン、バエナ、バリオスに加え、コケやカルドーゾを試しています。なお、別メニュー調整だったクティ・ロメロが控え組の練習に完全合流しました (via MARCA)。

また、去就問題ではベンフィカがウルグアイ代表DFホセマ・ヒメネスの獲得に強い関心を示しており、移籍期限ぎりぎりまで交渉が続けられる見通しです (via MARCA)。

フランス代表MFトマ・レマルに対しては、トルコのコンヤスポルから公式オファーが届いており、アトレティコ側は給与削減の観点からも放出に前向きとされています (via Mundo Deportivo)。

さらにアトレティコは、バルサが世界王者となった所属選手の祝賀会を直前にキャンセルしたことを受けて、SNS上で『今日は我々の世界王者の名誉ある祝福の日だ』と投稿し、宿敵への皮肉たっぷりのメッセージを発信しています (via ElDesmarque)。

レアル・ソシエダ

マドリードに1-4で大敗を喫した後、キャプテンのミケル・オヤルサバルは、前半の出来には手応えを感じつつも後半の崩れを悔やみました。オヤルサバルは『前半と最初の1時間はとても良いプレーができた。マドリードと互角に渡り合い、苦しめ、相手よりボールを保持して快適だったが、ここでは90分間そうである必要がある』と語り、ベルナベウの観客が拍手を送ってくれたことについて『ベルナベウの拍手には感謝している。ククジェラの瞬間だったし、彼のために嬉しい。そこにいられて幸せだった』と答えました (via Mundo Deportivo)。

GKのアレックス・レミロも契約延長についての噂に触れ、『Realに残りたい。でも、もっと向上し、自分自身に要求を高めなければならない』と決意を語る一方で、この試合で先発デビューを果たした若手のジョブ・オチェングを大いに称賛しました (via DiarioVasco)。

この試合で際立ったパフォーマンスを見せたのが久保建英です。久保はマドリードの左サイドバックであるアルバロ・カレラスの裏のスペースを執拗に狙い、開始わずか9分で強烈な1対1から激しいタックルを誘発してカレラスにイエローカードを提示させました。その後もカレラスに対して執拗に仕掛け続け、守備面で大きな警戒を強いることに成功。これが要因となってカレラスは前半のみで交代を余儀なくされました。久保の圧倒的な推進力とドリブルの切れ味が、王者マドリードの守備陣を大いに混乱させました (via SPORT)。

なお、現地ラジオ番組「Carrusel Deportivo」の解説陣は、オヤルサバルの才能を絶賛し、1億5000万ユーロとも言われるジュリアン・アルバレスの価格を引き合いに出しながら『オヤルサバルは純粋な天才だ。ジュリアンよりはるかに優れた選手だ』と称えています (via Mundo Deportivo)。

レアル・ベティス

ベティスは期待の若手ミッドフィールダー、ニャンゴロ・ブアレのラージョ・バジェカーノへの完全移籍を公式に発表しました。移籍金は50万ユーロで、ベティスは将来的な売却時の50%の権利を保持しています。しかし、この移籍の裏には大きな確執がありました。ブアレがベティスの提示した3年の契約延長オファー(金額やトップチームでの役割が折り合わなかったもの)を断った際、クラブ側から『契約を更新しないのであれば、今シーズンは1試合も出場させず、丸1年スタンドに塩漬けにする』という厳しい脅しをかけられており、ブアレはそれに屈する形で今回の移籍を承諾したとのことです (via Estadio Deportivo)。

また、コロンビア代表MFネルソン・デオッサに対して、メキシコのクラブ・アメリカが強い関心を示しています。ベティスは1500万ドル(約1300万ユーロ)を要求していますが、クラブ・アメリカ側は値下げを迫っています。ただ、デオッサ本人はバレンシア戦で先発起用されるなどペレグリーニ監督からの信頼を取り戻しており、移籍には消極的な姿勢を見せています (via Estadio Deportivo)。

クラブは木曜日に開催される21年ぶりのチャンピオンズリーグ抽選会に向けて、ポット2での参入や新フォーマットでの戦いに胸を膨らませています (via ElDesmarque)。

バレンシアCF

18歳の極めて高いポテンシャルを持つFWダビド・オトルビについて、クラブは今夏の移籍を全面的にブロックすることを決定しました。ディエゴ・ロペスの負傷やアンドレ・アルメイダの放出の可能性、ダンジュマの去去不透明な状況からウイングが手薄になっており、コルベラン監督はオトルビの才能を高く評価し、今季はリザーブチームではなくトップチームで多くの時間を与える意向を固め、選手側にもその旨が伝達されました (via SPORT)。

