ディエゴ・パブロ・シメオネが仕掛けた「マドリード解体計画」右サイド集中攻撃と徹底された事前準備の全貌
ディエゴ・シメオネ監督が宿敵モウリーニョを完全に打ち破った綿密な戦術プランの全貌が判明しました。
シメオネ監督が狙い定めたのは、レアル・マドリードの左サイド(ククレジャとウィフセン)の脆弱さです。特にヴィニシウス・ジュニオールが守備に戻らず、立ち上がり20分間はバックランすらほぼ行わない点に着目しました。
シメオネ監督は右サイドに、抜群のドリブル技術を持つイ・ガンインに加え、フィジカルの強さを誇るマルク・プビル、マルコス・ジョレンテ、ジュリアーノ・シメオネの4人を集中配置。イ・ガンインはジョナタン・デイヴィッドとのツートップでありながら右サイドへ流れて起点となり、右SBのマルク・プビルは果敢に上がり、マルコス・ジョレンテはボランチの位置から右奥へと飛び出しました。マルコス・ジョレンテの背後はアンカーのカルドソが完璧にカバーしています。
さらにシメオネ監督はダービー直前最後のトレーニングで『相手バックラインの背後へ通すロングクロス』を徹底的に練習させていました。これが試合で結実し、1点目は右からのジュリアーノの侵入でウィフセンからPKを誘発。2点目は右サイドのイ・ガンインからの絶妙な裏へのスルーパスにジョナタン・デイヴィッドが抜け出してゴールを奪いました。
アトレティコの全攻撃の48%がこの右サイドから繰り出され、前半だけで7回エリア内へ侵入。守備でもジュリアーノが5人目のDFとしてヴィニシウス・ジュニオールを監視し、マルク・プビルとCutiロメロがムバッペを封殺。後半は警告を受けたマルク・プビルに代えてマルコス・ジョレンテを右SBへ下ろし、コケを投入してポゼッションを高めて試合をコントロールしきりました。(via MARCA)