バジェカススタジアムの深刻な安全性問題と開幕アラベス戦のレガネス代替開催の危機
夏の間に発生したスタジアムを巡る深刻な問題は、新シーズンの開幕を前にして大きな混乱を招いています。ラ・リーガのホーム開幕戦となるデポルティボ・アラベス戦(8月20日21:00開始予定)を控える中、本拠地エスタディオ・デ・バジェカスの施設状況は極めて劣悪な状態にあります。安全上の重大な欠陥が指摘され、スタジアムを所有するマドリード州は、安全基準の著しい不適合や老朽化を理由に、改修工事を実施する間、ラージョ・バジェカーノからスタジアムの使用権を一時的に剥奪しました。
この危機的状況に対し、近隣クラブのレガネスが協力的な姿勢を示しました。マドリード州の仲介もあり、レガネスは8月10日に公式声明を発表し、アラベス戦の代替会場として自らの本拠地であるエスタディオ・デ・ブタルケをラージョに提供することに合意。これにより、多くのバジェカスサポーターがレガネスまで移動を強いられる見込みです。
一方で、ラージョのラウル・マルティン・プレサ会長は、依然としてこのアラベス戦をバジェカスで開催できると強く信じており、強気な姿勢を崩していません。しかし、スタジアムの惨状を示す動画が次々とインターネット上で明るみに出るにつれ、バジェカス開催の可能性は日に日に失われつつあります。
なお、その次のホームゲームである9月5日のラシン・サンタンデール戦については、現時点でどこで開催されるか正式な決定は下されていませんが、クラブ側はそれまでにバジェカスに戻れると信じています。このスタジアム問題をめぐり、サポーターとクラブ経営陣の間で激しい論争と対立が続いています。(via Mundo Deportivo)
ラシンや海外クラブと争奪戦を展開するジローナMFイバン・マルティン獲得への関心
移籍市場の閉幕が迫る中、ラージョ・バジェカーノはジローナに所属する実力派ミッドフィールダー、イバン・マルティンの獲得に向けて関心を示し、移籍の条件について問い合わせを行いました。
イバン・マルティンは、昨シーズンに降格の憂き目に遭ったジローナにおいて、ミチェル監督の戦術の要として最も重用された中心選手です。ラ・リーガでロングパス精度第6位(70.67%)、オフェンスデュエル勝利数第8位という極めて高いスタッツを記録。ジローナの歴代出場数でも上位15名に入るなど、中盤の絶対的な柱でした。
選手とジローナとの契約は2028年まで残されており、設定されている契約解除金は2000万ユーロ、さらに保有権の30%をビジャレアルが維持しています。しかし、ジローナが2部に降格したため、実際の移籍金は規定の解除金よりも大幅に引き下げられた金額で合意に達する可能性が高いとみられています。
選手本人はスペイン国内にとどまり、1部リーグのプロジェクトで重要な役割を担うことを強く望んでいます。ただし、彼に対してはラージョだけでなく、ラシン・サンタンデールも獲得に向けて同様に条件を問い合わせており、さらにトルコの2つのクラブやギリシャの名門パナシナイコスからも具体的なオファーが届いています。激しい争奪戦の中で、選手自身がキャリアにとって最善の決断を下すために、今後数週間の動向を注視することになります。(via ElDesmarque)
開幕戦で激突するセビージャの最新背番号発表とラージョ戦への布石
新シーズンのラ・リーガ開幕戦は、今週の土曜日に敵地でのセビージャFC戦が予定されています。この一戦に向けた対戦相手の動向として、セビージャはラージョ戦を目前に控え、今季の公式背番号を発表しました。
セビージャでは、移籍市場での動きが不透明な部分を残しつつも、フアンル・サンチェスがつけていた伝統の背番号16を、生え抜きFWのイサク・ロメロが受け継ぐことが決定しました。この16は、2007年に現役中に亡くなった名選手アントニオ・プエルタへの敬意を込めて、下部組織出身の選手のみが着用することがクラブの慣例となっています。
セビージャはかつてこの背番号16の永久欠番化をラ・リーガに要請しましたがリーグの規定により認められず、それ以来、ダビド・プリエト、ディエゴ・カペル、ホセ・カンパーニャ、アントニオ・ルナ、アルベルト・モレノ、ルイスミ・サンチェス、フェデ・ファシオ、そして長年チームを支えたヘスス・ナバスらがこの伝説の番号を背負ってピッチに立ってきました。今回の決定は、クラブがイサク・ロメロを新シーズンの前線の軸として全幅の信頼を置いていることの明確なメッセージでもあります。
セビージャはまだ登録選手数が14名にとどまっており中盤などの戦力補強を急いでいますが、伝統の背番号を胸にまとった若きエースたちが、土曜日の夜にラージョを迎え撃つ準備を整えています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
ラージョ・バジェカーノは、マドリード州からバジェカススタジアムの使用権を安全上の理由で一時剥奪され、開幕のアラベス戦をレガネスのブタルケスタジアムで戦うという重大な局面に直面しています。フロントとファンの間で対立が深まる中、ピッチ外の混乱を乗り越えて今週末のセビージャとの開幕戦に挑みます。また、移籍市場では降格したジローナの中盤の要であるイバン・マルティン獲得に向けて争奪戦を繰り広げており、新シーズンに向けた戦力補強とスタジアム再建の両面で重要な時期を迎えています。