攻撃陣の補強としては、リーズ・ユナイテッドで背番号を剥奪されたベルギー人ウイング、ラルジー・ラマザニの獲得に向けて交渉を行っています。コルベラン監督は彼を単なるサイドの選手ではなく、トップ下(10番)としての起用を想定しています。さらに、イタリアのカリアリから攻撃的MFセバスティアーノ・エスポージトの動向も調査していると報じられています (via ElDesmarque)。

RCセルタ・デ・ヴィゴ

木曜日の夜に控えるオササナ戦に向け、クラウディオ・ヒラルデス監督はプレミアリーグのノッティンガム・フォレストへの移籍騒動に揺れていたDFハビ・ルエダを招集メンバーに含めました。監督は『彼を招集リストに加えるのが最も一貫性のある決定だった』と語り、先発で起用する可能性を匂わせています。チームは負傷のボルハ・イグレシアスと新戦力のドリオゥエシュを欠き、前線はジュトグラとパロ・ドゥランがスタメン枠を争う見込みです (via SPORT)。

セヴィージャFC

セヴィージャとラージョ・バジェカーノは、アドリア・ペドロサの買取オプションなしの1年レンタル移籍で基本合意に達しました。ペドロサはすでにマドリードへ向かっており、メディカルチェックを通過した後に正式サインを行う予定です。これによりセヴィージャは不要な登録枠と給与を削減することに成功しました (via Estadio Deportivo)。

さらに、クラブの練習場「ホセ・ラモン・シスネロス・パラシオス」の入り口にある、世界選手権やオリンピックを制覇した輩出者たちを称えるメモリアルボードに、2026年W杯でスペインを世界王者に導いたルイス・デ・ラ・フエンテ監督の肖像画が新たに掲げられました。彼はかつてセヴィージャのユース監督として、アントニオ・プエルタやヘスス・ナバスらを育て上げた経歴を持ちます (via Estadio Deportivo)。

ヘタフェCF

パルティザンとのカンファレンスリーグ・プレーオフ第2戦を控え、ホセ・ボルダラス監督は『我々にとって、第1戦の3-1のリードはすでに過去のもの。完全に新しい試合が始まる』と強調。ベオグラードの熱狂的なアウェイの雰囲気に向けて選手たちの気の緩みを強く引き締めました。また、深刻な選手層の薄さから大きなローテーションを組むことは不可能だと不満をこぼしています (via Estadio Deportivo)。

前節のレーシング戦でPKを止める活躍を見せた守護神ダビド・ソリアは、試合後に元同僚であり現在レーシングでプレーする若きGKフレン・アギレサバラと温かい言葉を交わしました。アギレサバラがバレンシアでの過酷な日々について『昨年、バレンシアでは本当にひどい目に遭った』と漏らしたのに対し、ソリアは『プレッシャーのかかるレンタル移籍は本当に厳しいものだ。しかし、最も大切なのは、自分がしっかりと練習を積める環境に身を置くことだ。落ち着いていけ』と、先輩として優しいエールを送りました (via ElDesmarque)。

アスレティック・ビルバオ

前節のユーリ・ベルチチェの理不尽なレッドカード判定に対し、クラブは処分取り消しを求める控訴手続きを継続する中、木曜日のバルサ戦に向けた24人の遠征メンバーにユーリを敢行して同行させました。エディン・テルジッチ監督は、先発復帰が待たれるニコ・ウィリアムズの状況について『ニコの起用には極めて慎重になる必要がある。スタッツを見れば、彼が最後に90分フル出場したのは今年1月だ。ベストの状態に戻すためにトレーニング後に毎回話し合っている』と話し、過度な負荷を避ける考えを示しています (via Mundo Deportivo)。

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

元バルサで、イングランドのウェストハムやフルハムで実績を積んだ快速ウイング、アダマ・トラオレの獲得を正式発表しました。トラオレはフリーエージェントとしてデポルティーボに加入し、2028年6月までの契約に合意。Riazorのファンにとって非常に魅力的な補強となり、かつてバルサで共演したオーバメヤンとの強力なホットライン結成に期待が高まっています (via Estadio Deportivo)。

ジローナFC

バレンシアへと移籍したアルナウ・マルティネスの代役として、アトレティコ・マドリードの若き右サイドバックであるハビ・ボニャールの獲得を正式発表しました。ボニャールは2030年までの長期契約を締結。スピードと対人の強さを武器に、ジローナのサイドバックラインを支える期待の若手です (via MARCA)。

CAオサスナ

木曜日の夜のセルタ戦に向けて、主力ミッドフィールダーのアイマール・オロズが前節の疲労から膝に筋肉痛を訴えており、スタメン出場は前前日の練習状況を含めて流動的となっています。また、移籍の噂が絶えないDFエンゾ・ボヨモについてもスタメンから外れる可能性があり、ヘランドとカテナのセンターバックコンビが濃厚となっています (via Mundo Deportivo)。

RCDエスパニョール

バイエルン・ミュンヘンからの期限付き移籍が合意に達したブライアン・サラゴサが、本日バルセロナにてメディカルチェックを受診し、正式に契約書にサインします。買い取りオプションは特定の出場試合数を達成した場合に自動発動する形式となり、エスパニョール待望のドリブラーがついに加入することになりました (via Mundo Deportivo)。

また、昨夏レアル・ソシエダから加入したMFウルコ・ゴンサレス・デ・サラテは、古巣との対戦を前に『アノエタに敵として戻るのは特別だ。非常に厳しい試合になるが、僕たちは勝ち点3を持ち帰るために全力を尽くす』と語り、マノロ・ゴンサレス監督の下での自身の確実な成長に大きな自信を見せています (via Mundo Deportivo)。

UDラス・パルマス

ルベン・デ・ラ・バレーラ監督は、土曜日のジローナ戦を控えた会見で、開幕からの競争力の維持を厳しく要求し、『このクラブでは誰もレギュラーを約束されていない。ピッチに立ったら結果を出し、走り続ける必要がある』と語り、怪我人が戻ってくればチームはさらに上のステップに進めると強い確信を示しました (via Mundo Deportivo)。

スポルティング・ヒホン

Orlegi Sportsのスカウト責任者であったヘラルド・ガルシアの突然の解任劇について、ニコラス・ラルカモン監督は金曜日のテネリフェ戦に向けた会見で言及しました。監督は『解任は市場終了後というタイミングで決まり、非常に残念に思う。彼とは長い付き合いで、人柄も素晴らしかった』と惜しむ一方で、『チームは目の前の戦いに100%集中しており、アウェイでも自分たちのアイデンティティを示し、勝利を目指す』と団結を呼びかけました (via SPORT)。

レアル・オビエド

中盤のキーマンであるアルベルト・レイナに関して、今シーズン中に「25試合出場(うち一定時間以上のプレー)」を果たすと、契約が自動的に2028年まで1年間延長される特別な条項が存在することが判明しました。これを受け、クラブ側は来年1月にフリーで放出するリスクを避けるため、早急に新たな条件での長期契約に向けた話し合いを開始したい考えです (via SPORT)。

レアル・サラゴサ

37歳になったばかりのアンデル・エレーラが、母国サラゴサへの熱い愛情を英国メディアに対して語りました。エレーラは『プロになる機会を与えてくれた自分の愛するクラブを助けるために、給与を全額返上してここでプレーできることを誇りに思っている。これは私自身への最高のプレゼントであり、私のサッカーにおける最後の夢を叶えることだ』と語り、情熱が全く衰えていないことをアピールしました (via ElDesmarque / SPORT)。

また、かつてHuesca対ザラゴサの試合中に感情を失い暴力を振るって13試合の出場停止処分を受けていたGKエステバン・アンドラーダが、処分のすべてを消化して所属元のモントレーで復帰を果たしたことが報じられています (via Mundo Deportivo)。

CDカステリョン

サバデルとのホーム開幕戦を0-0で終え、カステリョンの攻撃力不足に警鐘が鳴らされています。昨季20ゴールに絡んだアレックス・カラトラバやシペンガが移籍し、さらにエースのヤコブセンが直前のウォーミングアップで負傷離脱したことが直撃。この試合のゴール期待値(xG)はわずか1.02と低迷し、パブロ・ヘルナンデス監督は新戦力を含めた前線のコンビネーション構築を急いでいます (via SPORT)。

FCカートリッジェナ

今週末に控えるアルヘシラスとの開幕戦に向けて、チームは9年間続いている「開幕戦未勝利の呪い(5敗3分)」を打ち破るべく並々ならぬ覚悟で調整を続けています。イニゴ・ベレス監督はこの重いジンクスに終止符を打ち、今シーズンを最高の形で滑り出す決意です (via SPORT)。

【本日の総括】

ラ・リーガの男子チームは、移籍市場閉幕まであと5日と迫る中、ピッチ内外で極限の緊張感に包まれています。アトレティコでのジュリアン・アルバレスの無断欠席に代表される移籍市場の混沌は、各クラブの戦術調整に多大な影響を及ぼしています。一方で、ソシエダの久保建英がマドリード相手に見せた驚異的なサイド破壊力や、各中堅・下位クラブのサバイバルに向けた緊急の補強劇は、今シーズンのラ・リーガがかつてないほどの激戦になることを物語っています。